ウェブマーケティングで「海外の成功例の真似」が重要である4つの理由
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2025.09.28

ウェブマーケティングで「海外の成功例の真似」が重要である4つの理由

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この記事では現在、ウェブマーケティングに興味のある広報担当者やPRマーケッターの方に向けて、ウェブマーケティングで成功するために「海外の成功例の真似」が重要である理由などについてお伝えしていきます。

特に「ウェブマーケティングで安定して利益を出せるようになりたい」という方や、「一時的ではなく安定的・継続的に利益を出したい」という方におすすめの内容となっています。

本記事では、ウェブマーケティングで「海外の成功例の真似」が大切である理由、真似をする上での注意点、そして小手先のテクニックでは成功しにくい理由などに関して解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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ウェブマーケティングで成功する本質の一つが「海外の成功例の真似」である4つの理由

ウェブマーケティングで成功する本質の一つは、「海外の成功例の真似をすること」です。あまりに単純に見えて怪しく思えるかもしれませんが、これが成功の本質である理由はどこにあるのでしょうか。

理由①:「すでにうまくいっている方法」なので信頼できる

「自分だけの成功の方法を見つけた方がいいのでは」と感じるかもしれませんが、それができるほどウェブマーケティングの世界は甘くありません。

一例として、あなたが「ウェブマーケティング界に自分の名前を残したい」のであればオリジナリティを追求するのも一つの手ですが、ほとんどの方はそこまでのことは考えていないのではないでしょうか(そもそも有名な成功者も模倣から始めている場合が多い)。

そして例えば「とにかく効率良く稼ぎたい」という場合は「独自の方法かどうか」は無関係なので、海外の方法であっても全く問題はないはずです。

理由②:「日本で成功している方法」よりも効果が期待できる

「わざわざ海外の方法を探さなくても日本で成功している方法で十分では」と感じるかもしれませんし、確かに日本に浸透している方法の中にも役立つものがありますので、日本を無視するわけではありません。

しかし、あなたの「ウェブマーケティングの根本的な方法」を探すのは海外の方法がおすすめ。なぜならまだ日本に浸透していないやり方だからこそ、「真似されにくい」「ライバルが現れにくい」などのメリットがあるためです。

なお、逆に外国人が「日本で成功している方法」を真似してウェブマーケティングに限らず、様々な分野で成功している事例もあるようです。一例として「YouTubeで伸びる動画」については互いに真似され合っているといわれています。

理由③:日本よりも海外のウェブマーケティングの方が進んでいる傾向にあるため

また、日本よりも海外のウェブマーケティングの方が進んでいる傾向にあります。もちろんウェブマーケティングの中の分野にもよりますし、個人単位で見れば「大成功している日本人」も「うまくいっていない外国人」もいますが、全体の傾向を考慮すればやはり海外の方法を参考にするべきです。

理由④:根本的にウェブマーケティングの世界なら「海外の方法の真似」が通用するため

「日本と海外とでは文化も人々の考え方も違うのだから、海外の真似をしてもうまくいかないのでは」と感じるかもしれませんし、確かにジャンルによってはそれが当てはまるでしょう。

しかしウェブマーケティングの場合は基本的に通用します。なぜなら、そもそも「ウェブサービス」というもののほとんど全部を海外の企業が構築しているからです。そのため、「日本人は日本人的なやり方でインターネットで戦うべき」と考えるのは頭が固いといえます。

特に「海外の人もターゲットにして稼ぐウェブマーケティング」を行う場合は、むしろ海外の方法をこそ学び、取り入れるべきということになりますよね。

ウェブマーケティングで「海外で成功している方法」を真似するにあたっての3つの注意点

続いてはウェブマーケティングで海外の方法を真似するにあたっての注意点をいくつか紹介していきます。例えば「とにかく海外の方法を調べて真似するだけでうまくいく」と考えていると失敗する可能性が高いです。

注意点①:日本的な方法に調整する必要がある

外国人の考え方や文化と日本人のそれらが完全に同じわけではないので、単に海外で成功している方法を真似するのではなく、「日本人向けの方法」に調整する必要があります。

そのためにはあなた自身に蓄積している「すでに日本人向けマーケティングで成功しているノウハウ」や、日本に浸透しているノウハウも取り入れながらバランスを取るといいでしょう。

注意点②:できれば英語を学んでおきたい

海外の方法を真似するので、やはり英語力があると有利です。また、「海外の方法」が日本にも入ってきて、簡単な日本語でまとまって誰でも読めるようになっている頃には、すでに「遅れた方法」になり、それほど効果が出ない可能性があります。

そのため今後のためにも早めに初歩的な英文は理解できるようになっておきたいものです。ただ、近年では「DeepL翻訳」などの高性能な翻訳アプリもありますので、英語があまりわからなくてもカバーできるかもしれません。

ただし、原文の微妙なニュアンスを理解するためには、やはり最低限の英語力は欲しいところ。英語力があるとウェブマーケティング以外のシーンでも様々に役立つので、勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

注意点③:海外の方法を絶対視せず、通用しなくなってきたら乗り換える

海外の方法を絶対視せず、遅れてきたら、つまりライバルが多くなってきて効果が下がってきた、もしくは世間のトレンドなどが変わってきて通用しにくくなってきたら、別の海外の方法などに乗り換えることが大事です。

ただし「乗り換える」とはいえ、それまでの全部が無意味になるわけではないのできちんと「ノウハウ」としてあなたの中に残して、その後のウェブマーケティングにも適切に反映させていきましょう。

ウェブマーケティングで本質無視の「小手先のテクニック」だけでは失敗する4つの理由

続いてはウェブマーケティングにおいて本質を知らずに・取り入れずに、「小手先のテクニック」だけに頼っていると失敗しやすい理由をいくつか紹介していきます。

例えば「そこまで面倒なリサーチや勉強をせずに、インターネットに転がっている方法でパパっと成功したい」という方もいるかもしれませんが、それは高確率で通用しません。もしくは一時的にうまくいっても長続きしません。

理由①:トレンドなどが変われば通用しなくなるため

すでに少し話題に出していますが、例えば「インターネットに転がっている方法を何も考えずに真似をする」場合、世間やインターネット領域のトレンドなどが変わってしまえば通用しなくなる可能性が高いです。

それならまだしも、「これなら簡単に成功できそう」と考えてインターネット上から情報を拾ってくる頃には、その情報をすでに古いものになっているケースさえ珍しくありません。

理由②:Googleのアルゴリズムや方針も変化していくため

ウェブマーケティングを継続していく以上、Googleというサービスを乗りこなす必要があります。誰しもインターネット上で「何か」をする際には多くの場合、Googleの影響を受けているためです(アルゴリズムなど)。極端に言えばGoogleに支配されている状態。

例えば「SEO(検索上位などを狙う施策)」という言葉が有名になった頃には、キーワードを盛り込んだ記事を質にこだわらず量産して→サイトやページ同士をリンクさせて……というやり方が横行していましたが、現在ではほとんど通用しなくなっています(今はキーワードを盛り込みつつ良質な記事を作成するのがセオリー)。

このようにGoogleもこれから大きく変わっていく可能性があるので、「永久に通用する小手先のテクニック」は存在しないといえます。

理由③:「特定個人にしか合わない方法」を拾ってしまう可能性があるため

また、ウェブマーケティングの本質を理解しないままに、インターネットなどで小手先のテクニックを拾おうとすると、「その方法を紹介している個人にしか合わない方法」や「運の良さだけで成功した方法」を気付かずに導入してしまう恐れがあります。

そもそもそういった人は、「深く考えずに楽なやり方で成功したい」と考えているはずなので、拾ってきた方法が自分に合っているやり方なのかどうかを見極めることもできないことでしょう。

理由④:常に不安に襲われながらウェブマーケティングに取り組むことになるため

最後は精神的な話ですが、本質を理解しないままでは常に不安に襲われながらウェブマーケティングに取り組むことになってしまいます。たとえ一時的に成功していても、内心では「このままずっとうまくいくのだろうか」と安心はできないということです。

一方、本質を掴んでいる場合は、「このやり方を続けていけばうまくいく」、「一時的にうまくいかないことがあっても自分は適切な方法(海外の真似など)を知っているのでカバーできる」と信じることができるため、メンタルへの負担が少なくて済みます。

ウェブマーケティングの本質の「すでに成功している施策を真似ること」(まとめ)

他にも考えるべきことは様々にありますが、ウェブマーケティングの本質の一つは「すでに成功している海外の方法を真似すること・参考にすること」です。日本に浸透する前に導入・実践すれば、ライバルが少ない状態で戦うことができます。

一方、本質を知らないまま小手先のテクニックに頼ろうとすると、たとえ一時的に成功してもトレンドなどが変わればすぐに崩壊してしまう可能性が高いです。そうならないためにも、日本だけでなく海外のウェブマーケティングノウハウなども探ってみることをおすすめします。

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執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者30万人のYoutuber
上岡正明

MBA(経営学博士前期課程修了)
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者30万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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