Z世代がハマるPR戦略とコンテンツ制作の秘訣とは!?
コラム
女性視点×PR
2023.02.27

Z世代がハマるPR戦略とコンテンツ制作の秘訣とは!?

まず、Z世代とは一般的に1900年後半から2000年代の初めに生まれた若年層を指します。
あなたは当てはまりますか?

早くからSNSに触れ、スマホのある生活が当たり前で、
多量な情報の中から自分たちに合うものを見つけ出し、スピーディーに消費していきます。

今では、中学生もスマホを所有し、小学生でもTikTokに動画を投稿するのが当たり前です。

最近の流行を生み出すのもまたこのZ世代です。

PRをしていく中では、このZ世代を熟知し攻略しておくことが必須といっても過言ではないでしょう。
今回はそんなZ世代に向けた、コンテンツ作りのルールを紐解いていきましょう。

脳にカロリーを使わせない=わかりやすさ

他の世代との違いは、Z世代を取り巻く情報量が圧倒的に多いところです。その環境で育ってきたため、情報の取捨選択がスピーディーになってきています。

つまり、コンテンツに触れたとき、見るか見ないかを判断するスピードが格段に上がったということです。0.1秒以内にスマホをスクロールする親指を止めさせる仕掛けを意図的に入れる必要性があります。

Z世代は他の世代よりも素早くコンテンツの好みを判断しています。

見続けてもらうには、パッと見て「おもしろいコンテンツだな」と判断させなくてはならないのです。Z世代に対しては、数ある情報の中から差別化して、認知をさせ、調べていいかの土俵に上げることが大事です。その認知のフックとなるのが、脳にカロリーを使わせずに良いものと判断させることです。

カルチャー目線でコンテンツを開発する

カルチャー目線とは、相手のことやその世代のカルチャーの立場に立つことを指しています。
つまり、コンテンツを受け取る側と同じ目線に立つことが大切ですね。

「このコンテンツすごいでしょう?」と主張すると、スルーされますし、目線を下げ過ぎても引かれてしまうので、そのさじ加減を調整することが求められています。

加えて、コンテンツを受け取るターゲットがどのような生活を送り、何を見てきて、どんな流行の中で育ったのか歴史を理解することが大切です。その上で、一歩先の流行を先読みしたコンテンツを設計するということが“ささる”コンテンツを生み出す秘訣だと言えます。

ではどのようにして、カルチャーを読み解いていくのか?
その方法は無限に存在します。各種SNSプラットフォーム、配信サイト、映画、TV番組、漫画、小説、政治経済の歴史やニュースを一日の中でなるべく多くインプットすることが大切です。

私自身も映画はなるべく一日一本は観るようにしています。つまり、一日の中でどれだけインプットの時間を割いているのかが重要です。

どういった視点でコンテンツを見るべきか?

たとえばTwitterを見る場合は、ツイートの内容はもちろん、何時につぶやかれたのかなども見るようにしましょう。

このように要素分解をすることで、伸びるツイートの傾向が把握できます。また、ヒットしたコンテンツに関しては特に細かく要素分解していく必要があります。

昔のバラエティ番組にあった、上からタライが落ちてくるおもしろさは、世代が変わっても通じます。そういった要素を今風にアレンジして、制作する動画などのコンテンツに盛り込むようにするとコンテンツの濃度が上がってきます。

 

いかがでしたか?
PRにおいてZ世代に“ささる”コンテンツ制作が流行を生み出す近道かもしれませんね!


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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