GoogleアナリティクスとSearch Console連携のメリットデメリットを徹底解説
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2020.07.25

GoogleアナリティクスとSearch Console連携のメリットデメリットを徹底解説

Search ConsoleはGoogleアナリティクスと連携することができます。

広報やマーケティング担当者であれば、覚えておかなければならない必須の知識です。なぜなら、Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携してはじめて、広報活動の費用対効果の測定やマーケティングの改善行動ができるからです。

どのように連携していくのか、ここで学んでいきましょう。

 

Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携する前に

Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携するには、前提としてGoogleアナリティクスのプロパティ(サイト)の管理者権限が付与されている必要があります。

ただし、Googleアナリティクスのプロパティに管理者権限が付与されると、Search Consoleの所有者権限も付与されてしまいます。権限の付与がすべて自身のみであれば問題はありませんが、企業で不特定多数が扱う場合は注意しましょう。

Search Consoleで登録したプロパティは、Googleアナリティクスの1つのプロパティに限り連携可能です。もし、サブドメインやディレクトリ別でSearch Console内へ複数のプロパティを登録している場合には、Googleアナリティクスのどのプロパティに連携するか事前にしっかりと検討した上で連携を開始するようにしましょう。

なお、Search Console内の「検索パフォーマンス」で表示されるデータと、Googleアナリティクスのデータは一致しません。ヘルプページの解説を確認して、数値が一致することにこだわらないようにしましょう。

 

Googleアナリティクスは高度なフィルタリングが可能

Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携するメリットのひとつがフィルタ機能です。Search Consoleの検索パフォーマンスにもフィルタ機能は存在しますが、機能が充実しているとは言えません。

Googleアナリティクスの「集客」にある「Search Console」のレポートでは、Googleアナリティクスのアドバンスフィルタを使用することができます。複数の条件を組み合わせたり、URLに対して正規表現も使うことができるので、サイト内のURLが複雑でもデータを絞り込むことができます。

■掲載順位を指定したフィルタリングが可能

Googleアナリティクスのアドバンスフィルタで利用できる指標には、「平均掲載順位」が存在します。「平均掲載順位」を使用すると、例えば表示回数が多く平均掲載順位が11~20位の検索クエリデータを抽出できるため、少し注力すれば流入増を見込める検索クエリを発見することができます。

また、表示回数が多くて平均掲載順位が10位以内だがクリック率が悪い検索クエリがあるときは、検索結果に表示されるタイトル(title)やdescriptionを改修したりすれば、クリック率の改善ができます

■レポートの保存やレポート形式の変化を活用

Search Consoleの検索パフォーマンスはフィルタリングしたレポート内容を保存できないため、よく見るページや検索クエリごとのレポートも、そのつど設定しないと見ることができません。Googleアナリティクスではレポートの保存ができるので、次に閲覧する際は「保存済みレポート」からフィルタリング後のレポートを表示できます。複数の条件を設定したレポートを定期的にいくつも確認する必要がある場合には、大幅に効率化することができます。

また、Googleアナリティクスの「Search Console」にある「検索クエリ」レポートでは、モーショングラフが利用できます。モーショングラフは時系列の変化が確認しやすいので、流入の増減が発見しやすくなります。変化を発見したときには、特定のページを指定し、検索クエリにどのような変化が発生しているかを確認してみましょう。

まとめ Search ConsoleとGoogleアナリティクスの連携はやっぱり必須

Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携すると、Search Consoleの検索パフォーマンスのデータがGoogleアナリティクスのレポートとして表示でき、フィルタ機能などが使いやすくなります。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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