YouTube初心者にありがちなサムネイル作りのNG事項7選
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2022.08.07

YouTube初心者にありがちなサムネイル作りのNG事項7選

YouTube(ユーチューバー)においては、どれだけ動画の内容が優れていても、再生されなくては意味がありません。

そして再生されるかどうかを決めるのはYouTubeのサムネイルです。そこで今回はサムネイル作りのNG事項を7つ紹介していきます。

*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー

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YouTube初心者にありがちなサムネイル作りのNG事項7選

説明されれば「そんなことは知っているよ」と感じるかもしれませんが、7要素とも高品質でこなしているユーチューバーは非常に少ないです。今からお伝えする7選は当たり前のことかもしれませんが、実行することで他の方々と大きく差をつけられること間違い無いでしょう。

1.文字が目立たない(その他文字関連の失敗)

恐らく一番多い失敗がこれです。

・文字が小さすぎる(自分で作成している時点では意外と気づかないものです)

・パソコンでは読めても、スマホの画面では文字が読めない

・文字の色と背景の色が似ていて読みにくい

・文字は大きいが、細い

・文字数が多すぎる

文字の存在感を可能な限り強めるためにも、サイズを大きくし、太いフォントにし、背景と同化しない色にしましょう。さらに文字にアウトラインをつけたり、影を入れたりするのも有効です。また、基本的に文字数は1文字でも少ないほうがいいです。

例えば「初心者の皆さんにおすすめ!」ではなく、「初心者におすすめ!」にしましょう。「おすすめ」という言葉にはある種のパワーがありますから迷うところですが、「初心者向け!」などでも良いでしょう。

2.色が多すぎる

できるだけ目立たせようと思って、カラフルな色をたくさん使う人もいます。確かに「目立つ」のですが、単に目立つだけであって、ごちゃごちゃして情報が伝わりにくくなります。YouTube動画のサムネイル作りでは、「白+黒+灰色+他1色」にすることをおすすめします。

3.画像が汚い

「文字+フリーイラスト」のようなサムネイルを作る場合はほとんど心配はいりませんが、「写真メイン」のサムネイルを作成するのであれば、画像が汚くならないように気を付ける必要があります。

最も多いのは、「暗い場所で、遠くのものを撮影し、画像が荒くなる」というものです。スマートフォンでもきれいな写真を撮影することはできますから、「基本的に明るくする」「あまり遠くならないようする」などのことを意識して撮りましょう。

4.無駄なものが入っている

・おしゃれな写真にティッシュ箱が入り込む

・ダイエット系のサムネイルにお菓子の空き箱

など、雰囲気に合わないものが写り込まないようにしましょう。基本的に「生活感のあるもの」はどんなサムネイルにも入らないほうがいいです。

5.情報過多

「1サムネイルにつき1メッセージ」が基本です。文字に重点を置くのであれば、写真は単なる背景であるべきですし、写真自体にメッセージがある場合、文字はあえて「読まなくていいレベルの文字列」にするのがおすすめです。逆に、

・写真と文字をしっかり見ないと何が言いたいのか分からない

・複数の写真がある

・2文以上ある

などのサムネイルは良くありません。

6.自分の顔のアップ

ここまでの5つに比べるとやっている人はさすがに少ないですが、たまに顔のアップをサムネイルにしてしまう方がいます。もちろん本人の方針次第では顔を入れるのも悪くありませんが、「サムネイルの中で最も目立つのが顔」という画面にはならないようにしましょう。「顔自体にはメッセージ性がない」ということもそうですし、そもそもよほどの美男美女でないと残念ながら不気味でしかありません。

もし、「自分の姿」によってキャラクター性を作りたいのであれば、例えば「いつも白い服を着る」「毎回同じ帽子をかぶる」などのやり方があります。これなら顔を写さなくても、キャラクター性を印象づけることができます。

7.権利侵害

動画内の音楽などには気を遣っていても、なぜかサムネイルとなると権利関係への意識が向かなくなる人が多いです。駆け出しのうちはサムネイルなどで権利侵害をしていても見逃されるかもしれませんが、ある程度チャンネルが成長すると目をつけられます。

 

こんなYouTubeサムネイルは視聴者の興味を引かない【まとめ】

再生されるためにやってはいけないNG7選をご紹介してきました。最後にNGなYoutubeサムネイル7選をまとめて終わりたいと思います。

1.文字が目立たない(その他文字関連の失敗)

2.色が多すぎる

3.画像が汚い

4.無駄なものが入っている

5.情報過多

6.自分の顔のアップ

7.権利侵害

当たり前のことですが、特別熱心に行うことで他のユーチューバーからの差別化になります。皆さんのチャンネル運営がより充実し、ユーチューバーライフを満喫してください。


執筆者・監修者
上岡正明
テレビコメンテーター・経済記者
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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④:日本経済新聞での連載記事