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この記事ではウェブマーケティングに興味のある広報担当者や社内のマーケティング責任者に向けて、企業内ウェブマーケティングのYouTube動画における「話し方」のポイントなどについてお伝えしていきます。
特に「発信内容そのものには自信があるのに、話し方のせいで動画のクオリティを下げている気がする」という方や、「滑舌が悪くて話すことも苦手なのにどうすればいいのか」とお悩みの方などにおすすめの内容となっています。
本記事では、YouTube動画での話し方のポイントや、その「上手な話し方」を支えて動画の質を高める編集テクニックなどに関して解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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ウェブマーケティング目的のYouTube動画での話し方のポイント3選
それではウェブマーケティングの目的のYouTube動画での話し方のポイントをいくつか紹介しますのでぜひ参考にしてください。プライベートはもちろん、セミナーなどで話す場合のコツとも少し違うところがあるので注意が必要です。
ポイント①:句読点で区切るイメージで話す
ダラダラ長く話すと覇気がない印象になるので、句読点で区切るイメージで喋ることをおすすめします。ただ、全部の「、」で区切るとやりすぎな場合もあるのでそこは調整しましょう。ただし「。」では毎回区切るべきです。
ポイント②:タメ口は避けつつも適度にフランクに
タメ口はさすがにおすすめしませんが、適度にフランクに話すといいでしょう。イメージとしては「年上の友達に話す(タメ口ができるほどの仲ではない)」などがちょうどいいです。これくらいで話すと視聴者が親近感を抱きつつも、「馴れ馴れしくて嫌」とまでは思われないはず。
✅ブランディングによって調整する
後はブランディングによって調整してください(口調に限らず)。少し硬い雰囲気ならフランクとはいっても「ですね」とたびたびつける程度、かなりライトなブランディングなら「だよね」「じゃん」くらいは入れてもいいでしょう。
ちなみに硬い雰囲気を作りたい場合でも、「何かを例に取って説明する一人二役の寸劇」では多少崩すなどすると親近感を持たれやすくなります(普段柔らかい雰囲気で、寸劇時のみ硬くするなどもあり)。
ポイント③:少し早口で
YouTube動画では少し早口で話すことをおすすめします。ウェブマーケティング目的のYouTube動画を視聴する大半の人のスタンスは「どんどん情報が欲しくて、かつもう見たくないと思ったらあっさりブラウザバックする」なので、余計な間や溜めを作らずにスピーディーに話すのがちょうどいいのです。
✅あまり意識せずとも「少し早口」はできるようになる人が多い
ちなみにあまり意識せずとも「少し早口」はできるようになる人が多いです。「YouTube動画の撮影をする」ということで、たとえ慣れてきても多少なりともプレッシャーを感じて、自然と早口になる可能性が高いからです(なのでむしろ最初から少し早口ができるくらいの人さえいます)。
ウェブマーケティング用のYouTube動画の「上手な話し方」を支える2つの編集テクニック
続いてはウェブマーケティング用のYouTube動画の「上手な話し方」を支えて、さらに聞きやすく・見やすくするための編集テクニックを2つ紹介します。
テクニック①:フルテロップ編集で滑舌をカバーする
動画にはフルテロップ編集を施しましょう。これによって滑舌がカバーできるため、区切り方、口調、話すテンポなどに専念できます。
「少し早口で、かつ聞こえやすく」というのは想像以上に難しく、テロップを入れないと滑舌ばかりを気にしてしまい他の部分がガタガタになる恐れもあります。
もちろんフルテロップ編集には手間がかかりますが、それを上回るリターンがあるので全動画にテロップを入れるのがおすすめです。予算に余裕がある場合はアウトソーシングをしてしまえばリソースを大幅に節約できますね。
✅フルテロップ編集のその他のメリット
フルテロップ編集には他にも以下のようなメリットがあります。
- 画面に「動き」が常に出るので視聴者の集中力が続きやすくなる
- 近年需要の多い「倍速再生」にも優しい
- フルテロップ編集をするだけで「視聴者ファースト」→「信頼できる」と思ってくれる人もいる
フルテロップ編集は「センス」や「スキル」による差があまり出ない割に、メリットが多いので必ず取り入れたいところです。
テクニック②:カット編集でテンポなどをカバーする
撮影した動画にはカット編集を入れましょう。まず確実にカットするべきなのは、「あ~」「え~」などの言葉に詰まった部分、不自然なレベルで「間」が空きすぎた部分、全体の流れを見てそもそも不要になった部分などです。
さらに0.1秒単位で間を詰める(カットする)ことで、とても見やすい・視聴を続けやすい動画になります。
このカット編集があるので、例えば「言葉が詰まらないようにしないと」「あまり間を空けないようにしないと」などとプレッシャーを感じる必要はありません。それよりも「やや早口にする」「口調に気を付ける」などの部分にこだわりましょう。
✅本当に0.1秒単位でこだわってカット編集をするかはあなた次第
当然ながら0.1秒単位でこだわってカット編集をすると多くのリソースを使うことになります(アウトソーシングもできますが)。そのため以下のように優先順位を付けてカット編集をすることをおすすめします。
- 必ずカットする:言葉に詰まった部分、不自然に「間」が空きすぎた部分、全体の流れ的に不要な部分
- できればカットする:0.5~1秒以上の「間」を検討しながらカットする
- こだわるならカットする:0.1秒単位で「間」を検討しながらカット
カットが多用されているパート・そうでないパートがあると違和感が出るので、「動画全体の必ずカットするべき部分をカット」→「全体のできればカットする部分をカット」→「こだわりのカット」という順番で進めていくのがおすすめです。
まとめ
ウェブマーケティング用YouTube動画の話し方の主なポイントは、細かめに区切る、適度にフランクな口調、少し早口を心掛ける、などです。これらに気を配るだけで、同じ発信内容でもかなり見やすく・聞きやすくなることでしょう。
そしてフルテロップ編集によって滑舌を、カット編集によって「間」などをフォローできますので、撮影で話している段階ではそこまで気にする必要はありません。特に滑舌を目を向け始めるとキリがないので、良い意味で割り切ることをおすすめします。
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