五感に働きかけるPR
コラム
経営戦略×PR
2017.05.16

五感に働きかけるPR

皆さんはゴールデンウイーク、
十分に楽しめましたか?

家族でキャンプやバーベキューを楽しんだり、
パーキングエリアや観光地のフードコート等で
食事を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。

さて、本日のPRテーマは、
「五感」です。

最近、とある展示会で、
各企業が食品をPRするシーンを目にしました。

その中でも特に印象的だったのが、
”嗅覚”に訴えかけて商品をPRするブースでした。

会場を歩いていると、
どこからともなく、
ポップコーンやカレーライスの香りが。

「もしや試食か何か?」

思わず振り返ると、
何やら香りを放つ機械の姿が。

なるほど、これが香りの正体だったのですね。
つい、食べたいという衝動にかられてしまいました(^^;>)。

webで色々検索してみたところ、
この機械は
全国のスーパーマーケットや飲食店、
イベント会場などで
主に活用されているようです。

この手法がPR施策として活用された背景には、
全国の販売市場で、
これまでの広告宣伝の手法でモノ・サービスを販売する方法に
行き詰まり感が出てきた、という事情があります。

香りを使った販促手法が普及したきっかけは、
大手食品メーカーが香りを販促に使い始めたことにより、
有効なツールとして認知され始めたことでした。

確かに目や耳に入ってくる情報だけでは、
いまいちピンとこないこともあると思います。

ところが、嗅覚は五感のなかで唯一、脳内の命令系統を直接刺激するため、
いわゆる衝動買いを引き起こしやすいと言われているそうです。

また、最近では”香りの研究”が進んでおり、
”香り”には人の記憶を呼び覚ます効果があるそうです。

また、”香り”は認知症の治療や老人介護等の場面でも注目されており、
”香り”のビジネスチャンスはこれからも拡大し続けることが期待出来ると思います。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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