【手軽で効果大】ウェブマーケティング目的のYouTube動画は「フルテロップ編集」が断然オススメ
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2025.10.16

【手軽で効果大】ウェブマーケティング目的のYouTube動画は「フルテロップ編集」が断然オススメ

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この記事ではウェブマーケティングに興味のある社内広報担当者やPRマーケッターに向けて、ウェブマーケティング目的のYouTube動画に「フルテロップ編集」を施すメリットなどについてお伝えしていきます。

「さすがに全部にテロップを入れる必要はないのでは」と感じている人もいるかもしれませんが、実は多くのメリットが期待できるので基本的にはフルテロップにするのがおすすめです。

本記事では、YouTube動画にフルテロップ編集を施すメリット、さらに編集のポイントなどに関して解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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広報やウェブマーケティング目的のYouTube動画でフルテロップ編集をする3つのメリット

それではウェブマーケティング目的のYouTube動画にフルテロップ編集を施すことの主なメリットを紹介していきます。「そもそもテロップは必要か」という部分から気になっている方もいると思いますが、メリットが多いので基本的には入れましょう。

メリット①:ある程度滑舌が悪くてもカバーできる

フルテロップ編集をしておくと、ある程度滑舌が悪くてもカバーできます。

YouTube動画での話し方のポイントとして「句読点などで細かく区切りつつ、やや早口で」というものがありますが(視聴者が離脱しにくいテンポ感)、滑舌も気にした上でこれらをこなすのは至難の業なのでテロップに頼りましょう。

メリット②:画面に「動き」が生まれて視聴者が飽きにくくなる

動画に「動き」が少ないことは、視聴者を飽きさせて離脱率を上げる大きな理由の一つです。そのため動きを作る工夫をしなければなりませんが、そのためにもフルテロップ編集は非常に効果的。

ごく自然に「ほとんど常に画面が動き続ける」という環境を作ることができますし、テロップの入れ方に「センス」や「スキル」が大きく影響するわけではないので、誰がやっても同じような効果が得られるという安定感もあります。

メリット③:倍速再生しやすくなる

マーケター側としては等速再生してほしいでしょうが、フルテロップ編集によって倍速再生しやすくなります。近年、倍速再生で視聴したい人も増えているとされていますので、そのニーズには応えましょう。

「倍速再生で理解度が下がらないか?」と感じるかもしれませんが、再生速度についてマーケター側から何か言うことはできないので(ぜひ等速視聴を、などと伝えたところで視聴者側が勝手に調整する)気にしないことをおすすめします。

YouTube動画のフルテロップ編集に関する3つのポイント

続いてはウェブマーケティング目的のYouTube動画のフルテロップ編集をするにあたってのポイントをいくつか紹介していきます。上でお伝えした通り、そこまでセンスやスキルに左右されるわけではないものの一切影響しないわけではありません。

ポイント①:予算に余裕があればアウトソーシングがおすすめ

大前提として、フルテロップ編集は予算に余裕があればアウトソーシングをおすすめします。繰り返しになりますがあまりセンスやスキルが影響しないので他人に任せてもほぼ問題はありません。

もちろん「人」によってバラつきは出るものの、「フルテロップ編集慣れしている人」も多いので、そういった人を探せば安定したクオリティで編集してもらいやすいです(ここから説明していく他のポイントも言われるまでもなく理解していることでしょう)。

ポイント②:「殺」や「死」などは念のため伏せ字にする

YouTubeのAIに引っかかる可能性がゼロではないので「殺」や「死」などの文字は念のため伏字にすることをおすすめします(代わりに○を入れるなど)。また、違和感のない範囲でそもそも「殺」や「死」の文字を使わないようにするのもいいでしょう(例:「必死」ではなく「全力」に言い換えるなど)。

ポイント③:テロップのデザインに気を配る

テロップ自体のデザインに気を配りましょう。目を向けるべきなのは主に以下です。

  • カラー:濃すぎず薄すぎず。背景などと被って見えにくくならないように
  • 動画中のカラーの変化:背景と被る場合はやむを得ず変える。重要な部分で一時的に変えるなど
  • 文字のサイズ:読みやすいサイズで。重要な部分はやや大きくしてもいい
  • フォント:「ヒラギノ角ゴシック」が主流
  • その他装飾:感情に合わせてアニメーションを入れる、文字の角度を変える、フォントを変えるなど

「装飾や変化全般」についてですが、過剰だとうっとうしくなり離脱されやすくなるので気を付けてください。エンターテイメント系の動画ではないので、全体的にあまり賑やかにしないのがおすすめ(ブランディング次第でもあります)。

ポイント④:テロップの表示文字数・表示時間に気を付ける

テロップの文字数は1行につき16~18字くらいまでにするのがおすすめ。基本は1回1行におさめたいところですが、場合によっては2行になっても構いません。つまり32~36字まで。

テロップの表示時間に関しては「4~6字あたり1秒」ほどがいいでしょう。例えば18字なら、3~4.5秒ほどテロップを表示させることになります。

ただ、これらはあくまで目安なので、ご自身の動画の傾向に合わせて表示文字数・表示時間をコントロールしてください。自分でこれらをコントロールする場合は、「自分は内容を知っているので早く読めてしまう」ことを考慮に入れましょう。自分の感覚よりも表示時間を1.5倍くらいにするとちょうど良くなるかもしれません(もちろんこれも動画次第です)。

視聴者のことを優先するならYouTube動画にはフルテロップをつける(まとめ)

ウェブマーケティング目的のYouTube動画にはフルテロップ編集を施しましょう。アウトソーシングできる、センスやスキルにあまり左右されないなどの理由で、難易度・消費リソースが低い傾向にある割にはメリットが大きいのでぜひ実践したいところです。

ただ、エンターテイメント系の動画ではないので、テロップの各種装飾をしすぎないよう気を付けてください(アニメーション系の編集は特に)。参考までにウェブマーケティング目的の動画なら、「適度なメリハリがありつつも基本は穏やかに」が適している場合が多いです。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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