SNSで「低予算広報」をする5つのメリットと4つの注意点
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2026.06.10

SNSで「低予算広報」をする5つのメリットと4つの注意点

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この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、SNSを活用して「低予算の広報・PR」をすることのメリットや注意点などに関してお話しします。

特に「できる限り低予算で広報・PR発信をしたい」という方や、「すでに企業公式SNSアカウントは持っているものの思うように活用できていない」という方におすすめの内容となっています。

本記事では、SNSで低予算で広報・PRをするメリットや注意点などについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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SNSで低予算広報・PRをする5つのメリット

それではSNSを活用して低予算広報・PRをすることの主なメリットを挙げていきます。SNSにどことなくオープンなイメージを持っている人は多いと思いますが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

メリット①:低予算でも広報・PR発信がしやすい

大前提としてSNSは低予算でも広報・PR発信がしやすいプラットフォームです。多くのSNSでは無料でアカウント作成が可能ですし、投稿まで無料でできます。

それでいて「バズり」により爆発的に拡散される場合もありますし、そこまではいかなくても継続位的に発信していけば、「フォロワー数ゼロ」からでも認知度を上げたり、利益につなげたりもできますよね。

SNSによっては有料プランもありますが、それも極端に高額ではありませんし、ベンチャー~中小企業などで広報・PR部署の予算が少ないケースでも無理なく導入しやすいはずです。

メリット②:メインターゲット層に合う発信がしやすい

幅広い層がSNSを利用しているので、まずどのSNSを使うかを選んで、選んでSNSでアカウントを作って「メインターゲット層が興味を持つ投稿」をすれば、そのものずばりメインターゲットに向けて低予算で発信できます。

例えばテレビCMはアプローチする範囲が広すぎて、「メインターゲット層を中心に届ける」のも難しい場合がありますが、それと比較するとSNSは「アプローチ効率」を高くしやすいといえるでしょう(発信してもほぼ無意味な層に対して、情報が届くことが少ない)。

✅大手SNSの特徴は?

ちなみに大手SNSの特徴を簡単にまとめると以下の通りです。

  • X(Twitter):老若男女ユーザー層が幅広い。迷うならX(Twitter)がおすすめ
  • Instagram:若年層向け。特に美容、ファッション、飲食などで強い
  • TikTok:若年層向けトレンド商品・サービス、エンターテインメント系などで強い

もちろん複数のSNSを利用しても構いません。ただし管理や発信にかかるコストが増えるので、まずは単独のSNSで1つだけアカウントを作るのが無難かもしれません。

メリット③:ユーザーと直接的にコミュニケーションできる

多くのSNSにおいてユーザーと直接的にコミュニケーションできます。例えばX(Twitter)なら、ユーザーの投稿にリプライを送る、引用リポストをするなど。これによって対象ユーザーのファン化を促すことができますし、コミュニケーション外のユーザーにも「信頼しやすい」「親しみやすい」などの印象を与えやすくなりますよね。

「顔は見えない」とはいえ、他に低予算でユーザーとダイレクトにやり取りできる施策はなかなかありませんよね。そういった意味でもSNS活用はコストパフォーマンスを良くしやすいといえるでしょう。

✅あまり認知度が高くないうちは全ユーザーに反応する選択肢さえある

企業や商品・サービス、そしてSNSアカウントの認知度が高くないうちは、こちらに言及するような一般ユーザー投稿はそれほど多くならないはずです。そしてリソース的に可能なら、全ユーザーに反応(リプライ、引用リポストなど)してもいいでしょう。ある程度時間はかかりますが、それをするだけの効果は期待できます。

メリット④:口コミが発生しやすい、拡散が起きやすい

近年、インターネット(特にSNS)の発展によって一般ユーザーでも爆発的・自発的に情報収集をするようになり「情報を見る目」が厳しくなったといわれています。そのため例えば有料広告に関しては「都合の良いことしか言わない」、「お金させ出せば誰でも出稿できる」と捉え、あまり信用しない人も増えたのだとか。

よって「利害関係にない第三者の声」であるSNSなどでの「口コミ(投稿)」の価値が相対的に上がっていると見られています。そしてこの口コミはSNSの性質上「拡散」される可能性があり、そうなればそれが自動的に「広告塔」になってくれるのです。

広報・PR担当者の中にも自身の性格やライフスタイルの関係上、「他人の口コミは信用しない」、「他人の口コミに影響されてどうする」とお考えの方もいるかもしれません。内心はそのマインドのままでも構いませんが、ビジネスで広報・PR活動をする上では「現代における口コミの価値」をきちんと認めた上で動きましょう。俗っぽい話になりましたが重要なことです。

✅口コミの増加は意図的に狙える

しかし大手企業・有名企業でもなければ、そのままではほぼ口コミが発生しない可能性もあります。そのためハッシュタグの利用、「口コミ投稿者に抽選で○○プレゼント」などの促し、口コミ投稿に反応をする、などの方法で意図的に口コミの増加を狙っていくことをおすすめします。

ただ、例えば「良い口コミをした人にのみプレゼント」などと口コミの内容を捻じ曲げようとするのは絶対にNGなので気を付けてください。

メリット⑤:低予算でも効果測定や分析がしやすい

多くのSNSに分析機能(アナリティクス、インサイトなど)が搭載されており、投稿別に閲覧数、いいね数、フォロワー増減数、クリック数などをチェックできます。そのため例えば「効率的なハッシュタグは何か」、「どの時間帯に投稿するべきか」、「入れるべきキーワードは何か」などを数値をもとにある程度導き出すことが可能です。

どのような広報・PR施策にも言えますが「やっただけで満足」は基本的にNG。しかしSNS活用の場合は簡単にPDCAサイクルを回すことができます。

SNSで低予算広報をするにあたっての4つの注意点

続いてはSNSで低予算広報・PRをするにあたっての注意点をいくつか挙げていきます。「低予算だから」というよりは「SNSだからこそ」の注意点がメインですがぜひチェックしてください。

注意点①:目に見える成果が出るまでには期間を要する場合が多い

SNS施策で目に見える成果が出るまでには、ある程度の期間を要する場合が多いです。やはり継続的な投稿を通じて、フォロワー数・閲覧数・いいね数・リポスト数などを伸ばしたり、認知度・信頼性などを上げたりする必要があるためです。

そのため短期的なマーケティング(新商品の宣伝など)にもSNSは活用できますが、それよりもむしろ長い目で見て企業自体のブランディングのためにSNSを利用するといいかもしれません。

注意点②:「ただ投稿するだけ」ではない。想像以上にリソースを要する

プライベートのSNSなら「ただ投稿するだけ」ですが、広報・PRの一環として戦略的にSNS活用をする場合は想像以上にリソースを消費します。例えばX(Twitter)で1つの投稿文を作るだけでも主に以下の要素があります。

  • これまでのデータをもとにメインターゲットに届いて心を動かす投稿文を考える
  • 投稿文に入れるキーワードを吟味する
  • 必要に応じて画像や動画を用意する
  • ダブルチェックをする

その上で一般ユーザーの投稿に反応したり、効果測定をしたりする必要もあるので、本気でSNS運用をするとなると毎日数時間はかかるかもしれません。

✅広報・PR部署社員などで分担をしつつ必要に応じてアウトソーシングもする

一人でSNSの本格的な運用をするのは難しいので、必要に応じて複数の広報・PR社員で役割分担をしましょう。また、人手不足や技術不足がある場合は、他部署社員の協力も求めるべきケースもあります。

さらに予算が許すならアウトソーシングも検討しましょう(全部でなく一部でも可)。外注に抵抗があるかもしれませんが、本当に大事なのは全部自力でこなすことではなく、「適切なSNS運用をすること」ですよね。

注意点③:投稿は1日1~3回が目安。多くしすぎない

広報・PR効果を出すために1日に何回も投稿したくなるかもしれませんが、実際には1日1~3回を目安にすることをおすすめします。投稿回数が多すぎると、投稿自体への印象は悪くなかった人でも「頻繁すぎて鬱陶しい」などと思って離れていく恐れがあります(フォロワーでもフォローを外すことも)。

また、投稿回数が多いと毎回の投稿のクオリティが下がりやすいですし、かといって十分な質の投稿をしようとすると負担が大きくなりすぎるので無理があります。そのため持続可能な運用のためにもむやみに大量投稿しない方がいいでしょう。

✅新商品発売時やキャンペーン時など特別な時期はその限りではない|リポストなども活用

ただし新商品・新サービス発売時やキャンペーン時など特別なタイミングでは投稿回数を増やすのもいいでしょう。

ただ、やはり投稿のクオリティを下げるべきではないので、「新規投稿」の代わりに自分の投稿のリポストなどをするのもおすすめです(平時でも例えば1日1回は新規投稿、もう1回は自投稿のリポスト、などとするやり方もあります)。

注意点④:更新を停止すると印象が悪い|停止する場合は事前告知がおすすめ

前触れなくSNSの更新を停止すると印象が悪いですし、「企業活動をやめたのだろうか」などと思われてしまう可能性もあります。

他SNSでは活動している、一定以上の認知度のある企業なので活動をやめたとは思われにくいなどの理由により、企業活動をやめたとは認識されない場合でも、「何も言わずにやめるとは……」とマイナスイメージにつながりかねません。また、多くのSNSにおいて投稿頻度が極端に遅いとアルゴリズム的に不利になって、おすすめ表示などがされにくくなると言われています。

そのためなんらかの理由でSNS更新を停止する場合は事前告知がおすすめです。例えば「今後の情報発信は○○(別のSNS名)で行いますので、本SNSアカウントは○月□日をもって更新を停止します~」など(停止日に向けて何回かリマインドする)。

✅時代的にもすべてのSNS投稿を停止することは避けたい

企業公式ウェブサイトを頻繁に更新している場合などは、SNS投稿をやめたくなるかもしれませんが、やはりこの「SNS時代」に一切のSNS投稿を停止するのは避けたいところです。投稿が難しくても過去投稿をリポストする、毎日は無理でも週2~3回は投稿するなどがおすすめ。

SNSで低予算広報はNG行動とコツをきちんと押さるべき(まとめ)

低予算で広報・PRを進めるためのプラットフォームとして各種SNSは非常に優秀といえます。あまりコストをかけずに十分に機能を使えるSNSが多いですし、「メインターゲットを狙って発信する」ということもしやすいといえます。

ただ、手軽だからこそ安易な大量投稿をするのはNG。かえってマイナスに働く場合が多いですし、毎回の投稿のクオリティも下がりやすくなります。きちんとした広報・PR発信のためにも、1日1~3回の投稿に留めて、すべてを作り込むことをおすすめします。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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