【広報初心者おすすめ】日経MJを活用した広報活動の3STEP
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2023.02.27

【広報初心者おすすめ】日経MJを活用した広報活動の3STEP

令和一年目の6月を迎えましたね。

今年のG.W.は10連休ということもあり、なかなか休みモードが抜けなかった方は多いのではないのしょうか? 梅雨の時期に入りますが、しっかり仕事モードで取り組んでいきましょう。

さて、今回は広報やマーケッター職必見の「日経MJ」について、考察していきたいと思います。時事ネタやトレンド情報が豊富なため、プレスリリースを書く際の参考にもなります。

そもそも皆様は、日経MJをご存じでしょうか? 多くの広報、マーケティングのご担当者様は周知だと思いますが、念のため簡単に説明させていただきます。

*記事を書いた人:「めざましテレビ」「王様のブランチ」元放送作家

 

日経MJとは何?

新聞を読む男性

日本経済新聞社から発行されている消費と流通、マーケティング情報に特化した専門紙です。

もともとは、日経流通新聞として創刊され2001年4月の創刊30周年を機に『日経MJ』に名称を変更しました。

主にマーケティングや販促・流通に関する情報が載っており、「ヒット商品の作り方や今の流行(トレンド)、消費者動向を知ることができるので、広報担当者やマーケッターには、必需品の新聞ですね。

さて、ここからはPR会社として、主にこれから広報やPRに携わる方々に向けて、仕事で役立つ読み方について順を追って考察していきたいと思います。

*日本経済新聞社(出典)⇒日経MJについて詳しく知りたい方はこちら

 

世の中のトレンドや流れを把握する

昨今の情報取集ツールとしては、Twitterやinstagram等のSNSから、YouTubu系列の動画サイト、NewsPicksやYahooニュース等のwebメディア、新聞、雑誌、TVといたるところで情報に触れることができてしまい、自分にとって本当に必要な情報がわからない情報過多の状態です。

しかし日経MJであれば、消費経済に焦点をあて、生活・消費・サービスに関する情報を扱っているためPRや広報に必要な今のトレンドや人気商品、話題等のトピックをきちんと拾うことのできるため、“今、何が流行っているのか?”をしっかりとキャッチすることができます。

また日本経済新聞とは、異なりそこまで時系列順になっていないため、週の終わりや2週間分とまとめて読むのもおすすめです。
まずは、日経MJを呼んで、今のトレンドをしっかりつかんでいきましょう。

*こちらも人気:PRと広告の最大の違い知ってる?現役記者が解説

 

ヒットや人気商品の仕掛けの裏側を読み解く

前述の通り、日経MJを読めば、ヒットしたものや人気商品、今話題のものを知ることができます。

今のトレンドの全体像を押さえたら、次のステップとしてはもう一歩踏み込んで、どうやってそのトレンドやヒットを仕掛けたか?の裏側の部分を意識して読むことです。

日経MJにも、仕掛けの裏側やアイディアについて解説されていることもありますが、あくまでのヒントだけなので、ここからは自分の仮説や推測を立てながら、関連する情報をリサーチしたり、仕事を通じていろいろ見聞きする中で、記事から得た受動的な情報ではなく、そこから派生した情報取集によってより能動的な密度の濃い役立つ情報を得られるはずです。
こうして、将来のヒットやトレンドの種となるアイディアを育てていきましょう。

 

日経MJへの露出を狙う

さて、いよいよ最後のステップです。

日経MJを通じて、得た知識を生かして、記事への露出を目指しましょう。
日経MJは、消費者だけでなく、TVをはじめ多くのメディアがチェックをしているため、掲載された記事がそのままTV番組のコーナーで扱われたり、
ほかの媒体で取り上げられたりと、日経MJを起点に情報連鎖や拡散が起こることがよくあります。

つまりヒットを起こすために、日経MJ自体が一役買っているということですね。

では、実際にどうやって露出させるのか?
と疑問に思った方もいらっしゃるかとおもいます。

媒体に露出させる近道は、いかにその媒体の特性を知っているか? 以外ないと思っています。

つまり日経MJへ露出させたければ、どういった情報や企画が好まれ、これであれば自社の商品やサービス、トピックを書いてもらえそうという傾向をつかむことが大切です。

従って、上記のステップを踏むことがとても大切です。

また日々、チェックすることで、どの記者様がどんな記事を取り扱っているのか、どんな内容を好んでいるのかも見えてくるので、あとはその方に直接アプローチするだけで露出に向けて動きだせると思います。

必ずしもヒットしているものだけでなく、これからヒットしていきそうやトレンドになりそうといった前段階のものでも扱ってもらえるので、ぜひ積極的にアクションを起こしてみてください。

 

日経MJは広報PR戦略のバイブルだ!

データと戦略

いかがでしたでしょうか?
今回は、これから広報を始める方に向けて記事を書きましたが、長く広報に携わっていても、日々学ぶことだらけなのが日経MJだと思います。

ありがたみを感じながら、日々、チェックしていきたいですね。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事