テレビがもたらす予期せぬPR効果とは?オリンピック編
コラム
女性視点×PR
2023.02.27

テレビがもたらす予期せぬPR効果とは?オリンピック編

ピョンチャンオリンピック、日本は冬季オリンピック最大のメダル数で無事終わりましたね。
スケートやスノーボードなど日本中を大いに沸かせましたが、皆様の印象に残っているのは女子カーリング”そだねージャパン”ではないでしょうか。

日本カーリング史上初のメダル・愛くるしい笑顔・「そだね~」という北海道の方言など話題になるものが多くありましたが、PR視点で見てみると、彼女たちが休憩中に食べていたお菓子のPR効果が気になりました。

これもかなり話題になっていますよね。

テレビでは、このように予期せず絶大なPRになることがあります。

オリンピックで言えば、羽生結弦選手がプーさんグッズを持ち歩いていたことからプーさんグッズがバカ売れしたり、ドラマでは石原さとみさんが着ている服が毎回品切れになったりと……。
(アパレル編は私も大変興味があるのでまた今度書きます)

今回、カーリング女子達が食べていて話題になっているお菓子は北海道北見市の老舗和菓子店・清月の「赤いサイロ」という商品で、カーリング女子が休憩中にこのお菓子を食べていたことを同社社長がTwitterにアップしたところ話題を呼び、いつもの10倍以上の注文があり生産が追いつかない状態だそうです。

この商品がこれだけのヒットになっているのは、勿論テレビの効果がが要因としてあります。
しかしそれだけではなく、いち早くTwitterにアップしたことが鍵と言えるでしょう。

テレビを見て視聴者が少し気になりだしたところで、SNSでまさに話題のものを拡散する。
爆発的な広がり方になりますね。

今の時代はテレビだけでもダメ、SNSだけでもダメな時代になってきました。
テレビを中心としたあらゆるメディアを駆使して、チャンスを逃さないようにしたいですね。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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