Twitterを活用するうえで
コラム
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2013.10.31

Twitterを活用するうえで

今回はソーシャルメディア、とくにTwitterをビジネスに活用する方法をご紹介します。

前回お伝えしたように、ソーシャルメディアに必要なものはコミュニケーションです。

Twitterは誰でも簡単につぶやき(ツイート)という形で情報を発信することが出来ます。
また、特徴的なのが「フォロー」と呼ばれる機能で、お互いにフォローし合うことで双方向のコミュニケーションを行なうことが出来ます。

さらに、ソーシャルメディアのほとんどがそうであるようにTwitterのサービスは無料です。
簡単に呟くことができ、双方向なコミュニケーションを行える。その手軽さこそがTwitterの最大の武器であると言えるでしょう。

手軽でしかも無料なTwitterは、キャンペーンや広告に予算をかけられない中小企業にとって理想的なツールです。
たとえばアメリカのとある小さなピザ屋はTwitterを顧客との直接コミュニケーション手段として活用しています。

割引販売といったリアルタイムでお徳な情報を発信したり、セール情報だけでなく地域の話題や豆知識などをお伝えしてユーザーとの会話に力を注ぎました。

その結果、Twitterから購買につながった顧客が全体の売り上げの15%を占めるようになったそうです。
このようにセール情報などの広告と、顧客とのコミュニケーションのためのメッセージを交えることがTwitterをビジネスに活用する秘訣です。

ただ、情報を発信して終わり、ではいけません。

Twitterから自社サイトへのアクセスはどの程度増えたか、Twitterで行なったキャンペーンは売り上げにどの程度貢献したか・・・
そういったデータをとり次へ活かすことも重要です。

最後にTwitterを運用するうえで行なってはいけないことを挙げます。
それは、ビジネスとプライベートの発言を混同してはいけない、ということです。

手軽さゆえに思いついたことや気がついたことをすぐに発信できてしまうのがTwitter。
失言には十分気をつけなければなりません。プライベートな発言や、攻撃的な発言は避けるべきでしょう。

初めから辛口なコメントを売りにしていたり、ユーモアが人気の要因となっているのであればそういった方向性でいくのも間違いではありませんが、一般的な企業であるならばビジネスとプライベートの区別はしっかりと持つべきです。

ごく当たり前のことなのですが、Twitterではときどきこの常識を忘れて失言をしてしまうケースがチラホラと見られます。

これからTwitterをビジネスに活用しようと考えている方は、十分にお気をつけください。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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