記事を書いた人:Youtube登録者30万人【MBA保有のPRプランナー】上岡正明プロフィール
この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、広報・PR系の資格を現場で活かすためのポイントなどについてお伝えしていきます。
特に「何か広報・PR系の資格を取ろうと考えている」という方や、「資格はあるものの実際にはあまり役立っていない」とお悩みの方におすすめの内容となっています。
本記事では、広報・PR担当者に向いている資格、資格を実務に活かすためのポイント、そして資格勉強以外で広報・PRについて学ぶ方法などに関して解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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広報・PR担当者におすすめの資格8選
広報・PR担当者におすすめの資格をいくつか挙げます。
- PRプランナー:広報・PRに関する基本的な知識やスキルが問われる
- 広報スペシャリスト検定:提案力・表現力など「伝えること」により特化した検定
- IRプランナー:IR(投資家向け情報発信)の知識やスキルが問われる
- 商品プランナー:商品戦略やマーケティング戦略に関わっているならおすすめ
- マーケティング・ビジネス実務検定:実務で役立つマーケティングノウハウを学べる
- ウェブ解析士:ウェブサイト、SNS、広告などに関するユーザーアクションの解析・分析スキル
- ファシリテーター系資格:社内広報、社内コミュニケーション促進に力を入れているならおすすめ
- コーチング系資格:持っていると他部署と関わるにあたって信頼してもらいやすいなど
企業や部署の方針によって、これらの資格にも役立ちやすい・役立ちにくいといった差が出るはずですので、きちんと内容を確認してください。また、上に記載していない資格や検定こそがあなたに合っている場合もあるので一度じっくり調べてみていただければと思います。
広報・PR関連の資格を実務に活かすための4つのポイント
それでは広報・PR関連の資格を実務に活かすためのポイントをいくつか紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。資格取得の時点で昇進・昇給などの目的は果たされるかもしれませんが、資格を取得した以上はやはり実務に役立てたいところです。
ポイント①:勉強した知識やスキルを社内に広める
資格取得のために得た知識やスキルを社内に広めることで、組織単位での広報・PRスキルやリテラシーを高めることができます。例えば、スライドや配布資料を用意して、社内セミナーや勉強会を開くといいでしょう。
社員全体に対して教えることは難しいとしても、少なくとも他の広報・PR社員や各部署の責任者、さらには社長などの代表者は対象者にすることをおすすめします。そうして企業全体がレベルアップすれば、あなたの広報・PR活動もさらにやりやすくなることでしょう。
✅伝える内容は整理・厳選する
ただ、社員に対して、例えば資格勉強の参考書の内容をそのまま伝えたところで難しすぎて理解できない可能性が高いです。また、仮にそれで成立するのであれば、あえて集まらずとも「各自自宅で参考書を読んでください」で済んでしまいますよね。そのため伝える内容はきちんと整理・厳選しましょう。特に伝えるべきことは以下の通りです。
- 広報・PR活動の意義、目的、基本方針
- 基本的なメディア対応
- リスク管理(情報発信リスク、SNS運用リスクなど)
広報・PR活動の具体的な方法よりも意義・目的・基本方針など、「社員が理解していると助かる部分」を教えるイメージです。さらに様々な場面を想定して、基本的なメディア対応方法・方針やリスク管理に関してもレクチャーするといいでしょう。
ポイント②:「資格勉強で学んだことを活かせないか」という視点を持ちながら実務をする
常に「資格勉強で学んだことを活用できないだろうか」という視点を持った上で実務に取り組むことが大事です。
例えばプレスリリース作成について学んだ場合は、実際のプレスリリース作成時に「ブラッシュアップできないか」と考える。ウェブ解析やデータ収集について学んだのであれば、あらゆる業務に関して「データ収集・解析をすれば(精度を上げれば)、さらに質が上がらないだろうか」と考えるなど。
こういった視点を持っていないとたとえ難易度の高い資格を取得できても、徐々に知識が頭から抜けていくものです。また、そもそも実務に活かせないようでは資格を取った意味がほとんどありません。
✅実務で活かしてこそ熟練していく
資格勉強で学んだスキル・知識に限りませんが、実務で活かしてこそ熟練していきます。そのため最初から「これで完成した」とは考えず、PDCAサイクルを回し続けるつもりで取り組んでいきましょう。実際に仕事で活用してこそ見えてくるものもあるはずです。
ポイント③:資格勉強で学んだ内容をアップデートし続ける
資格勉強で学んだ内容をアップデートし続ける意識を持つことも大事です。特に「情報発信」というジャンルを取り巻く環境は日々激しく変化しているため、たとえ資格を持っていても数年も経過すればあまり「実態にそぐわないノウハウ」も増えてくるかもしれません。
そのため毎日の業務において主に以下のことを意識、実行することをおすすめします。
- 資格内容とは違う点、変化した点、深掘りできた点をメモしていく
- 資格勉強の内容に含まれていなかった分野は、独学や各種セミナーなどで補っていく
- 自社社員に対してセミナーや勉強会を開く
例えば今後はAI活用の重要性も増えていくと思われるので、独学やセミナー参加などでカバーしていく。また、「人に教えられるレベル」になってこそ実践で活用できるという発想のもと、自分でセミナーや勉強会を開くのもいいでしょう(上で解説しましたが企業単位で広報・PRリテラシーを育てるという狙いもあります)。
ポイント④:様子を見て複数の資格を取得していく
上で「知識やスキルをカバーする」という話を出しましたが、そのために複数の資格を取得していくというのも選択肢の一つです。カバーできる範囲が増えるのは単純に良いことですし、重複する部分があって複数の視点で捉えることによって、ご自身が持つノウハウの「深み」が増すことでしょう。
また、激しい環境変化についていくためには、継続的に勉強することが重要ですが、その一環として常に何かの資格取得の勉強をするのもいいでしょう。明確な目標ができるのは良いことですし、一見広報・PRとの関係性が薄そうな資格でも、どこで何が役立つかはわかりません。
資格取得以外で広報・PRの知識やスキルを高める方法4選
続いては資格取得以外で広報・PRの知識やスキルを高める方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。特に「資格勉強のためのまとまった時間を取りにくい」、「自分や企業の課題とのマッチング度が高い資格が見つからない」という方におすすめです。
方法①:書籍を読む
広報・PRに関する専門書籍は多いので、まずは初心者向けのものを中心に読んでみることをおすすめします。ただ書籍を読むにあたって主に以下の注意点があります。
- 発売日が古すぎるものは役に立たない、もしくは現在の主流な方法からズレている可能性がある
- 単純な知識や事実を除いて「これが正解」がないものが多い分野ということを理解して読む
- 書籍によって正反対の内容が書いてある場合さえある
決まった正解もなく、本によって方法論が異なるケースも多いので、複数の本を読んであなたなりの「これが正解かもしれない」を作り上げていくことが大事です。また、実務に取り組む中で本の内容が役立ったり、逆に「あの内容は自分は合わない」と気付いたりすることもあるはず。
方法②:PR会社のメールマガジンに登録する
PR会社のメールマガジンには、広報・PRの成功事例、業界のトレンド、広報・PR活動のヒントなどが記載されていることが多いです。もちろん基本的に最新情報ですし、1通ごとの内容は多くないので、書籍の「最新とは限らない」「読破(内容の理解も含む)するには時間がかかる」という欠点もクリアしているといえます。
ただ、書籍の方が体系的に学びやすいですし深掘りされている傾向にあるので、メールマガジンを見て興味を持った内容があれば関連する内容の書籍を探すなどして、両方補い合うといいでしょう。
方法③:広報・PR系のセミナーに参加する
広報・PR系のセミナーでは、実践で役立つノウハウや業界の最新トレンドなどを学ぶことができます。そして、せっかく参加するのですから、現場で活動しているプロによるセミナーを選んで参加するのがおすすめです。
また、他のセミナー参加者と交流して、場合によってはその後も情報共有をしたり、お互いにアドバイスをし合ったりすることもできるので、「広報・PR担当者同士の横のつながりがない」という方にも向いています。
方法④:広報・PRやマーケティング系のオンライン講座
一般的なジャンルと同じように、広報・PRやマーケティング系のオンライン講座も様々にあります。足を使ってセミナーに参加するのが難しい方は、オンラインのものを探してみてはいかがでしょうか。
具体的には、SNS運用、プレスリリースなどのコンテンツ作成、データ収集・解析などについて学ぶことができますので、特に「デジタル的な広報・PRノウハウに不安がある」という方にはおすすめです。
広報は一生継続的に学んでいくという意識を持つ(まとめ)
広報・PRを取り巻く環境は日々激しく変化しているため、「資格を取ったら終わり」「ノウハウを学んだら終わり」ではなく、一生継続的に学んでいくという意識を持つことが大事です。そのためにも資格勉強をしたり、その他の方法で学んでみたりしてはいかがでしょうか。
「環境が変わっていく」とはいえ全部が様変わりするわけではないので、積み上げた知識やスキルは無駄になりません。そして熟練していけば、徐々に業界の変化そのものを楽しむことができるようになっていくはずです。やりがいのある仕事ですね。
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