YouTubeの動画編集ですぐに使えて優先順位が高いスキル・テクニックTOP3
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2022.08.25

YouTubeの動画編集ですぐに使えて優先順位が高いスキル・テクニックTOP3

YouTubeの動画編集において、編集スキルや作業の生産性を上げるテクニックは動画のクオリティを担保する上で最重要ポイントと言っても過言ではありません。

しかし、こだわりすぎると動画のUP本数に限界が出てしまい、結果的に上位化、おすすめ動画に上げていくことが難しくなります。そこで今回は、動画編集における優先順位の高いスキルやテクニックトップ3をご紹介させていただきます。

*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー

 

動画編集を始める前に!編集時間を決めてから編集作業すべし

駆け出しユーチューバーに多いのが、「動画編集に時間をかけすぎて効率が悪くなるというパターンです。趣味でユーチューバーをやっており、「一本一本最高の動画を投稿したい!」というのであればそれで構いませんが、ビジネスとして続けたい場合はそれではいけません。

また、そもそも「編集が凝っている=動画が伸びる」とは言い切れませんから、率直に言って「そこそこ」でも投稿するべきです。こだわり始めるとキリがないので、「この動画の編集には○時間かける」と事前に決めてから編集作業をスタートしましょう。

余談ですが、小説家の中には「推敲し始めるとキリがない。推敲を終わらせる最大の要因は締め切り」と考えている人が少なくないようです。

*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説

 

YouTubeの動画編集の優先事項3選

それでは動画編集で優先するべき要素を3つ紹介します。限られた時間の中でも、これだけはこなしましょう。

優先事項1.カット編集

「無言部分」や「あー」「えーっと」などの部分をカットする編集のことです。YouTube動画の視聴者は、「何も考えずストレスフリーで観たい」と考えているので、余計な箇所が多すぎると離脱しやすくなります。

他にも、本筋から離れた話、「短時間のうちに同じようなことを繰り返し言っている部分」などは思い切ってカットしましょう。ユーチューバー本人にとってはそこも面白い部分かもしれませんが、視聴者からすれば負担にしかなりません。

これに限らず、ビジネスとしてユーチューバー活動をする場合は、「自分だけが楽しくなっていないか」ということを常に気にしていなければなりません。

優先事項2.テロップ

セリフなどを文字に起こして画面下などに挿入する作業です。先ほどもお伝えした通りストレスフリーにすることが大事ですから、「全編テロップ」が理想です。無音でも内容が分かるのがベストと言えます。テロップを入れるためのソフトもあるので活用してみましょう。

また、ユーチューバー本人の滑舌が悪い場合は、それをカバーする役割もあります。ちなみにテロップは何も全てセリフ通りにする必要はありません。セリフを補助する内容のテロップを入れるのも有効です。

例えば、セリフが「あの人には負けますね」なら、テロップを「あの人(鈴木さん)には負けますね」にするなどです。さらに、「パスタを茹でているシーン」なのであれば、テロップを「パスタをゆでる!」にするなど。

優先事項3.BGMと効果音

BGMがないと味気ない感じがしますから、「動画やチャンネルの世界観」に合う音楽を使いましょう。また、BGMの種類によっては視聴者の集中力を高めることもできます。さらに効果音もつけましょう。ただしあまり多くつけすぎず、「ここ!」という箇所だけにつけることが大事です。そうすることで動画にメリハリをもたせることが可能です。

ただし、BGMや効果音が大きすぎるのは最悪ですから気を付けてください。「話の邪魔をしない音量、かつ後ろのほうで少し聞こえる」くらいがベストです。

 

編集に余裕があれば行うべき「テロップや画像のアニメーション設定」

ここまで紹介した3つの編集作業を行い、時間が余った場合は、動画内のテロップや画像を動かしたりアニメーション設定をしたりすることをおすすめします。

特に15~20分以上など長い動画に関しては、これをすることで視聴者の集中力を多少サポートできるかもしれません。

ただ、「視聴者に与える満足度」という意味では効果が薄いです。ですからあくまで時間に余裕があるときだけ行うべきですし、面倒なのであればしなくても構いません。もっと他のことに時間を使いましょう。

 

 


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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