YouTubeのロングラン動画が登録者アップやユーチューバーの収益にもたらすメリットを解説
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2023.06.02

YouTubeのロングラン動画が登録者アップやユーチューバーの収益にもたらすメリットを解説

多くの人気YouTubeチャンネルには「ロングラン動画(長期的に再生され続ける動画)」があり、このロングラン動画はそのユーチューバーに大きなメリットをもたらします。ここではロングラン動画のメリットと、狙って作る方法について解説していきます

まずはロングラン動画のメリットを挙げていきます。

「バズり動画」に比べて「ロングラン動画」が有効な理由

長尺動画

チャンネルの登録者を伸ばすのに、ロングラン動画は意外とメリットが多いのをご存じですか。

バズり動画:普段に比べて爆発的に伸びた動画
ロングラン動画:数年など長期的に再生され続ける動画

2つには明確な定義はありませんがこのような違いがあり、バズり動画を作るためには「運」がかなり必要です。偶然有名インフルエンサーに紹介される、偶然トレンドに先乗りできたなど、ラッキーが後押しするケースが大半です。

 

初心者でもできるロングラン動画作成の5ステップ

①ロングラン動画なら初心者でも作りやすい

ロングラン動画については以下のことを意識すればある程度狙って作ることができます。

「初心者向け」や「基本解説」の動画にする
→誰もが求めている情報のため伸びやすいです

「日付」に焦点を当てた動画にする
→「給料日前の節約術」「バレンタインの~」「クリスマスの~」など。この時期が近付けば伸びやすいです

②収益が発生し続ける

当たり前ですがロングラン動画があれば、それによって収益が発生し続けます。例えば「毎月1万回再生される動画」が5本あれば、それだけでも月々5000円~1万円程度の収入にはなります。

チャンネルが成長し続ければ、それが「毎月2万回再生される動画」になり本数も10本になって、「半不労収入」がどんどん増えていくことになります。

③「軌道に乗れば安定する」のもユーチューバーという職業の魅力

ユーチューバーに対して「不安定な仕事」というイメージを抱いている人は多いですし、確かにそういった側面もあるのですが、一般的なサラリーマンなどにはない「特有の安定感」の獲得を狙えるとも言えるのです。ちなみに「バズり動画」は基本的に短期間再生されるだけですから、継続的な収入にはなりにくいです。

④チャンネル登録者数が増えやすくなる

これも当たり前のことですが、ロングラン動画があればそれと共にチャンネル登録者数も増えやすくなります。「チャンネル登録者数が多い=面白い、ためになるチャンネル」と考える人が多いですから、チャンネル登録者が増えればさらに増えやすくなり、再生回数なども伸びていくのです。

ちなみにあまりいないタイプではありますが、「特定の動画(この場合はロングラン動画)のためだけにチャンネル登録をする」という人もいます。

⑤他の動画の再生回数が伸びやすくなる

「ロングラン動画」が再生されているときに最も「関連動画」として表示されやすいのは、やはり「自分のチャンネルの他の動画」です。そのためロングラン動画が一つであるだけでも、他の動画が伸びやすくなります

 

ロングラン動画の内容を決める手順3選

YouTubeでロングラン動画を作るための秘訣は「模倣」にあります。このことに関して具体的な「動画の内容を決める方法」を交えて解説していきます。

①他のユーチューバーのロングラン動画を探す

まずはYouTubeで「あなたが投稿したいと思っているジャンルにおける、他のユーチューバーのロングラン動画」を探してみましょう。例えば「初心者向け○○5選」「○○についての基本知識解説」などの動画が該当します。

②よさそうな動画を模倣する|模倣するべきポイント

よさそうな動画を見つけたら、その動画を徹底的に模倣してみましょう。具体的には

・企画
・コンセプト
・構成
・タイトル
・内容はどうか
・動画のテンションはどうか
・テロップの使い方はどうか

などです。他にも気付いたことがあれば、視聴しながらどんどんメモしていきましょう。

③似せることも大事!

もちろん丸パクリをしてはいけません。が、現実には「複数の人気動画の内容がよく似ている」ということはありふれていることです。ユーチューバーの中には外部のライターなどに「この動画の言い回しや構成を変えて、別の動画シナリオを作ってください。」「ただし内容が大きく変わらないようにしてください」という指示を出している人もいます(内容が変わりすぎると再生数などが落ちやすい)。

それくらいのレベルで似ていても構わないのです。あまりオリジナリティを出そうとせず、「まずは似せる」ということを考えてみましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事