YouTube初心者向け!チャンネルの最適化の悪い例と良い例を検証してみた
コラム
動画PR・YouTube
2020.09.14

YouTube初心者向け!チャンネルの最適化の悪い例と良い例を検証してみた

ここでは、広報担当者や企業のマーケティング責任者にもわかるように、YouTubeチャンネルの最適化として、悪い例と良い例を出してみたいと思います。

まず、悪い例としては、YouTubeチャンネルが、たとえば、TVCM、商品紹介、インタビュー、イメージ動画などといった具合になっており、動画のテーマに一貫性がないため何のチャンネルかわからないといったものが挙げられます。

逆に良い例としては、たとえば、料理のコツ動画、レシピ動画、商品の使い方と、それぞれの動画にテーマとストーリーがあるため、どんな情報提供を行うチャンネルかがわかりやすいといったものが挙げられます。

 

初心者は運用を前提としたチャンネル設計の重要性

ユーザーはまず1本の動画を見ます。
そこで視聴した動画が気に入れば、同じチャンネルで公開されている他の動画を視聴します。

◎なぜ、あなたのコンテンツに魅了されるのか

数本動画を視聴し、そのチャンネルが気に入ったならば継続的にチャンネルを視聴したいと思い、ユーザーはチャンネル登録を行います。

しかし、最初に視聴した動画と、チャンネル内で公開されている他の動画にコンテンツとして、あまり関連性がみられなかった場合、ユーザーはそのチャンネルに何を期待してみればいいのかがわからなくなるため、チャンネル登録を辞めてしまうこともあります。

◎テーマとストーリーを大切にしよう

そのため、YouTubeチャンネルには、ある一定のテーマが必要となってきます。

チャンネルに一貫したテーマとストーリーがあることで、ユーザーは「何のためのチャンネルなのか」を把握しやすくなるのです。

公開されている動画のテーマがバラバラであったり、ユーザーにとって有益となるものがない場合には、そのチャンネルは継続的に視聴されることなく、よほど企業のファンが根付いていない限りは、チャンネル登録者の増加は困難となってしまいます。

 

Youtubeマーケティングを販売へ繋げるためのチャンネル最適化

コンテンツマーケティングのためのWebサイトを制作するときは、コンテンツ配信の方針を決めて、それに沿って運用をします。

◎常にユーザー目線で構築する

YouTubeでもそれは同じで、チャンネルを制作するときに、方針を明確にすることで、どのような動画を制作するべきかも自ずと決まってきます。

チャンネルの運用方針を決めるときには、常にユーザー主体で考え、ユーザーが何を求めていて、どういった情報提供がユーザーにとって有益なのかを軸にして考えていく必要があります。

◎使い方だけではチャンネル登録者は増えない

チャンネル設計で必要なことは、企業の目的である「販売」へといかにしてユーザーを結びつけていくかです。

企業の公式チャンネルでよくある動画が「使い方動画」です。商品の使い方を紹介している動画ですが、これは商品を購入する前に商品がどういったものかを知りたいといったユーザーや、すでに商品を所持しているといったユーザーには有効なのですが、商品にあまり興味を持っていないユーザーには有効ではありません。

企業はユーザーがどういった状況に置かれているかや、商品に対する興味の度合いに合わせた動画を展開していくことが必要となってきます。

 

まとめ 「何のためのチャンネルか」を伝える

運用を前提としたチャンネル設計が重要です。

そして、ユーザーには「何のためのチャンネルか」を伝えることが大切です。販売へ繋げるためにはチャンネル設計を行う必要があります。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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