広報担当が覚えるべき!メディアと読者に好かれるプレリリースの書き方ポイント4選
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2024.12.10

広報担当が覚えるべき!メディアと読者に好かれるプレリリースの書き方ポイント4選

この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、読み手に好かれやすいプレリリースの書き方のポイントなどに関して解説していきます。

「インパクトのある情報でもなかなかメディア採用されない」とお悩みの広報・PR担当者の皆さんに特におすすめの内容となっています。

本記事では好かれやすいプレリリースの書き方のポイント、そして「読み手にマイナス感情を起こさせないことの重要性」などについてお伝えしていくので、ぜひ参考にしてください。

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読み手に好かれるプレリリースの書き方のポイント4選|広報・PR

それではメディア関係者などの読み手に好かれやすいプレリリースの書き方のポイントをいくつか紹介していきます。

①画像、動画などを効果的に使う

文章よりも画像や動画の方が基本的に伝わりやすいですし、インパクトが大きくなります。また、「短時間でスッと理解できる」のでメディア関係者がプレリリースを読み進めるストレスを減らすことができます。

プレリリースは目安として「タイトル」→「リード文(要点まとめ)」→「本文」と進んでいきます。そしてリード文の前か後に画像を貼って、プレリリースの前半くらいに目を通すだけでもおおよその内容が理解できるようにまとめるといいでしょう。

それ以外では、文章を書いていて自分でも「画像で伝える方が楽」というところがあれば画像を使うのがおすすめです。

②:図、表、グラフなどを効果的に使う

例えば複数のデータや価格などを単に文章として並べるだけでは読みにくいです。書き手であり内容を理解しているはずの広報・PR担当者でも、後から読み返して混乱する可能性があるほど。

そのため図、表、グラフなどを効果的に使ってわかりやすくすることが大事です。少なくとも「パッと見て内容が理解できる」「『あ~、どれがどれを指しているんだろう』などのストレスを感じない」という2点は満たしたいところです。

③:意味の通じるタイトルにしつつ、関心を引くキーワードを入れる

タイトルは読み手がプレリリースを読み進めていくかどうか判断するための大切な要素です。メディア関係者も仕事で読んでいるので「タイトルだけで読まずにスルー」は少ないとされていますが、「タイトルが良くないから内容も期待できない」とは思われてしまう可能性があります。

さて、プレリリースのタイトルのポイントを2つ紹介します。

✅ポイント①:読んですぐに意味が通じるタイトルにする

例えば「新商品に関するプレリリース」であれば、そのタイトルだけで「○○という新商品を出す」ということが読み手に瞬時に伝わるようにすることが大事です。

一例として、こりすぎて「弊社が満を持して送り出す!この夏のマストトレンドアイテム!」などと書いても意味がわかりませんよね。

この場合は例えば「5歳児でも膨らませられる簡単浮き輪を○月にリリース」など、「特徴」と「何を出すのか(新商品を出す)」とわかるようにすることが大事です。

✅ポイント②:関心を引くキーワードを入れる

上の例でいえば「5歳児でも膨らませられる」など関心を引くキーワードを入れることが大事です。これが例えば「子ども向け簡単浮き輪をリリース」などではインパクトが弱くなってしまいます。

④:読み手に「自分のことだ」を思ってもらえるように書く(自分事化)

また、読み手に「これは自分事でもある」と思ってもらえるプレリリースのストーリーを作ったり、そうなるような表現を使ったりすることが大事です。

そのために重要なポイントを2つ紹介します。

✅ポイント①:なぜ自社がやるのか、なぜ今なのかを書く

「なぜ自社がやるのか」「なぜ今やるのか」という理由の部分について背景説明も入れながら書くことで、プレリリースの読み手に「そうなのか……じゃあ頑張ってほしい!(応援したい)」と思わせることができます。

このような説明がなく商品やサービスの特徴などを機械的に説明するだけでは、「そうなんですか、でも勝手にやってください……」という心境にさせてしまいます。

✅ポイント②:「自社の利益のため」という部分をうまく伏せる

プレリリースはあくまで「世のため人のためにこの情報を発信したい」という意識で書くことが大事です。極端に言えば目的は「人の役に立ちたい」であって、「売上アップ」はその副産物です。

だからこそ「自社の利益のため」という部分はうまく伏せましょう。例えば「弊社のさらなる躍進のため」などの表現が入るだけで、「勝手にやってください」になるので、表現としては省くべきです。

また、一例として「ユニークな新人教育プログラム」に関するプログラムを書く場合も、「社員の成長のため」ではなく、「より社会に貢献できる人材を育てるため」などとした方が印象が良くなります。

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読み手の「勝手にやってください」「知ったことではない」の気持ちを常に意識する

すでに触れていますが、広報・PRでは可能な限り、読み手の「勝手にやってください」「知ったことではない」の気持ちが出ないように言葉や表現を選ぶことが大事です。

それでもプレリリースであれば相手は基本的にメディア関係者ですから最後まで読んでくれる可能性が高いです。

しかしこれがSNSや企業公式サイトなどで発信する場合、受け手は「読む義務が一切ない一般人」ですから、言葉や表現が悪いとすぐにそっぽを向かれてしまいます。

「発信のターゲット外の人」ならその限りではありません

ただ、「情報発信のターゲット外の人」ならその限りではありません。

極端な例ですが、女性向け商品に関する情報発信において、男性の一般消費者にまで「自分事だ」と思ってもらう必要はありません。むしろ妙にターゲット外まで意識すると、半端な発信になる可能性があるので気を付けてください。

ただし、たとえターゲット外の人でも「この言葉や表現は不快だな」と思われるのは好ましくないのでそれだけは注意が必要です。

メディアと読者の両方に好かれるプレリリース(まとめ)

たとえ仕事でプレリリースを読んでいるメディア関係者でも、「勝手にやってください……」「知ったことではない」という気持ちにはなるものです。なので広報・PR担当者の皆さんは、そういった気持ちを起こさせないように意識してプレリリースを書くことが大事です。

ただし「誰にでも無難に刺さる言葉や表現を……」と考えるとむしろ誰にも刺さらなくなるので、「ターゲット層に刺さるプレリリースを」「ターゲット外の人には不快に思われないレベルでOK」ということも考えましょう。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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