「バズる」は良いこと?SNSでバズる4つのメリットと広報担当者が知るべき5つの注意点
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2026.06.08

「バズる」は良いこと?SNSでバズる4つのメリットと広報担当者が知るべき5つの注意点

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この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、SNSでバズることのメリットや注意点などに関してお話しします。

特に「これから広報・PRでSNSを活用するのでバズに期待できる効果を知りたい」という方や、「バズって注目度が上がることへの怖さがなんとなくある」という方におすすめの内容となっています。

本記事ではSNSでバズることの基準について、そしてSNSでバズることのメリットや注意点などについてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

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SNSで「バズる」の基準は?

どのSNSにも「バズる」の明確な基準はありませんが、いいね数やリポスト数などの数値が普段の数十倍、急激にフォロワーが増えた、リプライ・引用リプライが普段より大量についたなど、「明らかに平時とは違う挙動」が発生した場合は「バズった」と考えていいでしょう。

ただ、いずれにしてもハッキリとした定義はないので、言葉の意味よりも「バズるにはどうするか」、「バズったらどうするか」を事前に理解しておく方がよほど重要です。そして今回は主に後者について触れていきます。

複数人でSNS運用をする場合は「バズる」の基準を独自に設定する選択肢もある

バズりの定義の追求自体に意味はありませんが、特に複数人でSNS運用をする場合は「基準」は決めておくといいかもしれません。なぜなら「バズった際の対応方法」などを定めておくと動きやすくなり、そのためには独自の基準があった方がいいからです。

その基準も厳密なものにする必要はありませんが、それでも大まかに決めておいてはいかがでしょうか。

SNSなどでバズることの広報・PR上のメリット4選

それではSNSなどでバズることの広報・PR上の主なメリットを挙げていきます。ポジティブな文脈で語られることが多い「バズ」ですが具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

メリット①:認知度、フォロワー、新規ユーザーなどの急増が期待できる

上で少し触れていますが、バズることで認知度やフォロワー、そして新規ユーザーなどの急増が期待できます。

特にSNSをプライベートでも盛んに利用している方は、日頃から他人のバズりによって「このような企業(商品、サービス、取り組み)があるのか」と知る機会が多いでしょうが、あなたの会社や商品・サービスでも同じことが起きるかもしれないのですね。

メリット②:大幅なイメージアップが期待できる

例えば「この企業の素晴らしい取り組み」、「良い見解を出している企業」などの文脈でバズりが発生すれば、認知度アップなどだけでなく大幅なイメージアップが期待できます。

「イメージアップ」は売上に直結しないかもしれません。しかし信頼や愛着を強めることにより、一例として「同じような商品ならこの企業のものを選びたい」という人が増える、何か広いジャンルを耳にした際に「あの企業の~」とすぐに連想する人が多くなる、などの可能性があります(例:ハンバーガーと聞くと多くの人がマクドナルドを連想する)。

メリット③:結果的に低コストで広報・PRができる

高い広報・PR、マーケティング効果を出そうと思ったら、通常は高い予算をかけたり、多大な時間を使ってSNSアカウントを育てたりすることになるものです。

しかしバズりの規模によっては、そのような壁を一撃で壊すほどのコストパフォーマンスで広報・PRができる場合があります。また、そのレベルではなくても費用対効果の高い広報・PRができるチャンスは多々あると考えて構いません。

メリット④:メディア露出の可能性が高まる(バズり起点なら主にインターネットメディア)

SNSでバズることで認知度などが上がればメディア露出の可能性が高まります。バズった話題によっては新聞、テレビなどメジャーなメディアから取材が入る場合さえ。

ただ、バズりが起点の場合は、ライトな雰囲気のインターネットメディアで紹介されることが多いと捉えておきましょう。それによっても認知度や信頼性が高まることはありますが、メディアの種類(力)によってはほとんど広報・PR効果が得られないこともあるので過度な期待は禁物です。

SNSなどでバズることに関する広報担当者が知るべき注意点5選

続いてはSNSなどでバズることに関する広報・PR上の注意点をいくつか挙げていきます。SNSを盛んに利用している方ほど「バズりの影の部分」もなんとなくご存じだと思いますが、ここで改めて整理しましょう。

注意点①:過度な「バズり狙い」は基本的にNG

「意図的なバズり狙い」も広報・PRやマーケティングの戦術の一つではあるものの、行き過ぎれば以下のような問題が発生するかもしれません。

  • 自社や商品・サービスのブランディングから外れる
  • 単にトレンドキーワードを詰め込むだけの「意味のないバズり」を狙ってしまう
  • 「話題作りしか考えていない変な企業になった」と黙って離れていくフォロワーが増える
  • 炎上の可能性もある

例えば普段は硬めのトーン&マナーで投稿しているのに、バズり狙いで妙にフランクな雰囲気の投稿をすればそれだけで不審がられてもおかしくありません。そのような投稿が続けば何も言わずに離れていく既存ファンも出てくることでしょう。

また、バズっても信頼度が上がらないような無意味なバズりもありますし、安易に「バズりそうな話題」に飛びつけばそこから炎上する恐れもありますよね。

✅「注目」は人を変えてしまう!

上の解説を見て「言われなくても知っている」と思った方も多いでしょうが、「注目」が人を変える恐れもあるので気を付けてください。例えば、あるとき意図してバズった場合に、その快感を忘れられずに過激なバズり狙いに走ってしまうケースもないわけではありません。

注意点②:バズり直後はアカウント全体をチェック(一部削除・修正など)して炎上を遠ざけるべき

バズったら、すぐにアカウント全体をチェックして炎上を遠ざけることをおすすめします。具体的には過去の投稿を確認して問題になりそうなものは削除する、プロフィール欄の内容がトラブルを招きそうなら修正するなど。

また、デリケートなことですが政治、経済、宗教系の投稿(プロフィール欄も)も削除するかマイルドな内容に調整するべきでしょう。個人の思想は自由ですが、それがビジネスアカウントとして相応しいかは別ですよね。

✅普段から問題のない投稿やプロフィール欄を保つ|フォロワー数が少ないからと油断しない

実際には普段から問題のない投稿やプロフィール欄を保つのが理想です。それでもバズり直後はアカウント全体のチェックをすると安心ですが、その必要がないくらいの健全性をキープしたいところですね。

たまにフォロワー数が少ないからと悪い意味で自由に運用しているSNSアカウントも見受けられますが注目度が上がってから何年も前の投稿が掘り返されることもあるので気を付けてください。また、特にバズっていなくてもトレンドキーワードとの兼ね合いで、「この企業がこんな問題投稿をしている!」と前触れもなく注目されてしまう可能性もあるので注意が必要です。

やはりアカウント立ち上げの段階から健全性を意識するのが大切。妙な炎上狙いなどもせず、王道のSNS運用を心掛けましょう。

注意点③:バズりに反応した他ユーザーの投稿もチェック。必要に応じて反応する

バズりが発生すると他ユーザーによる反応(言及、リプライ、引用リプライなど)が急増する可能性があるので、エゴサーチなども駆使して一通りチェックすることをおすすめします。そして状況に応じて主に以下の対応をするといいでしょう。

  • 特に問題が起きていない:そのままでOK。好意的な投稿には反応(リプライなど)してもいい
  • 誤解が広まっている:訂正の投稿をする、「誤解している投稿」に直接説明の投稿をする、など
  • 誹謗中傷などが起きている:対応の声明を出す、個別にDMを送って注意喚起する、など

いずれにしても論理的かつ冷静な対応を心掛けてください。例えば誤解が広まっているからといって他ユーザーの投稿に「それは違います!」などと逐一反応しても印象が悪くなるだけです(解決にもならない)。

また、誹謗中傷などが発生している場合は法的対応も踏まえて淡々と処理しましょう。声明を出してもいいですが「暗めの話題」であることは確かなので、特に全体発信はせずに裏で対応しても構いません。

注意点④:バズったらできる限り当日中には動き出す|具体的なアクション例は?

元々認知度が高い企業がSNSでバズった場合はその「熱」が数日続くケースもありますが、そうでないなら可能な限り当日中には動き出すことをおすすめします。そうしないとバズりの広報・PR効果がほとんどなくなりますし、熱が冷めてから何か特別な発信をすると、むしろ「反応が悪い企業」というマイナスイメージが広がることさえあります。

バズった際の具体的なアクション例は主に以下の通り。

  • バズった投稿につなげて商品・サービスなどの宣伝投稿をする
  • 固定投稿を「バズった投稿」にする
  • 「バズった内容に関連した投稿」をしてさらに認知を広げる

大切なポイントは「バズりをきっかけに注目してくれた人は、次に何に興味を持つか」を考えて発信することと、「できればバズりの熱を維持すること(いずれ消えるとはいえ)」です。特に初めてバズった場合は舞い上がるかもしれませんが、裏では冷静かつ迅速に対応しなければなりません(繰り返しますが炎上リスクも潜んでいるのでクールさも必要)。

注意点⑤:バズりの内容やブランディングによっては「静観」の選択肢もある

SNSでバズったからといって特別なことをしない企業もあります。例えばブランディング的に「浮かれている」と少しでも思われたくない、「リピーター向けの発信」がメインなのでこれ以上注目される必要がないなど。

また、バズりの内容が「賛否両論な内容の投稿で注目された」や「特定の思想を肯定しつつ、逆の思想を激しく批判して注目された」などの場合は、その後の対応によって大炎上するケースもあるので静観するのもいいでしょう(そもそも不用意な投稿をするべきではありませんが)。

さらにいうと「炎上で一時的に注目されているだけ(しかも企業側に落ち度がある)」の場合は、さらなる炎上を防ぐためにも特別なことはしないのが無難かもしれません(状況によってはむしろ火消し対応が必要)。

広報担当者のSNS活用は炎上リスクをとにかく重視

自社はバズりに縁がないと感じている広報・PR担当者もいるかもしれませんが、適切・健全なSNS運用をしている場合ほど「人々に響きやすい」のでバズりの可能性が上がるともいえます。

そのため大きなリソースを割かずとも構いませんが、「バズったらどうするか」は事前に大まかに確認・決定しておくのがおすすめです。そうでないと単に「広報・PRのチャンスを逃す」だけでなく、炎上につながる恐れもありますよね。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事