令和一年目の6月を迎えましたね。
今年のG.W.は10連休ということもあり、なかなか休みモードが抜けなかった方は多いのではないのしょうか? 梅雨の時期に入りますが、しっかり仕事モードで取り組んでいきましょう。
さて、今回は広報やマーケッター職必見の「日経MJ」について、考察していきたいと思います。時事ネタやトレンド情報が豊富なため、プレスリリースを書く際の参考にもなります。
そもそも皆様は、日経MJをご存じでしょうか? 多くの広報、マーケティングのご担当者様は周知だと思いますが、念のため簡単に説明させていただきます。
*記事を書いた人:「めざましテレビ」「王様のブランチ」元放送作家
日経MJとは何?
日本経済新聞社から発行されている消費と流通、マーケティング情報に特化した専門紙です。
もともとは、日経流通新聞として創刊され2001年4月の創刊30周年を機に『日経MJ』に名称を変更しました。
主にマーケティングや販促・流通に関する情報が載っており、「ヒット商品の作り方や今の流行(トレンド)、消費者動向を知ることができるので、広報担当者やマーケッターには、必需品の新聞ですね。
さて、ここからはPR会社として、主にこれから広報やPRに携わる方々に向けて、仕事で役立つ読み方について順を追って考察していきたいと思います。
*日本経済新聞社(出典)⇒日経MJについて詳しく知りたい方はこちら
世の中のトレンドや流れを把握する
昨今の情報取集ツールとしては、Twitterやinstagram等のSNSから、YouTubu系列の動画サイト、NewsPicksやYahooニュース等のwebメディア、新聞、雑誌、TVといたるところで情報に触れることができてしまい、自分にとって本当に必要な情報がわからない情報過多の状態です。
しかし日経MJであれば、消費経済に焦点をあて、生活・消費・サービスに関する情報を扱っているためPRや広報に必要な今のトレンドや人気商品、話題等のトピックをきちんと拾うことのできるため、“今、何が流行っているのか?”をしっかりとキャッチすることができます。
また日本経済新聞とは、異なりそこまで時系列順になっていないため、週の終わりや2週間分とまとめて読むのもおすすめです。
まずは、日経MJを呼んで、今のトレンドをしっかりつかんでいきましょう。
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ヒットや人気商品の仕掛けの裏側を読み解く
前述の通り、日経MJを読めば、ヒットしたものや人気商品、今話題のものを知ることができます。
今のトレンドの全体像を押さえたら、次のステップとしてはもう一歩踏み込んで、どうやってそのトレンドやヒットを仕掛けたか?の裏側の部分を意識して読むことです。
日経MJにも、仕掛けの裏側やアイディアについて解説されていることもありますが、あくまでのヒントだけなので、ここからは自分の仮説や推測を立てながら、関連する情報をリサーチしたり、仕事を通じていろいろ見聞きする中で、記事から得た受動的な情報ではなく、そこから派生した情報取集によってより能動的な密度の濃い役立つ情報を得られるはずです。
こうして、将来のヒットやトレンドの種となるアイディアを育てていきましょう。
日経MJへの露出を狙う
さて、いよいよ最後のステップです。
日経MJを通じて、得た知識を生かして、記事への露出を目指しましょう。
日経MJは、消費者だけでなく、TVをはじめ多くのメディアがチェックをしているため、掲載された記事がそのままTV番組のコーナーで扱われたり、ほかの媒体で取り上げられたりと、日経MJを起点に情報連鎖や拡散が起こることがよくあります。
つまりヒットを起こすために、日経MJ自体が一役買っているということですね。
では、実際にどうやって露出させるのか?
と疑問に思った方もいらっしゃるかとおもいます。
媒体に露出させる近道は、いかにその媒体の特性を知っているか? 以外ないと思っています。
つまり日経MJへ露出させたければ、どういった情報や企画が好まれ、これであれば自社の商品やサービス、トピックを書いてもらえそうという傾向をつかむことが大切です。
従って、上記のステップを踏むことがとても大切です。
また日々、チェックすることで、どの記者様がどんな記事を取り扱っているのか、どんな内容を好んでいるのかも見えてくるので、あとはその方に直接アプローチするだけで露出に向けて動きだせると思います。
必ずしもヒットしているものだけでなく、これからヒットしていきそうやトレンドになりそうといった前段階のものでも扱ってもらえるので、ぜひ積極的にアクションを起こしてみてください。
日経MJは広報PR戦略のバイブルだ!
いかがでしたでしょうか?
今回は、これから広報を始める方に向けて記事を書きましたが、長く広報に携わっていても、日々学ぶことだらけなのが日経MJだと思います。
ありがたみを感じながら、日々、チェックしていきたいですね。