YouTube・ユーチューバーの4つの思い込み!登録者ゼロからチャンネルを伸ばすコツとやり方
PR戦略とは
3分で分かる「PRの基本」
2023.06.16

YouTube・ユーチューバーの4つの思い込み!登録者ゼロからチャンネルを伸ばすコツとやり方

「今回はユーチューバーとして成功するために捨てるべき4つの思い込み」について解説していきます。

「なんとなくこれが正しいとされていること」を疑ってかかり、自社やあなたのYoutubeチャンネルを成功へと導きましょう。

Youtubeの思い込み①「人」を前面に出さなければならない

YOUTUBE 伸びる

ユーチューバー・YouTubeチャンネルなどと聞くと「人を前面に出して人気になって…」というイメージを抱いている人が多いです。具体的に言うとヒカキンさんなどでしょうか。

しかし、実際には「顔出し・声出しナシ」で売れているYouTubeチャンネル(ゆっくり実況、テロップ音声系など)もたくさんあります。また、「コンテンツがメインで『人』はついで」というチャンネルも多いです。

例えば動物系のチャンネルの場合、「人」が目立つようではむしろ伸びにくいかもしれません。

「視聴者がユーチューバー本人のことを気にしない」くらいがいいチャンネルもある

もちろんどのような戦略でYouTubeチャンネルを運用するかにもよります。たええば、視聴者が「そういえばこのチャンネルは誰が運営しているんだろう」と考えるくらいのチャンネル(もしくはチャンネル運営者のことを気にしないくらいのチャンネル)の方が伸びるケースが少なくありません。

Youtubeの思い込み②エンタメ系の編集をしなければならない

これもジャンルによりますが、特に「コンテンツこそがメインのチャンネル(料理、古民家、動物、コレクター系……など)」の場合、エンタメ系の編集はむしろ邪魔になるかもしれません。「エンタメ系の編集」と聞いてもピンとこない人は、「バラエティー番組のような編集」のことだと考えてください。あなたもテレビのバラエティー番組を観ていて「いくらなんでも編集がウザい……」と感じたことが一度はあると思いますが、YouTube動画でも同じことが発生します。

編集に凝りすぎず別のことに時間を使うべき

ジャンルによってはそこまで編集に凝る必要はありません(編集が苦手→編集が少なくて済むジャンルを選ぶ、というのもアリです)。浮いた時間・コストを別のことに使いましょう。

YouTubeの思い込み③「最初のあいさつ」をする必要がある

ヒカキンさんを例に出しますが、彼の場合は最初のあいさつをしていますから、「どんなチャンネル・動画であってもあいさつをしないと」と思い込んでいる人も多いと思います。もちろん動画ごとに「最初のあいさつ」を入れてもいいですが、必須ではありません。実際、例えば「タイトル:○○の秘訣4選→動画を再生した瞬間に1つ目の秘訣の解説が始まる」という人気チャンネルも少なくありません。

特にノウハウ解説系のチャンネルの場合、「いいから早く始めてよ!」と思っている視聴者が多いですから、最初のあいさつを省くことも検討しましょう。

「最後のあいさつ」はあってもいい(ただし意味があるあいさつを!)

ただ、「最後のあいさつ」は入れることをおすすめします。「最後のあいさつを観る人=動画を観終わっている人」ですから視聴者にとって鬱陶しくありません。ただし、ただ単に「本日もありがとうございました」というだけでは意味がありませんから、「チャンネル登録お願いします」などとうながすことを忘れないでくださいね。

YouTubeの思い込み④最初から多く再生されないと成功しない

もちろん最初から多く再生されるのが理想ではあるものの、頑張っても必ずそうなるわけではありません。ただ、リサーチを継続して動画投稿を続けていればいつか人気に火が付いて、直近の動画はもちろん、過去の動画もジワジワと伸びてくるということが大いにあり得ます。そうなれば「過去動画だけでも十分食べていける」という状態になる可能性もありますよね。

大成功できるのは「諦めない人」だけです

率直に言ってYouTube・ユーチューバーは「水物」であり、どれだけ努力してリサーチしてもうまくいかないこともあれば、ラッキーパンチで数百万再生される場合もあります。しかし、「一度人気が出て、そのときに波に乗れば(動画を出し続ければ)、その後も人気を維持し続けられる可能性が高い。しかも人気が人気を呼ぶ可能性が高い」ということは、どのユーチューバーにも言えます。

そういった状況になり得るのは諦めずに続けている人だけです。なのですぐに結果が出なくてもとにかく継続していきましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事