メントスコーラ動画では稼げない3つの理由|YouTube稼げるジャンル特徴3選
PR戦略とは
3分で分かる「PRの基本」
2022.07.30

メントスコーラ動画では稼げない3つの理由|YouTube稼げるジャンル特徴3選

YouTube(ユーチューブ)の人気動画としてよく例に挙がる、「メントスコーラ動画」ですが、これをあなたが投稿しても再生回数が伸びることはまずありません。その主な理由を紹介していきます。

*記事を書いた人:わずか2年で登録者20万人の現役ユーチューバー

*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説

 

メントスコーラ動画ではYouTubeで稼げない3つの理由

1.すでに見飽きているため

単純にメントスコーラ動画はもう多くの人が見飽きていますそのため今さら再生してくれる人は少ないです。どうしてもメントスコーラ動画で稼ぎたいのであれば、「メントスコーラ専門チャンネル」を作って、「斬新なやり方のメントスコーラ動画」を投稿し続けるしかありません。

これが例えば「株式投資」などなのであれば、「すでに成功している人の真似をする」のがセオリーです。理論上、稼げている人を100パーセントコピーすれば同じように稼ぐことができますからねですが、YouTubeの場合は「他人に観てもらう」必要がありますから、単純に成功者の真似をするだけでは稼げません。

2.誰もあなたには興味がないから

しかし、今からメントスコーラ動画を投稿しても再生回数が伸びる人がいます。それはズバリ「芸能人ユーチューバー」ですね。あなたも自分の好きな芸能人がYouTubeチャンネルを開設し、メントスコーラ動画をあげれば再生したくなるはずです。ですが、なぜ視聴したくなるのでしょうか。その理由は「その芸能人の動画だから」であって、「メントスコーラ動画だから」ではないはずです。

別の言い方をすればその芸能人が投稿する動画であれば、「1000℃の鉄球ネタ」でも「激辛ペヤングネタ」でも「ただの食事風景」でも再生したくなるはずです。はい、もうお分かりですね。芸能人ユーチューバーは、「芸能人だからこその知名度」を使って勝負することができるのです。

ですが、顔や名前を知られているわけではないあなたの場合、そういった方向性で攻めることはできないわけですね。少し残酷なようですが、「誰も自分自身には興味がない」と知っておくと、ユーチューバーとしての活動方針が定まりやすくなります。

それに逆に言えば、全く知名度がない人でもユーチューブであれば成功できます。

3.「メントスコーラのプロ」には勝てない

先ほども少し触れましたが、「だったらメントスコーラを極める!」という選択肢もないわけではありません。ですが、YouTube内で「メントスコーラ」で検索をかけてみてください。

工夫を尽くした様々なメントスコーラ動画がヒットするはずです。つまりメントスコーラに限らず、「一つの定番ネタを極めていく方向性で勝負する」のも、YouTubeという戦場ではすでに無理があるのですね。

 

YouTubeで稼ぎやすいチャンネルの特徴3選

続いてYouTubeで稼ぎやすいジャンル・チャンネルの共通点を3つ紹介します。

1.「登録者数」に対する「再生回数」が多いジャンル

・一度ファンがついたらなかなか離れない

・「チャンネル登録をしていない人」も多く再生している

ということですから「登録者に対して、再生回数が多いチャンネル」が扱っているジャンルは稼ぎやすい傾向にあります。目安として、安定して「再生回数が登録者数の半分以上ある」のであれば、そのチャンネルでどんなジャンルの動画を出しているのかチェックすべきです。

ただ、もちろん芸能人・人気ユーチューバーなど、「人」目当てで視聴しているユーザーが多いチャンネルは除外して考えましょう。

2.長い動画でも再生回数が多い

1分くらいの動画であれば「ちょっと面白そう」くらいの気持ちでも再生する人が多いはずです。しかし、これが10分や20分の動画となるとその程度の興味では視聴しない人が増えます。つまり、「長い動画でも再生回数が多くなっているジャンル」は、「そのジャンルに強い興味を持っている人が多い」ため、今から手を出しても人気が出やすいということです。

ちなみに、再生時間が長い動画には多く広告を貼ることができますし、関連動画やおすすめ動画として表示されやすくなります。

3.動画作成に手間がかかっている

やはり「手の込んだ動画」のほうが再生されやすいです。YouTube上には「いったいどれだけの手間をかけて編集したのだろう?」と言いたくなる人気動画がたくさんありますが、そういったコンテンツの中には「実はやっている事はそこまで面白くない」というものもあります。

それだけ編集にこだわるのは大事ということですね。さらに言うと、「手の込んだ編集をしないと成り立たない動画ジャンル」はライバルが増えにくいですから、一度編集技術を身につければ安定して稼げる傾向にあります。

「できるだけ手間をかけずに稼ぎたい」というのが多くの人と本音だとは思いますが、結局のところ「頑張って動画を作り込む」ほうが近道になるケースが少なくありません。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事