検索エンジンとは?その仕組みや検索の結果画面をサイトのトップページだと考える理由を解説
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2020.04.25

検索エンジンとは?その仕組みや検索の結果画面をサイトのトップページだと考える理由を解説

私も知っている、日本で利用されている主な検索エンジンとして、Google、Yahoo!JAPAN、Bingがあります。そして、これらは別々の会社が運営しています。

Yahoo!JAPANもGoogleのデータベースを利用している

Yahoo!JAPANですが、実はGoogleのサーバーを活用しているので、検索結果はGoogleと非常に似通ったものとなっています。また、スマートフォンでの検索の場合には、iPhoneとAndroidは両方ともGoogleの検索結果を表示するようになっているのです。2018年6月時点では、パソコンとスマートフォンでGoogleの検索結果は微妙に違っています。

◆検索エンジンは世界中のサイトをチェックしている

それでは、検索結果は一体どうやって表示されているのでしょうか?

検索エンジン会社は、「クローラー」と呼ばれるシステムを持っていて、クローラーが世界中のサイトを自動的に、休みなくチェックし続けています。1ページだけのサイトから数千万ページもある巨大サイトまで、クローラーはくまなくページをひとつひとつ見て、「キャッシュ」として保存しています。キャッシュとは、検索結果を表示するために検索エンジンが保存するデータのことです。

◆検索結果は整理されたページの情報から瞬時に探し出される

クローラーが集めてきたページは、その内容を単語ごとにばらばらにして分析され、ページが「何について書かれているのか」「どんなキーワードを含んでいるのか」「どこからリンクされてどこにリンクしているのか」などの評価で、データベース化されます。

訪問者がキーワードを入力すると、検索エンジンは瞬時にそのキーワードに合ったサイトを探し出し、訪問者の目的に近いと思われる順に並べ替えて表示してくれます。つまり、検索結果に表示されるためには、まず自分のサイトが検索エンジンにインデックスされる必要があるのです。

◆広告以外の場所を「自然検索結果」と呼ぶ

ここでは、Googleで「サッカー ゴール」と検索した場合で解説していきたいと思います。

訪問者の目的は「サッカーゴールを調べたい、購入したい」「格好いいゴールシーンを見たい」といったところでしょうか。通常の検索結果の上部は、AdWords(アドワーズ)という広告で占められます。控えめな文字サイズで「広告」と表示されていることが確認できますね。

そして、広告以外の部分が検索結果です。この部分は、「自然検索結果」(オーガニック検索結果)と呼ばれています。広告ではない、という意味で自然検索です。検索エンジンは、訪問者が入力したキーワードに対して、それぞれ最も訪問者の目的に近い結果を順番に表示してくれます。

◆実際にクリックされているかも重要

自然検索結果で1位を取っても、全員がクリックするわけではありません。例えば「サッカー ゴール」の場合、目的がゴールシーンの動画なら、検索結果をスクロールしてYouTubeの動画をクリックすることでしょう。

目的が「サッカーゴールを手作りしたい」であれば、期待した検索結果がなくて「サッカー ゴール 手作り」などのキーワードで検索し直すかもしれませんよね。自然検索結果には、CTR(クリックスルー率)というものがあります。検索結果に表示回数中、どれほどの確率でクリックされたかを表す数値です。

自然検索結果で1位に表示された場合、平均のCTRは21%、10位の場合は1%台と言われています。ただし、あくまでもこれらの数値は平均です。例えば「NHK」というキーワードでNHKのサイトを探しているのなら、1位のNHKのサイトはほぼ全員がクリックしますよね?

 

検索結果画面をサイトのトップページとして意識する

自然検索結果に表示されている内容をよくチェックしてみましょう。

訪問者は、検索でヒットしたサイトが自分の目的に合っているかどうか、検索結果画面を読んで選んでいきます。あなたのサイトが「何位に表示されているか」も重要なのですが、「ちゃんとクリックされているかどうか」も重要なのです。訪問者の目的に合った魅力的な説明文が表示されていれば、CTRはぐっとアップするのです。検索結果画面はあなたのサイトのトップページと言うことができます。

 

まとめ 検索結果画面が自分のサイトのトップページ

検索エンジンは非常に多くのサーバーを世界中のデータセンターに置いて、それらを同時に連携させて、高速にサイトをリストアップさせています。検索エンジンの仕組みを知ることで、SEOに対する理解を深めました。

また、「検索結果画面が自分のサイトのトップページだと考える」ことが重要です。そこからあなたのサイトのユーザー体験はすでに始まっているのです。今回は、意外に軽視されやすい、検索結果画面について学びました。ぜひ有効活用して下さいね。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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