判断と決断の違い【閑話休題】
コラム
成功事例×PR
2019.01.13

判断と決断の違い【閑話休題】

こんにちわ、上岡正明です。

12日(水)。

朝5時に起床、[朝トレ]を継続。

最近はめっきり寒いため、すぐに家を出て、
近所のコーヒーショップでしています。

本日は、主に金融メディア媒体を中心に速読。
週刊エコノミストをバリバリ片付ける。
(週に1誌出るので、すぐにたまりますから・・・)

私自身、投資もしています。

不動産ではありません。

土地に投資をしないのは、私の父の影響でしょう。
(詳しくは語りませんが)

現在は、日本の有価証券は全体10%ほどです。

あとは、中国、インド、先進国の国債などに分散しています。

これを、20歳の頃から続けています。

それでは、本日の戦略者思考!をどうぞ。

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■本日の【戦略者思考】はここから

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判断と決断の違い

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ビジネススキル  ★★

セールス     ★

経営       ★★★★★

 

マーケティング  無                (※5段階表示)

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「監督に期待するな 早稲田ラグビーフォロワーシップ」より  ※講談社

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●大学ラグビーの最強集団を率いる中竹監督の、
リーダー論、戦略戦術理論とは、どのようなものだろうか。

それは、【判断】と【決断】の2つを使い分けることにある。

●中竹氏が考える【判断】とは、過去の出来事に対するものであり、
その基準は「良い」か「悪い」の二者択一しかない。

●いっぽう、【決断】とは、未来に起こる出来事に対して
下すもので、その基準は「強い」か「弱い」かしかない。

●そして、中竹氏はこう強調する。

たとえ選択的に間違っていた【判断】でも、強く下した【決断】であれば、
障害を残り越えて上手くいくことが多いと。

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この戦略戦術論は、とても奥が深いと思います。

一見、読み流すと、ただの言葉遊びのようだ。
だが、それは違う。

たとえば、道が左右に分かれているとする。

このときの 【判断】とは、右に行くか、左に行くか、
の二者択一でしかないわけだ。

そこでの、判断の強弱は、あまり重要ではない。

しかし、【決断】となると、話は違う。

『 あの山を必ず越えよう。
そすれば、必ず勝つ。
そのために、我々はこの道を進むのだ 』

というようなものでなければならない、と竹中氏は説いているのだ。

特に、部下や部隊を率いる場合には、
それを下すリーダーの決断の強さが重要になる。

そして、
強さがあれば、たとえ、その決断が間違っていようとも、
その困難を打ち破ることが可能であり、
最終的には正しい判断だったとして、
後に評価される確立が高まるというわけです。

私は、中小企業が決断を変えるのは、一向に構わないと思う。

市場も環境も、刻一刻と激変している。

むしろ、歩みは止めることなく、
次々と新しい打ち手を繰り出して、より高い戦略を練り上げて、
部隊の生産性を強化していくことが重要だ。

ただし、
不安、迷い、恐れは、良くない。

特に経営者がそうした心理に囚われると、
数秒のうちにチーム全体に伝播する。

【決断】が弱まると、組織にそれが伝播して、
戦略全体が狂って失敗するのだ。

リーダーたるものは、戦略を練り、取捨選択するのが仕事。

であるなら、みずからの決断にこそ、
自信とエネルギーを注ぎ込まねばならない。
(たとえ、それが朝号令し、夕方にまた変えるような決断であろうと、です)

今号をまとめます。

多少の推測を用いればここで、幾多の戦いを指揮してきた中竹氏が強調しているのは、
以下の2つだと思います。

(1)一軍の将、あるいは組織のリーダーたるものは、
決断を下すからには、その全軍の責任を持たなければならない。

(2)その決断の強さが、勝敗を決するからだ。

繰り返すになるが、重要なのが(2)です。

その決断の強さが、勝敗を決する、という事実でしょう。

中竹氏は、 多少の選択ミスは、
勝敗にはあまり関係ないとまで言い切っています。

【 想いは、叶う 】。

そして、

【 汝、決断を信じる気持ちが、勝利をもたらす 】

上記下段は、筆者が、即興で作った論語です。

それらしく聞こえてしまうのは、
古来からの兵法も論法も、
常勝をつかさどる将の心構えは、根源皆一緒、ということだろう。

あなたは、今号からなにを読み解きますか。

※あなたの考えを、宜しければメールください。
ご批判・反論も受け付けております。

筆者の実践・筆者の仮説は、次号でも、必ず、ご提示します。

ぜひ、それまでに、
あなたも全体思考を最適化させて、
あなただけの、ハイブリットな、
ベストソリューションを導き出して下さい。

きっと、普通に読み流すよりも、
あなたの血肉となるはずです。

筆者が、このコラムを読むことで
必ず手に入ると提唱する
スキルフレームのひとつ、「ハイブリット(複合)」力も。

本日はここまでです。

次回も、実践×検証×理論化による

ハイブリット経営のメソッドを、

ビジネス書100冊分をどっさり凝縮した、

“ 絶対リターン ”を追及する経営者・ビジネスパーソンのための

『超実践ハイブリットエナジー』としてお届けして参ります。

※ 文中では、僭越ながら読者の皆様方を広く
一人称にて表現させて頂いております。何卒ご了承下さい。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事