【現役記者が解説】メディアが取材したくなる情報の作り方8選とコツを伝授!
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2023.06.22

【現役記者が解説】メディアが取材したくなる情報の作り方8選とコツを伝授!

メディアに対して、企業関連の情報を持ち込むときには、自分たちの情報が社会的に意味のあることだということをしっかりと示す必要があります。いきなり自社の長所や商品の機能を伝えるだけでは、報道や情報番組内で企業の宣伝が行われることはまずありません。メディアが、取材する内容を決める時にはなぜ、今その話題を取り上げる必要があるのかが最も重要です。

そこで当記事では、貴社がメディアに取り上げてもらう8つのコツについて紹介していきます。

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貴社がメディアに取り上げられる8つの要素

PRの情報の作り方

ここでは、メディアに取り上げてもらうために、絶対に抑えておくべき8つのポイントを解説します。

①社会課題の解決と関連づけた情報

社会問題と関連した情報ならば扱いやすくなります。例えば、日本で暮らしていると食糧危機と言われてもイメージできないかもしれませんが、飢餓人口は年々増加しています。そして日本の食糧自給率は低いということも聞いたことがあると思います。世界ではすでにその食糧危機を考えて昆虫食や微生物、ファームテックなど様々な取り組みを行っています。日本でもそのような食糧危機への対策としてフードロスへの取り組みを行う飲食店や企業があります。

このように、食糧危機という社会問題とフードロスへの取り組みという解決を関連づけた情報は社会への貢献を広く報道したいというメディアは取り上げたいと思うものです。フードロスの取り組みを行う側も社会への取り組みをメディアに取り上げてもらうことで活動の幅も広がりWin-Winの関係となれます。

②消費者に役立つ情報

消費者に役立つ情報とは視聴者にとってお得な情報や、不便の解消となり視聴者が有益だと思える情報のことです。発信者にとって有益だと思うことと、視聴者にとって有益だと思うことは違う場合もあるので注意が必要です。

③「1位」「初めて」のもの

日本初といった新しい情報も、メディアが取り上げる理由になります。金賞受賞や世界初、大きな大会で1位を獲得などであればメディアや視聴者は興味を持ちます。それと同時にその大会の規模や、誰からの1位をもらったかなどをメディアや視聴者は気にして見ています。特に最近ではインターネットの発達で検索すれば情報の入手が容易です。規模が小さすぎる大会や競争率が低すぎるものでの1位獲得などであれば、あまり相手にされないこともあります。

日本初、世界初など初めてものに対してはしっかりと裏付けの情報も確保しておきましょう。

④季節感のある話題

メディアは常に旬な情報を探しています。春は桜、夏は海、秋は紅葉、冬は雪など四季を感じられるものが興味をひかれやすいです。季節感があるというだけではなく、それに合わせて今しか見られないことや、今しか食べられないものであるとより季節感がある話題になります。

⑤今の時代を表す話題

今の時代を感じられる内容は積極的に出してきましょう。今の時代を表す話題というとあまり思い浮かばないと思う方も多いと思いますが、最近ではこれが流行しているな!と考えるとアイディアがたくさん出てくると思います。

⑥対立の軸がある

視聴者からの関心を幅広く引く切り口として対立構造は盛り上がります。例えば「A」VS「B」の対立の軸があると、視聴者が私はAに同意できるなと思ったり、Aはちょっと違うかなと自分事としてとらえることができるために興味関心を持って見ていただくことができます。

⑦異色のコラボがある

コラボは盛り上がります。特に異色のコラボとなると、今までは実現しなかったあのコラボが見られるとなると話題性を集めます。異色のコラボとは異なった色の特性を持った者同士のコラボだったり、業界を超えてのコラボです。例えば飲食とアパレルは全く別の業種ですが、その垣根を越えてコラボを行うと異色のコラボとなります。

⑧大きいもの、動くもの、色鮮やかなもの

映像映え写真映えがするものは扱いやすいです。特にテレビになると映像として映えるもの特にインパクトがあるものが取り上げられやすい傾向があります。味がおいしいが見た目がシンプルなものよりも、味もおいしく見た目も豪華なもののほうが人気が出やすいです。

 

「社会性」があればPRを有利に展開できる

社会性とは、人間は集団を作って生活しようとする根本的な性質があります。他社とのつながりや生活を重視する性格や広く社会に通じる性質のことを言います。

社会性がある情報は、より多くの人に有益である情報や社会に大きな影響を与える情報、読者が求めている情報であるためメディアで取り上げる価値のあるものと判断されます。

 

「旬」を活用した情報開発2つのポイント

季節関連やレジャー、食べ物、ファッション、映画、音楽などさまざまあります。

①そもそも旬とは

特定の食材が他の時期よりも新鮮に食べられる時期のことを言います。じつは日本語に特有の概念です。

②情報にも旬がある

季節性の今しか見られないものや、数に限りがあるもの、期限が決まっているものは、メディアはいち早く取り上げて視聴者に広く知らせたいものです。世の中の流れや世間の関心事や話題とうまく合致するような話であれば、メディアで取り上げてもらいやすくなります。

 

まとめ

メディアが取材したくなる情報というのは、幅広く役立つことで今この瞬間に届けたい、今しかない情報であるということ。そして話題性となるために自分事としてとらえることができ、見た目もよく身近な友人にもみずから教えてあげたくなるようなものです。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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