10年愛されるブランディング術
PR戦略とは
3分で分かる「PRの基本」
2019.01.22

10年愛されるブランディング術

〔読了まで2分〕

「ブランド構築」とは、ブランドを企業にとって好ましい状態に総合的におおなう経営を意味します。

10年愛されるブランド戦略を成功させるためには、
まず、消費者を意識したコミュニケーション手法を確立する必要があります。

コミュニケーション手法はいったん確立すると、送り手と受け手の間に独自のコンテクスト(文脈)が形成されます。
そのひとつが、CI/VIマニュアルと言われる統一規制です。

送り手側となる企業は、“ブランドとは、いったい何であるか”をよく理解したうえで、広く消費者に誤解を与えないマネジメントを行う必要があります。

ただ、いったん成功すれば、ブランド戦略は、企業活動を優位に行うに優れたコミュニケーションツールとなり、あなたの企業に10年の繁栄をもたらしてくれることでしょう

 

PRとブランでディング戦略

テレビ・新聞・雑誌・ラジオ・ネットなどに広告出稿するだけで、優位的なブランド戦略が構築できるという誤解があります。

しかしながら、先述したコミュニケーション手法や、戦略に合致したメディア選定がなされていなければ、どれだけの企業がマス媒体で広告できるほどの経費があっても、効果は期待できないでしょう。

ブランディングをふくめて認知度を上げるには、PR戦略を考慮することは避けて通れません
弊社のクライアントの中でも社内で独自の競合調査をされているところは非常に多いですが、実際は自社に有利となるよう情報を精査している企業も少なくありません。

企業はどのような商材をあつかっているのであれ、自社の課題に基づいて企業活動を行えば、そこには必ず「競争」が発生します

そして、その「競争」においてPR戦略とブランド戦略の掛け算で優位にポジションを確保しなければ、100年の繁栄は安泰ではなくなります。

「認知度」「知名度」を上げたいのであれば、まずはその企業の「個性」はどこにあるのか明確にしましょう。

●競争上の強みなんなのか?
●それに適したメディア媒体はどれか?
●それらを統括するメッセージとしてのコミュニケーション手法はなにか?

これら考えて、情報や考え方をPRという目線でクリエイティブしていく必要があるのです。

競争優位性を生み出す

どのようなブルーオーシャン(競合なき市場)を狙っていても、それがサービスや製品である以上、代替品はあります。
つまり、「競争」とは、組織が「社会=市場」において経済活動を行うさいには、必ず発生するものなのです。

ブランディングは、こうした競争戦略をより有利に進めるために構築するものであり、
PRとブランディングはそのため、両者は「クルマの両輪」とも言うべき関係にあります。

従って、ブランド戦略の明確化なくして【PR】=【クロスメディア戦略の構築】は成立しません
逆をいえば、クロスメディアによる広範囲にわたる認知度の拡大を目指すのであれば、ブランディングを前提に置いたPRを行うことで成功します

 

ウェブとのPRの関係

Web戦略におけるブランドとはなにか。
それはさまざまな形で定義されています。

私たちフロンティアコンサルティングは、「ブランドとはすべてコミュニケーションにおけるエンドユーザーの経験価値(Experience Value)によって評価される」という原則論をベースとしています。

「お客様がエンドユーザーに対して、インターネットを介してコミュニケーションをすることによって、お客様の製品・サービス、そして企業体そのものを「好き」になってもらうことである」と位置づけています。

つまり、Webコミュニケーション上において、「好き」になってもらうための情報提供と配慮、
それを阻害するマイナス要因排除ということを徹底的に行うわけです。

特に分かりづらい、使いづらい、といった経験イメージは、直ブランド低下を招く恐れがあるということにも注意が必要です。

また、ブランドコミュニケーションに適したコンテクスト(文脈)を整備し、そして拡大していく必要があります。

そのマイナス要因を定義し、排除するためのお手伝いをし、我々はお客様のエンドユーザーに最高の経験を提供するためのお手伝いをしています

 

ブランディングで採用力をあげる

優秀な人材の採用に不可欠なのは、なんでしょうか。
それは給与や福利厚生などでしょうか。

あなたの会社に魅力があれば、多くの優秀な人材が訪れます。

しかしながら、企業の顔が見えなければ、それはわかりません。

顧客と全く同じです。
何を「商売としていて」「どのような特色があって」「どんな社風・方向性であるか」が外から見て明らかでなければ応募はしません。
「知名度・認知度が高い」=「求人応募が多い」ではないのです。

「企業の魅力や野心」が全体として伝わってこない会社には、誰も魅力的に映りません。

●「認知度」や「知名度」を上げたいのであれば、まずはその企業の「個性」はどこにあるのか?
●一般に伝達可能なのか?

これらを考察し、 良い方向にデザイン部分も含めて導いていくブランディングを行います。

 

PRで組織力アップ

では、どのようにすれば、10年愛されるブランド戦略がつくれるのか。

一人では無理です。
我々だけでもできません。

しかし、互いにパートナーとなり、手を組み合えば、必ず叶います。

我々が中立的な立場になり、「経営陣」「社内」「社外」「潜在的需要層」のヒアリングを行い、「人と会社」に焦点とする戦略構築を行い、会社のブランドの再構築を行います。

これにより「個人事業主」的な「人だより」の会社のイメージを、
本来の事業の魅力を十分に外部に伝え、社内にもポジティブな意識を生み出すような「企業」を作り出します。

場合によっては、個人会社のようなイメージのする社名の場合、変更もあり得ます。
ブランド構築を行うとき、必ずクライアント内でプロジェクトチームを結成します。

これは、プロジェクトチームをそれぞれの部署へのアンテナとして機能してもらうためです。

「第三者が会社に入ってきて、何かやっている」これでは、せっかくの会社を挙げてのブランディングが全く逆効果です。
社員のモチベーションアップの二次的効果として、会社の「これから」や「強みの再認識」などの基軸がしっかりすることにより、外部へのPRもやりやすくなり、採用活動がやりやすくなるというメリットもあります。

 

コーポレートアイデンティティ(CI)を活用

10年愛されるブランド戦略は、多くの人に称賛され、知ってもらう必要があります。
そのために、PR戦略とは両輪である、という話をしました。

商品・サービスのイメージばかりでなく、会社が外部へ発信するイメージの力も重要です。

「営業が強いので、イメージなど特に重要視していない」「高い技術力があるので、会社のイメージなど成長の源泉ではない」などと思うのは大間違いです。

我々は、皆様の会社のCI(コーポレート・アイデンティティ)を統一し、マニュアル化するお手伝いまでしています。
つまり「会社の個性」を最大限に活かし、 最大資産化する術を全て知っているのです。

その「個性」を戦略的に利用できるようなイメージづくりを行います。

 

新商品や新サービス

10年愛されるブランド戦略は、現場で輝いてこそ、の威力を発揮します。

新商品・新サービスの投入時に一番重要なことは、顧客とのアクセスする場所を意識することです。
顧客とコンタクトするまでの首尾一貫した統一したイメージがキーとなります。

そのためには、顧客(ターゲット)をよく理解し、その心のスイッチを押すようなバランス感覚に優れた全体プランニングと情報デザインが必要です。

例えば、パッケージには気を遣うが、WEBサイトが商品の魅力やイメージを伝え切れていないものであったり、テレビやCMは打ちまくるが、ターゲットが自宅でゆっくりくつろいで読むような雑誌には一切出ていない、では顧客に愛想をつかれます。

弊社では、統一したブランドイメージを重要視し、顧客に愛されやすい場所を創造し、愛されるストーリーをしっかりと、その心に伝えていく戦略を構築できます。

我々はプロフェッショナルです。
フロンティアコンサルティングのクリエーターチームとPRチームは、ことあるごとに、海外の優れた成功事例を研究し、国内のメディアの特性を研究し、首尾一貫とした指揮を行います。

PR戦略とブランド戦略に延べ2,000回以上も携わってきた、これは紛れもない自信と自負です。
もちろん、自社一貫サービスとして、コンサルティングや診断だけでなく、販促、印刷、WEBプロモーション、現場指揮の構築など、最終納品物まで全て落とし込みます。

 

顧客獲得につなげていく

良い店作りを目指す会社はたくさんあります。

事業計画の段階で成功を確信し、その将来的に目指す過程で、「こんなはずではなかった」と落ち込む経営者も多く言います。
ただ、我々から見れば、それは大変「惜しい」ことです。

何故、もっと早くブランド戦略を意識した店舗PRを展開しないのか。
不思議でたまらなくなります。

ブランド力を意識した店づくりやサービス展開を行うには、下記の4つが必要です。

1)顧客が店に入りやすい導線デザインや広告デザイン
2) 他地域で展開をすることを想定した「マーケティング調査」
3) 顧客に分かりやすいプロモーション(販促)戦略
4)メディアに取り上げてもらいやすい情報クリエイティブ

フロンティアコンサルティングでは、どの地域に行っても、どのような人が経営しても、成功を獲得できる、わかりやすく、けど本当は大切なPR戦略とブランド戦略を、100種類以上の打ち手として持っています。

我々のホームページをご覧ください。
その成功法則の一端が、見えてくるはずです。

そして……、
このようなPR戦略やブランド戦略も、実業に多忙なあなたは、はして真似できるでしょうか?
真似できたとして、それが成功しやすい手法でしょうか?
いつまでに、現場レベルで構築できますか?

ぜひ、我々にお声掛け下さい。
必ずや、あなたの力と知恵になります。

 

ブランド戦略のステップ

ブランド構築の「ブランド」という言葉を企業の経営者に話すと、「うちはブランドモノを扱っているわけではないし・・・」「一般大衆向けの商品を扱っているわけではないので・・・」などとよく言われます。

これはブランドという言葉の日本語訳が間違って入ってきてしまったために、「Louis Vuitton」や「Coca-Cola」などの、いわゆる「ブランド=高級品や一般顧客に販売する商品」のイメージと 混同してしまっているからだと思うのです。

本来「ブランド」とは、あなたの会社が「他の会社と識別できるような印 (しるし)」なのです。
顧客が、他の企業と識別できるような「しるし」に気づかなければ、 そもそもあなたの会社は認知されることはありません。

今はまだあなたの会社のお客様にはなっていない潜在顧客を引き寄せ、 競合他社より自社の強みを目立たせ、続けて契約・購入してくれる顧客層を 作り上げるには、ブランドづくりが必要なのです。

大企業とは違い、中小企業の場合は何らかの強みを「外に知らせる・ 気づいてもらう・覚えてもらう」必要があるのです。

今、企業には様々な逆風があります。
政治の混迷、長期化する円高、中小企業に集まらない人材、 少子化、マーケットの低迷、デフレ・・・。
ところが、全ての企業が赤字で苦しんでいるわけではなく、非常に伸びている 企業も多いのです。

これらに共通することは、しっかりとした差別化の要素=ブランドを持って戦っているのです。

企業の大きさではありません。
中小企業こそ必要な戦略。
それは、経営戦略、財務戦略、人材戦略と並んで、ブランド戦略なのです。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事