YouTube動画投稿者が必ず身につける視聴者を引きつける「ジェスチャー」ポイント10選
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2025.11.05

YouTube動画投稿者が必ず身につける視聴者を引きつける「ジェスチャー」ポイント10選

➡記事を書いた人:Youtube登録者30万人【MBA保有のPRプランナー】上岡正明プロフィール

この記事ではYouTubeを活用したい広報担当者やPRマーケティングに興味がある全ての方に向けて、習得したい「ジェスチャー」のポイントなどに関して解説していきます。

特に「YouTube動画投稿をしているものの、いまひとつメリハリのない雰囲気になってしまう」とお悩みの方や、「説得力があって信頼される話し方を身に付けたい」という方におすすめの内容となっています。

本記事では、YouTube動画投稿などでジェスチャーのスキルが必要になる理由、そして具体的なジェスチャーのポイントなどについてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

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YouTube動画投稿などに取り組む上でジェスチャーのスキルが必要になる2つの理由

YouTube動画投稿とジェスチャーのスキルは一見結びつかないように思えるかもしれません。しかしジェスチャーができるとできないとでは結果に大きな差が出ると考えるべきです。では、ジェスチャーが必要になる主な理由を2つ紹介します。

理由①:話を聞いてもらいやすくなる

話の内容が同じでも「微動だにしない・棒読み」と「豊かなジェスチャー・豊かな抑揚」とでは、やはり後者の方が集中して話を聞いてもらえるものです。

特にウェブマーケティングではYouTube動画投稿などで濃い「集客」や「教育」をすることが大事ですが、ブラウザバックをされないためには「話の質」だけでなく、ジェスチャーによって視聴者を引き留めることも欠かせません。

理由②:信頼や好感を得られる

話を聞いてもらえることと理屈はほぼ同じですが、ジェスチャーが豊かだと信頼を好感を得やすくなります(詳細はあえて説明しなくてもいいと思います)。

そしてPRマーケティングなどで扱う商材の多くは高額なので、信頼できる・好感を持てる発信者のものではないと買おうとは思わないものです。

YouTube動画投稿などに取り組む人が習得したいジェスチャーのポイント10選

それでは習得するべきジェスチャーのポイントを10個紹介していきます。全部同時に身に付けるのは難しいので、できる範囲で1個ずつマスターしていく方が高効率といえます。

ポイント①:手の位置は胸の前

手・手のひらの位置は「腹部の上、頭より下」がおすすめ。つまり胸の前なのですが、これくらいのポジションに手があれば、弱々しさも慌ただしさも感じさせない傾向にあります。

手の使い方はジェスチャーにおいて非常に重要なポイントですので、最初に身に付けることをおすすめします。

ポイント②:たびたび手のひらを見せる

手の甲を見せる時間が長い人も多いですがそれでは攻撃的な印象を与えてしまうので、力強いイメージを出したい場合以外は控えることをおすすめします。逆にたびたび手のひらを見せると相手に親近感を与えることができます。

ポイント③:肩幅を広めに取る

肩幅を広めに取って姿勢を良くすることで「自信がありそう」「信頼できる」というイメージを与えることができます。そのため動画撮影やセミナー・面談などの前に、肩を思い切り後ろに引っ張るような動作を何回も繰り返すことをおすすめします。

逆に縮こまって猫背になっていると、他のあらゆるジェスチャーや声のコントロールが上手でも台無しになるので気を付けてください。

ポイント④:気持ち・感情に直結するようなジェスチャーを入れる

身振り手振りによって、相手に気持ち・感情をより強く・わかりやすく伝えることができると、相手からの信頼・好感が上がりやすくなります。具体的には、例えば以下のようなジェスチャーを入れるといいでしょう。

  • 嬉しい:軽く万歳、笑顔で拍手など
  • 恥ずかしい:手で顔を覆うなど
  • 緊張、ドキドキ:心臓に手を当てる、深呼吸のような動作など
  • 考える:顎に手を軽く当てて首をやや傾けるなど
  • 悲しい:悲しい表情で涙を拭うようなポーズなど

ポイント⑤:数字を表現する

例えば「○○の方法が3つあります」なら指を3本立てる、「解決策はたった1つです!」なら少しのキメ顔とともに指を1本立てるなど。すぐに習得できて実践しやすいジェスチャーなので積極的に取り入れることをおすすめします。

ポイント⑥:大小、高低、強弱などを表現する

ジェスチャーで大小、高低、強弱などを表現できるとより伝わりやすくなります。具体的には、手を左右に大きく広げれば大きい(小さく広げれば小さい)、手を上下に広げる幅によって高い・低いを表現するなど。

例えば、「こちらは全体的で見れば小さなことですが(手を狭くする)、こちらのポイントは非常に大事なので(手を広げる)意識してやってみてください」など。

さらに「これを継続していくことで利益がどんどん上がっていくので(手を上下に広げる)ぜひチャレンジしてみてくださいね」など。また、「こちらの銘柄は年々安定してきているんですよね(上下に広げていた手を狭くする)」など。

ポイント⑦:イエス、ノーをジェスチャーで表現

イエス、ノーを明確に示したい場合にもジェスチャーが効果的です。イエス(肯定)なら、例えば「これ、素晴らしい習慣です!(親指を立ててグッドサイン)」、「こうして地道に積み重ねていくのはポイント高いですよ~(人差し指を親指でOKマーク)」など。

ノー(否定)なら「これ、実は大間違いなんです!(腕を交差させて×を作る)」、「絶対ダメというわけでもないんですが、効率は悪いのでおすすめしません(手のひらを横に振る)」など。

肯定・否定の強度によってジェスチャーも変えましょう。また、否定のジェスチャーをしたいからといって表情を怖くしすぎるなど、高圧的な雰囲気を出しすぎないように気を付けてください。

ポイント⑧:「話の内容通り」のジェスチャーをする

シンプルですが「話の内容通り」のジェスチャーをするのもいいでしょう。例えば以下。

  • 毎日パソコンの作業をしていますが:キーボードを叩くような動作
  • ジョギングかランニングをしましょう:走る、歩くような動作
  • まずは本で調べるというのも意外と大事です:本を読む動作を入れる
  • LINE通話で直接話してみましょう:スマートフォンで電話をするような動作

もちろん全部のことをジェスチャーでそのまま表現するとしつこくなるので、ここぞというタイミングでのみこのタイプの身振り手振りを入れることをおすすめします。

ポイント⑨:相槌

主な相槌の種類と、それに対して相手が受ける印象は以下の通りです。

  • 縦に小さく:「理解しています」という意思表示
  • 縦に大きく:強い同意や賛成
  • 小刻みに(小さく速く):関心があるので引き続き話を聞きたいです
  • ゆっくり縦に:話をしっかり聞きながら考えています

主に誰かと直接話す場合のジェスチャーですが、動画でも例えば「この気持ちはとてもよくわかります!(縦に大きくうなずく)」などの形で取り入れることができます。

ポイント⑩:表情

ジェスチャーとは違うかもしれませんが表情もとても大事です。身振り手振りの雰囲気と表情が合っていないと不気味に見えたり、「どこかから引っ張ってきた言葉を読んでいるだけで、この人の意思は入っていないのでは?」などと思われる可能性があるので気を付けてください。

特に日本人は表情のメリハリが薄いと言われていますので、鏡などを見ながらトレーニングすることをおすすめします。また、少し動画撮影してご自身の表情をチェックするのもいいでしょう。

✅顔出しをしないならほとんど無関係

顔出しをしないのであれば、表情の問題はほとんど無関係となります。例えば「覆面」が考えられますが、それも「キャラクター付け」になるので顔バレしたくない人は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

ただ、「顔出しをしない=表情が見えない」なので、他の部分の身振り手振りや声のトーンなどの重要性が上がるということも覚えておきましょう。「覆面」+「棒読み」となるとかなり怖いです。

まとめ

YouTube動画投稿などをするにあたってジェスチャーは意外と大切なポイントですので習得したいところです。とはいえその道のプロフェッショナルのようなジェスチャーが求められるわけではないため今回紹介したものを身に付けておくレベルで十分です。

中でも優先して習得したいのは「手の位置」、「肩幅(姿勢)」、「表情」あたりです。これらを先に覚えつつ、できる範囲で身振り手振りを取り入れていきましょう。ご自身が話している様子を録画して確認しながら練習すると効率がいいです。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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