【ユーザー体験型PR】
コラム
経営戦略×PR
2016.01.15

【ユーザー体験型PR】

新年明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い致します。

今回は、去年業績好調だった企業の商品PRについて取り上げたいと思います。

ご紹介するのは、自動車スバルで有名な富士重工業。
2015年9月の中間決済では、過去最高益を記録しました。

そんな富士重工業では、面白い手法で昨年の10月に新車発表会を行いました。

一般ユーザーにより身近にスバルの良さを体感してもらいたいとの思いから、
報道関係者と一般ユーザーを招き「アクティブライフプレゼンテーション」という名の新車発表会と実際にオフロードを走れる体験試乗会を東京・昭島市にある商業施設「モリパーク アウトドアヴィレッジ」にて開催しました。

新型車発表時にオフロードを走ることができる一般向けの試乗会というのは、初めての試みとのことで会場には、30媒体以上のメディアが参加しました。
またSNSや特設サイトで一般ユーザーを募ったところ30組の募集枠に対して600組の応募があったそうです。

当日イベント会場では、新車発表だけでなく最大傾斜約27度の山道や深い水たまりなどのオフロード走行し走破性と安全性を体験できるプログラムやSNS用のハッシュタグや写真用のアイテムを提供し口コミ拡散の後押しを行ったことでイベントは大成功に終わりました。

富士重工業では、今回のイベントや工場見学ツアーなど参加型のプログラム運営の強化を行いスバルユーザやファンの満足度を高めるコミュニケーション(PR)を通じて、『スバルってなんかいいよね』と思ってもらえることを最終的な目標としているそうです。

これからは会社やブランドの評判を高める活動において、
より身近に体験・体感できるような施策(PR)を行い消費者やユーザーに対して満足感を与えることが必要なっていくのではないでしょうか?

皆様もぜひ、エンドユーザーに響く施策(PR)を検討してみてくださいね。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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