モバイルキャンペーンサイトにありがちなミス9選!放置するとユーザーの信用を損ねます
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2020.07.18

モバイルキャンペーンサイトにありがちなミス9選!放置するとユーザーの信用を損ねます

ここでは、モバイルサイトにありがちなミスの回避方法について学んでいきます。

モバイルサイトにありがちなミスにはさまざまな種類があります。それらについて学ぶことで、広報やプロモーションに役立つモバイルキャンペーンを展開できたり、顧客の受注獲得が可能になります。

 

モバイルサイトにありがちな6つのミスを回避

■モバイル版コンテンツへのクロールがブロックされている

セパレートのサイトでは、デスクトップ版とモバイル版の両方のURLがクロール可能かを確認しておきましょう。簡単な確認方法としては、モバイルフレンドリーテストでモバイルページをテストします。テストしたページが、モバイルユーザーが利用できるページとして検出されることを確認します。

■JavaScript、CSS、画像のファイルがブロックされている

モバイルサイトにて使用しているJavaScriptファイル、CSSファイルや画像ファイルへのアクセスをブロックせずに、クローラーにもアクセスを許可しましょう。コンテンツを閲覧するユーザーと同じように、クローラーもコンテンツ内容を正確に把握できるようになり、最適なレンダリングとインデックスを実現することができます。

各コンテンツでクローラーからのアクセスをブロックしていないか確認する手段としては、Search Consoleの「URL検索」があります。「URL検査」機能を使用すると、クローラーがJavaScriptファイル、CSSファイル、および画像ファイルをクロールできる状態かを確認することができます

また、クローラーがサイトのコンテンツをどのように認識するのかを正確に確認することができ、インデックスする上で発生する問題を特定して修正できるようになります。

■コンテンツが再生できない

動画やコンテンツの種類によっては、モバイル端末で再生できないものもあります。

どのようなサイトでも、モバイル端末いて再生できないコンテンツがページに存在しないようにしましょう。独自の動画プレーヤーを使用したり、サポートされていない形式のコンテンツを提供せずに、HTML5を使用して動画やアニメーションを掲載することがおすすめです。

Google Web Designerを使うと、動画やアニメーションをHTML5で簡単に作成することができます。さらに、動画の場合は字幕を利用できるようにすることをおすすめします。字幕が表示されると、ユーザー補助技術を使用しているユーザーや、独自の動画形式を再生できないブラウザを使用しているユーザーが、字幕を通してサイトを利用できるようになります。

■リダイレクトがトップページに集中している

セパレートのサイトでは、デスクトップ版にアクセスしたモバイルユーザーを該当するモバイル版のコンテンツのURLへ適切にリダイレクトしましょう。

デスクトップ版の、トップページではない下層のコンテンツにモバイルユーザーがアクセスしたにもかかわらず、モバイル版のトップページへリダイレクトしてしまうという事態は避けるべきです。また、Androidでは適切にリダイレクトされているが、iPhoneでは適切にリダイレクトされていないといった端末依存のミスにも気を付けましょう。

Search Consoleを利用している場合は、そのようなミスが検知されたときに通知が届きます。また、クロールエラーのレポートでも確認できます。

もし、デスクトップ版のコンテンツに対応するモバイル版のコンテンツが存在しないという場合は、モバイルユーザーをモバイルサイトのトップページへリダイレクトするのではなく、そのままデスクトップ版のコンテンツを表示するようにしましょう。

■モバイル版のみで404エラーが発生

特定のURLに対して、デスクトップからアクセスすると問題なくコンテンツが表示されるのに、モバイルからアクセスするとコンテンツが表示されずに404エラーやソフト404エラーになってしまう端末依存のミスは避けましょう。そのようなミスがある場合、Search Consoleを利用していれば、通知を受け取ることが可能です。

セパレートのサイトの場合、モバイルユーザーが正しくモバイル版のコンテンツにリダイレクトされているかを確認します。ダイナミックサービングのサイトの場合は、ユーザーエージェントの検出が正しく設定されているか確認しましょう。

サイトのページに対応するスマートフォン用ページがない場合は、そのままパソコン用ページを表示します。ユーザーエクスペリエンスとしては、エラーページが表示されるよりも、目的のコンテンツが表示される方がはるかに便利です。

可能であればレスポンシブWebデザインを利用します。この設定により、ユーザーが利用するデバイスの種類にかかわらず、同じコンテンツを提供することができます。

■インターステイシャルで画面全部が覆われてしまう

インターステイシャルとは、モバイルユーザーが閲覧するコンテンツの一部または全部を覆う広告や通知などが表示されるものです。モバイルサイトを閲覧していると、モバイル端末上によく表示されますが、ユーザーエクスペリエンスを損ねる恐れがあります。モバイル端末の画面領域は限られているので、インターステイシャルはユーザーの利便性を低下させると考えられます。

サイト内で表示したい広告や訴求が存在する際には、モバイル版のコンテンツに合わせてシンプルなバナーを設置するようにしましょう。

 

まとめ モバイルサイト特有のミスはユーザーの信用を損ねます

ここではモバイルサイト特有のミスと対策をいくつか解説していきました。どのようにしたらモバイルユーザーに最適なコンテンツを届けられるかだけでなく、ミスが発生したときにどのように検知するかも考慮して運用しましょう。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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