多くの人気YouTubeチャンネルには「ロングラン動画(長期的に再生され続ける動画)」があり、このロングラン動画はそのユーチューバーに大きなメリットをもたらします。ここではロングラン動画のメリットと、狙って作る方法について解説していきます。
まずはロングラン動画のメリットを挙げていきます。
「バズり動画」に比べて「ロングラン動画」が有効な理由
チャンネルの登録者を伸ばすのに、ロングラン動画は意外とメリットが多いのをご存じですか。
●バズり動画:普段に比べて爆発的に伸びた動画
●ロングラン動画:数年など長期的に再生され続ける動画
2つには明確な定義はありませんがこのような違いがあり、バズり動画を作るためには「運」がかなり必要です。偶然有名インフルエンサーに紹介される、偶然トレンドに先乗りできたなど、ラッキーが後押しするケースが大半です。
初心者でもできるロングラン動画作成の5ステップ
①ロングラン動画なら初心者でも作りやすい
ロングラン動画については以下のことを意識すればある程度狙って作ることができます。
●「初心者向け」や「基本解説」の動画にする
→誰もが求めている情報のため伸びやすいです
●「日付」に焦点を当てた動画にする
→「給料日前の節約術」「バレンタインの~」「クリスマスの~」など。この時期が近付けば伸びやすいです
②収益が発生し続ける
当たり前ですがロングラン動画があれば、それによって収益が発生し続けます。例えば「毎月1万回再生される動画」が5本あれば、それだけでも月々5000円~1万円程度の収入にはなります。
チャンネルが成長し続ければ、それが「毎月2万回再生される動画」になり本数も10本になって、「半不労収入」がどんどん増えていくことになります。
③「軌道に乗れば安定する」のもユーチューバーという職業の魅力
ユーチューバーに対して「不安定な仕事」というイメージを抱いている人は多いですし、確かにそういった側面もあるのですが、一般的なサラリーマンなどにはない「特有の安定感」の獲得を狙えるとも言えるのです。ちなみに「バズり動画」は基本的に短期間再生されるだけですから、継続的な収入にはなりにくいです。
④チャンネル登録者数が増えやすくなる
これも当たり前のことですが、ロングラン動画があればそれと共にチャンネル登録者数も増えやすくなります。「チャンネル登録者数が多い=面白い、ためになるチャンネル」と考える人が多いですから、チャンネル登録者が増えればさらに増えやすくなり、再生回数なども伸びていくのです。
ちなみにあまりいないタイプではありますが、「特定の動画(この場合はロングラン動画)のためだけにチャンネル登録をする」という人もいます。
⑤他の動画の再生回数が伸びやすくなる
「ロングラン動画」が再生されているときに最も「関連動画」として表示されやすいのは、やはり「自分のチャンネルの他の動画」です。そのためロングラン動画が一つであるだけでも、他の動画が伸びやすくなります。
ロングラン動画の内容を決める手順3選
YouTubeでロングラン動画を作るための秘訣は「模倣」にあります。このことに関して具体的な「動画の内容を決める方法」を交えて解説していきます。
①他のユーチューバーのロングラン動画を探す
まずはYouTubeで「あなたが投稿したいと思っているジャンルにおける、他のユーチューバーのロングラン動画」を探してみましょう。例えば「初心者向け○○5選」「○○についての基本知識解説」などの動画が該当します。
②よさそうな動画を模倣する|模倣するべきポイント
よさそうな動画を見つけたら、その動画を徹底的に模倣してみましょう。具体的には
・企画
・コンセプト
・構成
・タイトル
・内容はどうか
・動画のテンションはどうか
・テロップの使い方はどうか
などです。他にも気付いたことがあれば、視聴しながらどんどんメモしていきましょう。
③似せることも大事!
もちろん丸パクリをしてはいけません。が、現実には「複数の人気動画の内容がよく似ている」ということはありふれていることです。ユーチューバーの中には外部のライターなどに「この動画の言い回しや構成を変えて、別の動画シナリオを作ってください。」「ただし内容が大きく変わらないようにしてください」という指示を出している人もいます(内容が変わりすぎると再生数などが落ちやすい)。
それくらいのレベルで似ていても構わないのです。あまりオリジナリティを出そうとせず、「まずは似せる」ということを考えてみましょう。