YouTubeの収益化停止とは?アカバンされない対策とポイント5選
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2022.10.27

YouTubeの収益化停止とは?アカバンされない対策とポイント5選

YouTubeのコミュニティガイドラインを確認すると、どのような動画を投稿すると収益化の停止リスクがあると分かります。

ただ、全ては紹介しません。ここでは特に気を付けるべきことを5つ挙げていきます。

*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー

 

YouTubeの収益化停止とは?

Youtubeの公式アカウントによる説明には、

動画がコミュニティガイドラインの違反警告または著作権侵害の警告を受けている、もしくは第三者のコンテンツと一致する映像を含んでいる場合は、すべての関連アカウントで収益化が停止されることがあります。

とあります。つまり、問題の動画を削除しても、コミュニティ ガイドラインや著作権の問題は解決されません。そのため、最悪の場合、運営側のYouTubeの判断で、チャンネル全ての収益化停止がされてしまう可能性もあります。

ぜひ注意して下さい。

 

YouTubeの収益化停止やアカバンを防ぐポイント5選

「繰り返しの多いコンテンツ」に注意

(YouTubeそのもののガイドラインではなく)グーグルのガイドラインとして「繰り返しの多いコンテンツはNG」というものがあります。つまり似たような内容の動画を何回も投稿してはいけないということです。ただ、これは基本的にAIが判定していると言われており、例えば、「内容は違っても、毎回サムネイルなどをはじめとする見た目の雰囲気が似ているゆっくり系動画チャンネル」の収益化が停止された事例もあります。

対策としては、

・ゆっくり系動画でも背景は毎回変える(動く背景が良い)

・サムネイルの雰囲気も毎回変える

・(同じ部分を減らすため)オープニングをなくしてみる

などのことがあります。

ドッキリ系動画

ドッキリ系動画の内容によっては、「暴力的なコンテンツ」とみなされて収益化停止になる可能性があります。ただ、大半のドッキリ系動画は大丈夫です。ただしドッキリ系動画は収益化できても広告単価が低くなる傾向にあります。率直に言って「ドッキリ=低俗」であり、そのような動画に広告を出したがる企業は少ないからです。

男性の上半身裸リスクが高い

ヌードや性的なコンテンツも基本的にNGです。そして男性の上半身裸を映す場合も、収益化停止される可能性があります。そのため筋トレ系の動画などを投稿するとしても、タンクトップなどを身につけることをおすすめします。もちろんコメディ系の動画で上半身裸を晒すことも避けるのが無難です。

インターネット上にある文章をそのまま使うのはNG

さすがに他人の動画やサムネイルをそのまま使う人はいないでしょう。しかし、インターネット上にある文章を100%コピーして利用している人は意外と多いです(特に解説系のチャンネル)。当然これもNGであり収益化停止が発生するかもしれません。

ただ、もちろんインターネット上にある文章や、他のチャンネルの動画を参考にするのは構いません。ただししっかりと言い回しを変えたり、自分なりの見解を入れたりするなどして、「別のコンテンツ」にすることが大事です。

リスキーなジャンルの動画を投稿すると再生回数は伸びる。ただしデメリットが多い

普段からよくYouTubeの動画を観ている人であれば実感していると思いますが、とにかく「収益化停止の明確な基準」は存在しないに等しいです。

実際、収益化できているアダルト系のチャンネルは少なくありません。また、そういったチャンネルは再生回数が伸びる傾向にありますし、収益化申請に必要なチャンネル登録者数1000人を達成するのも難しくありません。

ですが、リスキーなジャンルの動画を扱うチャンネルには以下のリスク(デメリット)があります。

・そもそも収益化申請が通らない可能性が高い

・広告単価が低い(ドッキリ系動画と同じ理屈です)

・収益化が突然停止する可能性もある

アダルト系の場合、通常ジャンルの動画の5分の1以下の広告単価になってもおかしくありません。そして頑張って運営してもいきなり収益化がストップすることもあるのです。そのためやはり健全な動画を投稿し続けるのがいいと言えるでしょう。

また、「アダルト系の動画投稿で収益化する収益化後は動画のジャンルを変える」というやり方もありますが、ジャンルを変更してしまえば再生回数が激減することでしょう。ですからやはり有効な方法ではありません。

*こちらも人気:1再生いくら?人気ユーチューバーが本音で解説


執筆者・監修者
上岡正明
テレビコメンテーター・経済記者
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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