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この記事では、オフィス移転時に広報・PR担当者が検討するべきことなどに関して解説します。
「オフィス移転は大したネタにはならない」と考えている方もいるかもしれませんが、その認識は改めることをおすすめします。
本記事では、「ただのオフィス移転」として見過ごすことのもったいないさ、そしてオフィス移転時に広報・PR担当者が検討・実行するべきことなどについてお伝えします。
「ただのオフィス移転」と考えてスルーするのは広報・PR担当者としてもったいない
「オフィス移転」は一社員にとっては単なるイベントかもしれません。しかし実はオフィス移転は広報・PR担当者にとって優秀なネタになり得ます。ネタとしてうまく扱えば「オフィス移転をしました」という事実に、何倍もの付随情報や「熱」を込めることができるので、ぜひ注目してみてください。
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オフィス移転時に広報・PR担当者がするべき5つのこと
それではオフィス移転の際に広報・PR担当者として行うべきことをいくつか紹介していきます。現実には実施しないとしても効果的な取り組みではあるので、検討はすることをおすすめします。
①:必要な相手に対して告知する【必須】
どこまでが広報・PR担当者の業務になるのかは企業によりますが、取引相手などのステークホルダーなど「必要な相手」に対して告知をしましょう。
告知内容としては、移転先の名称(建物名など)、住所、最寄り駅、アクセス、移転先オフィスでの事業開始日などの基本情報ですが、他にも伝えたいことがあればメールやハガキなどに記載してください。
②:さらに深く伝える場合はプレリリース配信などをする
基本情報以外も広く伝えたい場合はプレリリース配信などをするのもいいでしょう。プレリリースに含めるか検討するべき内容は主に以下の通りです。
- 移転先の環境(写真や動画を載せてイメージしやすくする)
- 移転先オフィスでの取材受け入れについて(いつからOKか、予約方法など)
- オフィス移転の目的、理由、ストーリー
- オフィス移転に関連付けられる場合は商品やサービスの情報
「こういった理由でオフィス移転を決意しました」などのストーリーを伝えると意外とウケがいいです。
また、「商品の原材料確保をしやすくするため」「サービスをより広く届けるため」など、商品やサービスに関連することが移転理由の場合、商品やサービスのアピールも無理なく行うことができるため一石二鳥です。
③:移転先オフィスを紹介する動画の投稿
移転先を写真や見取り図などで紹介する企業は多いですが、さらに動画を用意できると、伝わる情報量・情報の鮮明さが大きく上がるためおすすめです。
例えば「旧オフィスにはなかった施設」や「旧オフィスにもあったもののアピールしたい施設」などがあれば必ず動画で紹介しましょう。イメージとしては「オフィスツアー」が良く、没入感が出るように一人称視点で撮るといいでしょう。
動画の掲載場所としては企業公式YouTube、自社のウェブサイトなどがセオリー。プレリリース配信をするなら、先述の通りそこにも掲載するべきです。また、短時間の切り抜き動画を作ってXやTikTokなどに投稿するのも選択肢としてあります。
④:移転先オフィスでイベントを開く
移転先オフィスでイベントを開くことで、メディア関係者などに向けたアピールができます。具体的には、事業開始日当日(もしくは前後)に行う交流会、メディア関係者用の解放スペースの用意などがおすすめです。
また、社外の人が関わるイベントはしないとしても、社員を集めても交流会などはぜひ行いたいところです(広報・PR担当者が社員とコミュニケーションを取ることは重要)。
そしてどのようなイベントでも写真・動画撮影をして、それを後日公式サイトで公開したり、プレリリースに載せたりすることが重要といえます。
⑤:オフィス移転に関係する裏話の公開
オフィス移転に関係する裏話を企業の公式サイトなどで公開するのもいいでしょう。
例えばオフィス建設の時点でこだわりがあったなら関係者のインタビュー記事を載せる、そうでなくても移転時の様子を写真や動画付きで公開するなどです。また、移転してしばらくしてから「移転後の感想」などを社員に聞くのもおすすめです。
これらはもちろんプレリリースに載せてもいいのですが、特に「プレリリースに書くほどではない(もしくはそもそもオフィス移転のことをプレリリースにしない)」という場合は、別の場所に小規模でも紹介しておくと広報・PRとして「隙」がありません。
オフィス移転時の広報活動で注意するべきこと(まとめ)
「オフィス移転」は広報・PRネタとして意外と優秀ですので、特に「移転そのものにストーリーが乗っている場合」はプレリリースとして本格的にまとめて、メディア関係者などに送ってみてはいかがでしょうか。
また、プレリリースまでは送らないとしても、オフィス移転に合わせて企業としてのビジョンを伝えたり、関係する商品やサービスについて広く発信したりすることはできるので、こちらもぜひ検討してみてください。
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