商品・サービス紹介のYouTube動画作成5つのポイントと注意点を解説
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2026.01.14

商品・サービス紹介のYouTube動画作成5つのポイントと注意点を解説

記事を書いた人:Youtube登録者30万人【MBA保有のPRプランナー】上岡正明プロフィール

この記事ではYouTubeを活用したい広報担当者やPRマーケティングに興味のある全ての方に向けて、商品・サービス紹介のYouTube動画作成のポイントなどに関して解説していきます。

特に「商品・サービスの売上や認知度を高めたい」という方や、「いまひとつ視聴者に刺さらない動画になってしまう」とお悩みの方におすすめの内容となっています。

本記事では商品・サービス紹介のYouTube動画のポイントや、動画作成の注意点などについてお話ししますので、ぜひ参考にしてください。

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商品・サービス紹介のYouTube動画作成のポイント5選

それでは商品・サービス紹介を目的としたYouTube動画作成の主なポイントを挙げていきます。「ただ商品・サービスの特徴を語ればいいだけ」と思っていると失敗する可能性が高いので要注意です。

ポイント①:動画作成の目的を明確にする

まずは商品・サービス動画作成の目的を明確にしましょう。例えば以下のような目的が考えられます。

  • より多くの人に認知させる
  • 商品・サービスの売上を伸ばす
  • 既存の購入者をリピートさせる
  • 再生回数やチャンネル登録者数アップが第一

一番下のように「商品・サービスの売上を伸ばすことは二の次で、自分のチャンネルを育てたい」という目的の場合もあるはずです。いずれにしても「なんのために動画を出すのか」が明確になっていないと、最後まで見ても何も伝わってこないコンテンツになる可能性があるので気を付けてください。

ポイント②:動画のターゲット層(見てもらいたい層)を決める

続いて動画のターゲット層を明確に決めましょう。例えば以下のようなターゲット層が考えられますが、すでに決めてあるはずの「目的」と合わせて検討すると精度が上がります。

  • 認知度アップが目的:「20~30代女性」など広めにターゲットを取る
  • 売上を伸ばす:20~30代女性ですでにある程度商品・サービスに興味がある人
  • 既存の購入者に特徴を知らせる:ずばり「既存の購入者」でもOK。その中でさらに絞り込むのも可
  • 再生回数やチャンネル登録数アップ:既存のチャンネル登録者、未登録でもジャンル的に興味がありそうな人

ポイント③:動画の内容(狙い)をおおまかに決める

ターゲット層が決まったら、まずはおおまかで良いので動画の内容(狙い)を決めましょう。

一例として認知度アップが目的なら、「商品・サービスに現時点では興味がないものの、属性的にこれから関心を持つかもしれない人」もターゲットにするべきかもしれません。一方、売上を伸ばしたいなら「現時点で全く興味がない人」は切り捨てて、「買う可能性が高い人」にターゲットを絞るなど戦略は様々です。

いずれにせよ「どうなれば目的が達成できるか」を軸にしてターゲット層を決めるのが重要。

例えば「認知度アップ」が主目的なら、「認知度を上げるには?」→「まだ商品・サービスを知らない人に情報を届ける必要がある」→「とはいえ買う可能性が低い層に届けても意味が薄い」→「ならば買う可能性がある20~30代女性をターゲットにする」などの流れで考えることができますよね。

ポイント④:商品・サービス購入のメリットをイメージできるシナリオを作成する

動画の内容(狙い)がおおまかに決まったら、商品・サービス購入のメリットをイメージできるシナリオを作りましょう。例えば「ダイエット効果が期待できる器具」なら、単に「この器具を使うとダイエットできますよ」ではなく以下のようなステップを展開をします。

✅ステップ①:悩みの代弁

例えば「運動をしてもなかなかやせないとお悩みではないでしょうか?」などと、設定したターゲット層の悩みを代弁します。これにより「自分のことかもしれない」と興味を引くことができます。

✅ステップ②:少し恐怖を煽る

やりすぎは厳禁ですが、例えば「年齢を重ねるたびに代謝が落ちてどんどんやせにくくなります」などと恐怖を煽りましょう。すると「自分のことかもしれない」が、「自分のことだし、なんとかしなくては」という意識になる可能性があります。

✅ステップ③:解決策として商品・サービスを提示|機能・内容を簡単に説明

「その悩みを解決できるのがこの商品です」などと、「この商品があれば悩みが解決できる」というメリットを示します。続いて商品・サービスの機能や内容を説明しますが、多くの人は詳細までは興味がないのでごく簡単に済ませましょう。

✅ステップ④:商品・サービスの具体的なメリットを提示|「変化」をイメージさせる

「この器具でダイエットできますよ」とは言ってもいいですが、それだけでなく「具体的な変化(メリット)」をイメージしやすい言葉を使いましょう(映像や写真なども交えて)。

  • 服がワンサイズダウンします
  • ウエストがくびれて夏の海でも堂々と!
  • 小顔効果でマスクなしでも美しいフェイスラインを

人間は意外と自発的に「イメージ」をしない生き物なので、ここまで具体的に伝えてあげることが大事です。特にターゲット層を狭く設定している場合は「どのような変化をしたいか」も高精度で予測できるはずなので、深く刺すつもりでメリットを提示することをおすすめします。

ポイント⑤:体験者の声を入れる

口コミやレビューなど体験者の声を入れることで説得力が増します。これに関しても「具体的にどのような変化(メリット)があったか」をイメージしやすい感想を選ぶと効果が出やすいです。

✅口コミやレビューは自分から積極的に集める

口コミやレビューは自分から積極的に集めないと全く見つからない場合もあります。そのため例えば購入者に対して自動でメールを送って意見・感想を聞いたり、なんらかのアンケートシステムを使ったりすることをおすすめします。

それらをしなくてもインターネット上で口コミやレビューが見つかるかもしれませんが、具体性に欠けていたり、単純に文章が短かったりして役に立たないかもしれません。ですがメールなどでこちらから意見・感想を聞く場合は、設問形式などにすれば「欲しいタイプの声」が集まるのでおすすめです。ただし、「良い感想だけを集めよう」などと変にコントロールするのはやめましょう。

商品・サービス紹介のYouTube動画作成における注意点4つ

続いては商品・サービス紹介のYouTube動画を作るにあたっての注意点をいくつか挙げていきます。商品・サービス紹介の動画に限らず役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

注意点①:動画1本につき紹介する商品・サービスは1つだけにする

動画1本につき紹介する商品・サービスは1つだけにするのがおすすめです。選択肢がありすぎると視聴者にストレスがかかって急激に「選ぶこと自体が面倒」という気持ちになるため。なので堂々と「これがおすすめ」と1つの商品・サービスを紹介するのが効果的といえます。

ただ、例えば「同じ商品・サービスでプランだけ複数ある」などの場合はひとまとめにしても構いません。ただしそれもできるだけ1プランずつ動画を作りたいところです。とはいえ他プランの存在を伏せるのは視聴者にとって不親切なので、例えば動画コンテンツの場合は「他プランについては概要欄からのURLからチェックしてください」などと言葉を添えるといいでしょう。

注意点②:動画内のメッセージを無意味に増やさない

やはり主張内容が多すぎると理解しにくくなるので(理解する気がなくなるので)、動画内のメッセージを無意味に増やさないことも大事です。例えば商品の機能解説をするなら、「ターゲット層が求めていそうな機能」を重点的に話して、他の部分は軽く済ませるなど。

「このような変化(メリット)があります」と示す際も2~3つまでにするといいでしょう。多すぎればそれぞれが印象に残りにくくなり、いずれかのメリットに対して「こうなりたい」と思ってもらうことが難しくなります。

ただし例外的にメッセージを増やしても良い場合もあります(詳しくは後述)。

注意点③:動画の再生時間について

動画の再生時間ですが、まず短い動画(10分以下など)は関心がない人でも気軽に視聴できるので「認知度向上」などが目的の場合に向いています。反対に長い動画(20分~1時間以上など)は関心が強い人でないと再生しないので、「関心が非常に強く、買いそうな人」に見せる場合に向いています。

また、長時間動画は意欲が強い人だけが最後まで見て、そうでない人は離脱します。そのため。お客様にも内容を実践してもらう必要がある高額情報商材など、「意欲のない人が買ったらむしろ困る」という場合にも長時間動画は向いています(関心や意欲が低い人をあえて弾く手法をスクリーニングと言います)。

後は「伝える情報」をどれくらい用意できるかなどに応じて再生時間を調整しましょう。なお長時間動画を作る場合は、メッセージが増えるのが自然。(上の解説ではメッセージが少ない方がいいと言いましたが)長時間動画を見る人はモチベーションが高いので、メッセージが多くても順応してくれます。

注意点④:基本の編集以外にもフルテロップ付けやカットなどの動画編集をする

商品・サービス紹介のYouTube動画に限りませんが、画像挿入、アニメーション挿入、「音」関連などの基本の編集以外にも、フルテロップ付けやカットなどの動画を編集をおすすめします。それぞれについて簡単に説明します。

✅フルテロップ付け

話す言葉全編にテロップを付ける編集のことです。これによって「聞き取りにくい」というストレスがなくなるので動画の途中で離脱されにくくなります。また、話す側としても「良い滑舌で話さなくては」というプレッシャーがなくなり、声の抑揚や身振り手振りに集中できます。

また、動画の視聴者は「動き」がないと徐々に飽きてくるものですが、フルテロップによって画面の文字が高頻度で切り替わり続けることになるので、やはり視聴者の集中力を高めてくれます。

✅カット編集

まず、「あ~」「え~」など言葉に詰まった部分、撮影し終えてみて台本的に不要になった部分などは思い切ってカット編集するのがおすすめ。視聴者はどんどん情報が欲しいと思っているので、余計なものはいりません。

そして喋る中で1秒以上「間」が空いている場合はカット編集をする。さらに余裕があれば0.1秒単位で「間」のカットを検討すると、もっと「見やすい動画」へと仕上がります。

まとめ

商品・サービス紹介のYouTube動画作成のポイントは、まず目的とターゲット層を明確に決めること。ここが曖昧なままでは結果的に誰にも刺さらない動画になる可能性が高いので気を付けてください。

そしてターゲットの関心を強めてこちらの望むアクションをさせるには、「メリットがありますよ(事実)」だけでなく、「そのメリットによって何が起きるか(具体的な変化)」まで伝えることが重要です。どうなれば行動したくなるか、視聴者の目線で考えましょう。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
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