実は強力媒体!「Googleビジネスプロフィール」のメリット8選と活用の注意点
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2026.04.20

実は強力媒体!「Googleビジネスプロフィール」のメリット8選と活用の注意点

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この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、Googleビジネスプロフィールのメリットや利用上の注意点などについてお伝えしていきます。

特に「企業公式ウェブサイトの更新に力を入れているもののあまり成果が出ない」という方や、「Googleビジネスプロフィールをそれほど重視していない」という広報・PR担当者におすすめの内容となっています。

本記事ではGoogleビジネスプロフィールの概要、利用上のメリット・注意点などに関してお話ししますので、ぜひ参考にしてください。

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Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィールとは、「Googleマップ上などに会社や店舗の情報を掲載できるツール」です。基本料金は無料であり、住所、写真、営業時間、口コミなどを登録可能。

住所を登録するので、例えば「地域名 業種」でGoogle検索をした場合、Googleビジネスに登録していると検索結果で上位を狙いやすくなるなどのメリットがあります。

Googleビジネスプロフィールの広報・PR上の8つのメリット

それではGoogleビジネスプロフィールの広報・PR上のメリットをいくつか挙げていきましょう。これらのメリットを最大限受けるためにもGoogleビジネスプロフィールの登録は、ノウハウのある広報・PR担当者などが主導して行いたいところです。

メリット①:Google検索で上位表示されやすい|アクセス数も多い

すでにお伝えしていますが、Google検索ではGoogleビジネスプロフィールの情報が上位表示される傾向にあります。そのため例えば企業公式ウェブサイトなどを充実させるのも大事ですが、それよりもGoogleビジネスプロフィールを優先した方がいいケースも少なくありません。

また、近年では自社公式サイトの閲覧数と比較して、Googleビジネスプロフィール閲覧数の方が2~30倍程度多くなるというデータもあります。ちなみに業種によって幅があり、飲食や小売の場合はおよそ15~20倍以上、サービス業でも2~3倍にはなるそうです。

メリット②:地図情報なども表示されるため視認性に優れている

Googleビジネスプロフィールでは地図情報なども表示されるので視認性に優れています。

企業公式ウェブサイトなどにも独自で地図掲載しているところは多いですし、Googleマップを埋め込んでいるサイトも少なくありませんが、Googleビジネスプロフィールから直接Googleマップを表示させた方が表示範囲も広くて見やすい傾向にあります。

✅企業公式ウェブサイトに地図を載せるのは効果的

ただし企業公式ウェブサイトに独自の地図を載せるのは無意味ではありません。特に業種の関係上、県外など遠方から来るユーザーがほとんどいない場合は、企業公式ウェブサイト内の簡略的な地図の方がわかりやすいケースもあります。

メリット③:Googleマップのユーザーは非常に多い

Googleマップのユーザー数は非常に多く、新規ユーザーを増やせる可能性も高いといえるでしょう。具体的には地図アプリ利用経験者のうち90%以上はGoogleマップを使ったことがあり、2位のYahoo!マップに4倍近い差をつけているというデータもあります。

そういった意味でもGoogleビジネスプロフィールに未登録である場合は、他の広報・PR施策よりも優先して登録した方が、結果的に高効率でユーザーを獲得できるかもしれません。

メリット④:「ゼロクリック検索」に適応していてユーザーフレンドリーでもある

ゼロクリック(検索)とは、「キーワード検索をしただけで、検索結果ページに基本情報・関連情報を表示させて、サイト等にアクセスせずに情報収集できる仕組み」のことを言います。例えば「新宿 映画館」などで検索すれば検索結果ページだけでかなりの情報を入手できるでしょう。

便利な仕組みなのでゼロクリック検索を利用して満足している人はとても多いとされています。そしてGoogleビジネスプロフィールはこのゼロクリック検索に適応しており、例えば「企業名」や「地域名+業種」で検索するだけでも十分な情報を得られるケースが少なくありません。

さらに近年はこのゼロクリック検索の影響で、Google全体のサイト等のアクセス数が減少傾向にあると言われています。よってGoogleビジネスプロフィールに登録して、ユーザーのゼロクリック検索に備えるのが重要なのです。

✅企業公式ウェブサイトやSNSを充実させるのも重要

ただし企業公式ウェブサイトや企業公式SNSアカウントなどを充実させることも大切。これらの情報もゼロクリック検索によって表示されますし(AIによる概要や直接的なSNS投稿表示など)、そもそもサイトやSNSアカウントを閲覧する人がいなくなったわけではありませんよね。

メリット⑤:検索してから店舗に行くなどするユーザーが多い

例えば店舗に行くユーザーのおよそ50%は、直近24時間でスマートフォンでローカル検索(地名を入れるなど、地図などが表示されるタイプの検索)をしているといわれています。そのためGoogleビジネスプロフィールに登録して、ローカル検索に適応しておくのは非常に重要といえるでしょう。

しかも地図、商品画像、店舗の外観なども表示できます。こういった「ビジュアル」を見た方が人は「行きたい」「買いたい」と思うとされていますので、そういった意味でも効果的です。

メリット⑥:基本的に無料

すでにお伝えしていますが、Googleビジネスプロフィールの利用料金は基本無料。しかし、それでも「広報・PR効果を得られる発信ができる」という意味では十分な機能を使えます。

例えば各種SNS運営も大事な広報・PR活動ですが、本腰を入れようと思ったら無料では厳しいものもありますよね(SNS以外にもそういったサービスはあるはず)。その意味ではGoogleビジネスプロフィールはかなりコストパフォーマンスがいい方といえるでしょう。

メリット⑦:口コミが集まる

Googleビジネスプロフィールでは一般ユーザーが口コミを投稿可能です。広報・PRの視点でも「第三者からの口コミ」は重要。なぜなら「利害関係にある人の声」は近年信用されにくい傾向にありますが、「口コミをする人」とは基本的にそのような関係性になく、信頼されやすいからです。

メリット⑧:インサイト機能がある

Googleビジネスプロフィールのインサイト機能とは、「ユーザーが検索からどのように企業や店舗を知り、どのように来店などにつながるアクションをしたのか分析できる機能」です。具体的には主に以下のデータを収集できます。

  • 見つけたユーザーが検索時に使ったキーワード
  • 検索タイプ(店舗名、エリア・業種・商品名などでの検索、ブランド名での検索、など)
  • ユーザー側の写真の投稿数
  • ウェブサイトへのアクセス数、通話したユーザー数など

例えば「検索時キーワード」で多いものがあれば関連情報にさらに力を入れる、少ないものもテコ入れするなど様々な戦略が考えられます。また、このインサイト機能で得た情報を、企業公式ウェブサイトのSEO対策などに活かすこともできそうですね。

Googleビジネスプロフィールの広報・PR上の6つの注意点

続いてはGoogleビジネスプロフィールを使うにあたっての広報・PR上の注意点をいくつか挙げていきます。

注意点①:自動生成やユーザー投稿に頼らず自分で登録・編集する

Googleによる店舗情報の自動生成もありますし、一般ユーザーが投稿してくれる場合もあります。ただ、それらの情報は間違っている、もしくは不完全なケースが少なくないので必ず自分で登録・編集しましょう。

特にアクセス数が多い・良い口コミが集まっているにも関わらず登録情報が間違っていた場合は重大な機会損失となってもおかしくありません。

注意点②:悪質な口コミは削除依頼・非表示にするべき

真っ当な理由でマイナスの口コミが付くのは仕方がありませんが、嫌がらせ・虚偽など悪質な口コミがある場合は削除依頼を出す、もしくは非表示にするのがおすすめです。ただ、削除依頼が必ず承認されるわけではないことも覚えておきましょう。

特に企業公式SNSや公式ウェブサイトなどでなんらかの炎上が起きると、嫌がらせで悪質な口コミがつくケースが少なくありません。しかしこれは正当な口コミではないので削除依頼を出せば、きちんと消される可能性が高いです。

消さないでいると事情を知らない人(ほとんどの人は事情を知らないと考えておくべき)からは「評価の低い企業・店舗」と判断されかねないので早めの対応が重要です。

注意点③:広報・PR担当者側も投稿・登録内容に注意する

気を付けていればほぼ問題はありませんが、広報・PR担当者側もGoogleビジネスプロフィールに投稿・登録する内容に注意しましょう。ガイドライン違反があれば削除する可能性があるため念のため気を付けてください。

Googleビジネスプロフィールのガイドラインのチェック自体がGoogleについての一種の勉強になるので、一度目を通しておくことをおすすめします。

注意点④:新規顧客急増があり得る

どの広報・PR施策にもいえることですが、Googleビジネスプロフィールの活用が成功しすぎると新規顧客が急増して対応し切れなくなるケースがあるので気を付けてください。

「さすがにそれはあり得ない」と感じるかもしれませんが、特にメディア露出を達成したタイミングでGoogleビジネスプロフィールに登録するなど複数の要素が噛み合うと意外と発生しますので注意が必要です。

注意点⑤:店舗スタッフなどに丸投げしない

Googleビジネスプロフィールの運用を店舗スタッフなどに丸投げするのはおすすめしません。店員としてのプロフェッショナルでも、広報・PRのノウハウがあるとは限らないためです。基本的な運用を任せるのは構いませんが、必ず広報・PR担当者も協力しましょう。

また、特定の店舗スタッフだけがログインアカウントを知っている場合、そのスタッフが突然やめると誰もログインできなくなる恐れもあります(対処方法はあるものの面倒)。アカウントやログインの概念があるすべてのサービス・施策であり得ることですが気を付けてください。

注意点⑥:Googleビジネスプロフィールにまつわる詐欺もある

Googleビジネスプロフィールにまつわる詐欺・悪質行為もあるので気を付けてください。具体的には業者による運用代行やツール販売などセールスなどがあり得ます。

例えば「絶対に1位表示させます」などと言ってくる業者がありますが、(詳細は省きますが)検索の仕方によっては必ず1位になるので意味がありません。

また、「このツールが高評価の口コミだけを集めますよ」なども実際にやってしまえばスパム行為とみなされてGoogleからペナルティを受ける可能性があります。そうでなくても不自然に口コミが増えるなどすれば一般ユーザーからの信頼を失いかねないので厳禁です。

Googleビジネスプロフィールの登録・投稿は丁寧に行うのが基本(まとめ)

ユーザー数や視認性・利便性などを考慮すると、企業公式ウェブサイトに過剰に力を入れるよりもGoogleビジネスプロフィールの登録・投稿を丁寧に行う方がよほど広報・PR効果が高くなる可能性があるので、特に未登録の場合は積極的に済ませましょう。

ただし登録ミスなどがあると重大な機会損失になり得るので注意が必要です。また、店舗スタッフなどに丸投げするとうまくいかない恐れがあるので、広報・PR担当者も必ず監修しましょう。もしくは広報・PR担当者が責任者になってください(それだけの価値があります)。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事