6月も中旬に入り、梅雨本番。
毎日じめじめとした天気で、気持ちも体もスッキリとしない日が続きますね。
こんな気持ちが晴れないときに限って仕事は忙しく、トラブルや複雑な案件が回ってきたりして困ったものです。
夏が待ち遠しいですね。
今回は、PR活動の課題である「効果測定」について取り上げてみたいと思います。
普段PR活動を行っていると
「PRの目標はどうやって設定しているのか?」「成果・効果はどうすれば測定できるのか?」
といったようにマーケティング視点での効果をよく質問をされます。
広報に従事される皆様も一度は、聞かれたことがあるかと思います。
そして、
「効果測定」の部分をこれまで曖昧にされてきた方も多いのではないでしょうか?
その結果として他部署や経営陣がPR活動に理解を示さず予算を出さないというケースはよく耳にします。
現在「効果測定」については、露出件数と広告換算値にて数値化するのが一般的です。
ただし露出量や換算値に固執しすぎてしまい、そこをゴールにしてしまうと本末転倒な事態を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
露出の量を増やすことは、もちろんいいことであり重要なことですが、
本当に大切なのは、露出したのちに起こる変化です。
その媒体に露出することによりどれくらいのリーチ数があり、ユーザーにどのくらい興味や注意あるいは購買意欲を植え付けることが出来たのか等を数値化することにより変化、質の部分を明確にすることが出来ます。
そもそも広告とPRでは同じ面積で露出したとしても露出の意味が異なります。
広告は、広告主の主観であり、メディアによる客観的な記事とは異なるためユーザーが感じる信頼性が大きく違います。
広告に比べてPRでの露出は3倍、あるいは10倍の価値を持つという企業もあるくらいです。
広告換算値という全く同じ評価基準で指標とすることには無理があるのは当然ですね。
現在、あらゆるPR施策に広く適用できる普遍的な測定方法はないのではないでしょうか?
そこで各サービスやプロジェクトごとに、まずPRを活用し達成する具体的な目標を定め、それが達成できているかどうかの評価基準として露出の量と質の双方を測定し数値化していくこがより重要になってきています。
皆様も今一度、設定された目標とそれに対するPR施策の過程や結果を可視化してみてはいかがでしょうか?
普段の努力をアピールできるいい機会かもしれません。