記事を書いた人:Youtube登録者30万人【MBA保有のPRプランナー】上岡正明プロフィール
この記事ではYouTubeを活用したい広報担当者やPRマーケティングに興味のある全ての方に向けて、健全にYouTubeの再生回数を伸ばすための方法などについてお伝えしていきます。
特に「再生回数がもっと欲しい」という方や、「とはいえ怪しい方法で伸ばすやり方しか知らない」という方などにおすすめの内容となっています。
本記事ではYouTubeの再生回数を健全に伸ばす方法、そしてNG行動などに関して解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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健全にYouTubeの再生回数をアップさせる方法9選
それではYouTubeの再生回数をアップさせるための方法をいくつか挙げていきます。ただ、あくまで健全に再生回数を上げる方法です。グレーもしくはアウトなやり方でアップさせても意味がないので注意してください。
方法①:ターゲット層に合う動画を投稿する
YouTubeチャンネルを立ち上げる段階でターゲット層を決めているはずなので、それに合う動画を投稿しましょう。
それをせずに例えば「広くウケる動画を」と安易に考えていると、一時的に再生回数が増えることはあっても「ファン」は増えにくく、チャンネル登録や売上などにはつながらない可能性が高いです。
とにかく「誰に見せるか」を意識した動画を出して、「意味のある再生回数」を伸ばすようにしましょう。例えば動画によって「集客」や「教育」をして高額商材を売りたい場合は「少顧客・高売上」を目指すのが普通なので、動画の再生回数は1000回以下でもいいかもしれません。
方法②:チャンネルを専門的なものにする
「ターゲット層に合う動画」という話につながりますが、チャンネルはできるだけ専門性の高いものにすることをおすすめします。
例えば「ダイエット全般のチャンネル」よりも、「食事管理によるダイエットのチャンネル」にするなど。これなら「食事管理について知りたいならあのチャンネル」と認識する人が増えて、結果的に再生回数も増えることでしょう。
また、そうして再生してくれる人は基本的に「想定していたターゲット層」なのでチャンネル登録をする可能性が高いです。さらに商品・サービスを扱っている場合はそれらの売上にも貢献してくれるかもしれません。
✅おすすめ表示もされやすくなる
また、上の例でいえば「他のチャンネルの食事管理関連のダイエット動画」を見ているユーザーに、あなたのチャンネルの動画がおすすめ表示されやすくなります。これも専門性が高いからこその効果ですね。
方法③:小手先のテクニックに頼らず動画のクオリティを上げる
YouTubeに限らずGoogle全体のアルゴリズムが、小手先のテクニックよりも「総合的なクオリティ」を高く評価するようになっています。そのため小手先のテクニック、率直に言うと「ズルい手」は使わずに動画の質を高めるのが重要といえます。
ここでいう「ズルい手」というのは例えば、無理矢理ホットキーワードを入れる、タイトルやサムネイルで釣る、SNSや有料広告などでむやみに宣伝し続けるなど。
逆に健全に動画の質を高めるためのポイントは主に以下の通り。
- フルテロップ編集で見やすくする
- 「間」を詰めるカット編集にこだわる
- 喋る声の抑揚、表情、身振り手振りなど
方法④:動画のサムネイルやタイトルにこだわる
動画のサムネイルやタイトルにこだわりましょう。多くのユーザーは「サムネイル」→「タイトル」→「(再生されれば)動画の中身」という順番に目にするので、ある意味サムネイルが最も重要で、次点がタイトルともいえます。
サムネイルは視認性を意識して10~15文字程度に。タイトルは見切れないために28字までにして前半にキーワードを入れる(後半だと注目されにくい)などのことを守ってください。これを徹底するだけでも、していない場合に比べて再生回数が上がることでしょう。
そして繰り返しになりますが、タイトルやサムネイルで「釣る」のは厳禁。「再生はされる」→「期待していた内容ではないのですぐに閉じる人が多い」→「視聴維持率が下がる」→「YouTubeのアルゴリズムに嫌われる」→「おすすめ表示されにくくなる」という流れになる可能性が高いので、長い目で見れば損でしかありません。
方法⑤:再生リストを作成する
再生リストを作成しておくと、そのリストから再生した場合に自動で「次」の動画が再生されるため再生回数が上がりやすくなります。
また、そういったシステム的な部分だけでなく、ジャンル別などで再生リストを作成しておけばユーザーにとっても便利なので、様々な動画をどんどん視聴してくれる可能性が高まります。
逆に、特に長期的に運営しているチャンネルで動画が大量にある場合、ユーザー側が狙った動画をピンポイントで見ることはまず不可能になると考えておきましょう。例えば「とりあえず○○シリーズだけ見たいのに……」などのユーザーを逃すことになります。それだけ再生リストの重要性は意外と高いです。
✅チャンネル2本目の動画からは再生リストを作る
2本しか動画がない再生リストでも上記のメリットは得られるので、2本目を投稿する段階で早速再生リストを作成しましょう。
ひとまず再生リストが存在することが大事なので、「ダイエット解説」など大雑把な再生リスト名でも構いません。動画の数が増えてから改めて再生リストを複数作ったり、名前を考えたりすればOKです。
方法⑥:動画の終了画面を活用する
YouTubeに投稿する動画は、動画の最後に終了画面を設定可能です(5~20秒)。終了画面に設定できるものは主に以下の通り。
- 自チャンネルの他の動画へのリンク
- 再生リストへのリンク
- チャンネル登録に誘導するボタン
終了画面に高い効果が期待できる理由の一つに「動画を見終わっているから」があります。最後まで視聴した人は満足感を覚えていますし、最後まで見た人の多くはチャンネルのことを一定以上に信頼しているため、様々なアクションを取りやすいのです。
方法⑦:戦略に応じてショート動画も投稿する|ただし注意が必要
戦略によってはYouTube上にもショート動画を投稿しましょう。気軽に再生されやすいですし、「本動画」に誘導する効果もあります。
ただし重大な注意点があります。それは「単独で情報が得られすぎる動画」にしないということ。なぜならそれではショート動画で満足してしまう人が増えて、本動画まで再生してくれなくなる可能性が高いからです。特に30分以上などの長時間動画がメインのチャンネルでは大きな逆効果になり得ます。
そのため以下のようなショート動画を出すことをおすすめします。
- 「○日の□時に動画を投稿します」という予告
- 商品やサービスを宣伝する動画
- 「痩せたいなら食べる必要があります。」「理由はこの動画で!」などと誘導する動画
方法⑧:他媒体を使ってYouTube動画に誘導する
他媒体を使ってYouTube動画に誘導することも大事です。例えば他のSNSやブログなどですね。
ただしむやみにSNSなどで宣伝的な投稿を連発すると、タイトル・サムネイル釣りを同じ理由で「再生だけはされる」→「すぐブラウザバックされるので視聴維持率が落ちる」という状態になって長い目で見れば損をする可能性が高いので気を付けてください。
きちんと「動画を見てほしい層」にピンポイントで届くようなSNS投稿をすることが重要といえます。
方法⑨:最初の15秒で視聴者を引き込む工夫をする(15秒で離脱させない)
視聴者の多くは最初の15~30秒で動画を見続けるかどうかの判断をすると言われているので、すぐに離脱されない工夫をしましょう。具体的には主に以下の通り。
- オープニングは1~3秒で済ませる(タイトルロゴとあいさつ程度)
- 「本日は○○について解説します」と明確にテーマを提示
- 「動画を最後まで見ることで○○という変化が得られます」などメリットを提示
- 目安として10~12秒以内に最初のトピック(つまり本題の最初)に入る
なお再生される秒数が極端に短い状態で離脱された場合、再生回数にカウントされないことがあると言われています。
YouTube動画の再生回数を伸ばしたい場合の絶対にNGな行動2つ
続いてYouTube動画の再生回数を伸ばしたいからといって絶対にやってはいけない行動を2つ挙げます。特に「完全に趣味ゼロでやっているため数字さえついてくればいい」というチャンネルの場合は試してもおかしくないことなので気を付けてください。
NG行動①:自分で「F5連打」をする
いわゆる「F5連打」をするとページが何回もリロードされるので再生回数が伸びるように思えるかもしれません。
しかし基本的に同じIPから短期間で何回再生しても再生回数は伸びませんし、伸びるとしても「F5連打」ということは動画からすぐに離脱していることになるので、視聴維持率に大きく影響する恐れもあります。
また、たとえ「正常に再生回数が伸びる」かつ「自分で最後まで再生する」としたところで伸びる再生回数は微々たるものなので時間の無駄です。しかも自分でなんらかの分析をする際に、「無意味に伸ばした再生回数」があると邪魔ですよね。
NG行動②:他人に依頼して再生させる
一時期よりは減ったと言われていますが、他人に依頼して再生させているYouTubeチャンネルも完全にゼロではないと見られています。YouTube側はこういった不正を見抜く場合が多く、動画の削除やチャンネルのBAN、アカウントの凍結などの可能性があるため絶対にNGです。
また、ほとんどないとされていますがYouTube側が見過ごしても「依頼された再生した側」のリークによってイメージが地の底まで落ちることもあるのでやはり厳禁ですね。
動画のクオリティを追求する=戦略的に再生回数を稼ぐことができる(まとめ)
一時的に特定の動画の再生回数を伸ばすだけなら意外と手段はたくさんありますが、「健全」で長期的に見ても効果があるように再生回数を高めるのはそれほど簡単ではありません。しかし、それでも本記事の内容を参考に取り組めば、戦略的に再生回数を稼ぐことができるはずです。
そして再生回数を伸ばすための、それどころかYouTube運営のあらゆる場面で鉄則となるのが動画のクオリティを追求することです。小手先のズルい方法を使っても再生回数に反映されない可能性が高いですし、たとえ反映されても「意味のある再生回数」とはいえません。
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