コラム
成功事例×PR
2016.09.20

顧客のファン化

暑さも和らぎ、少し肌寒さを感じる9月になりましたね。
9月は食欲・読書・スポーツと、何かと行動を始めるのに丁度良い季節です、
私も、この秋からは少し怠っていた読書を再開しようと動き出しました。

そこで、本を買おうとショッピングセンターに行ったのですが
行きつけのショッピングモールで、ふとスターバックスの新作を目にしました。
特に、スターバックスが大好きという自覚はないのですが、
私は、何かと季節毎の新作が出ると気になってついつい買ってしまい気が付くと、
各シーズンのすべての商品を飲んでいます。

そこで、今回は「顧客のファン化」を行うアピール方法についての紹介をしたいと思います。

1、伝えるメッセージを絞る事で、生活者にイメージを持たせる
「マクドナルド」・「モスバーガ―」はハンバーガーのイメージが違いますよね、
マクドナルドは安くて速い、モスバーガーは少し高値で健康志向。
消費者の喜ぶモノを提供するという、同じ目的でも自分の取るべきポジションによって
発進するべき情報を絞ります。
同じ内容の情報に何度も接触する事で、初めて消費者は頭の中でイメージする事が
可能になります。早く食べる時はマクドナルド、少しゆっくり健康にいい物を食べるにはモスバーガ―と
すぐにイメージが出来る状況を消費者の頭の中に作っておく事で、無意識のうちに生活者はサービスや商品を利用し始めるのです。

2消費者の為になる情報を発進する
普段生活していると、たくさんの情報に触れるので、自分にとって都合の良い情報、知りたい情報しか記憶に残りません。
「サントリーのハイボール」のPRがとても良い例です。サントリーは、ウイスキーやハイボールの宣伝と並行して、【ウイスキー1:ソーダ3~4】という、おいしいハイボールの割合を提案しました。居酒屋に誰でも黄金比でハイボールが作れる「ハイボールタワー」を設けるほどです。
消費者の知りたい(ハイボールのおいしい割合)を提案する事で、サントリーは美味しいハイボールを提供するメーカーという信頼を獲得しました。

3、伝え方にこだわる
何を伝えるかではなく、誰に伝えてもらうかにこだわります。
スタバの新作情報も最近話題の「君の名は」の流行も、ポスターやテレビよりも
友人のツイッターやインスタからの情報の方が、接触機会が多いのではないでしょうか?
「美味しい・面白い」など、身近な人が発進している情報からだと、その商品やサービスに対する信頼度も高くなるのは当然ですよね?

まとめると、まず自分の強みを理解して、発信するべき情報を絞ります。
その中から、消費者の知りたい情報を的確なルートで伝え、消費者の共感や信頼を獲得する事で初めて企業やサービスのファンが増えてゆくのだと思います。

皆さんも、新たな顧客を増やすだけでなく、自社のファンを増やす方法を考えて見てはいかがでしょうか?


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事