Youtubeマーケティングとは?何を優先してアルゴリズム最適化すればいいのか
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2020.09.13

Youtubeマーケティングとは?何を優先してアルゴリズム最適化すればいいのか

ここでは、Youtubeマーケティングを営業戦略や広報PRに活用する方法を学びましょう。

チャンネルの最適化と動画の最適化の両方に関わるのが「コンテンツとしての最適化」です。
チャンネルの最適化は、服のコーディネートの動画が見たいというユーザーや、ファッションに興味があるユーザーに対して、テーマそのものをファッションとして、コーディネート紹介や、スタリストが選んだ動画として商品紹介の動画に結びつけます。

こうした動画の最適化は、ユーザーを惹き付ける「フック」、伝えるべきメッセージ、他の動画の視聴を促すという順で行われます。

 

Youtubeマーケティングのコンテンツ最適化

アルゴリズム最適化には、チャンネル内でどういった動画を提供していくのかといった「コンテンツとしての最適化」と、チャンネルや動画にどういったデータ設定をしていくのかという「データとしての最適化」の2種類があります。

◎アルゴリズムが好みやすい動画を制作

コンテンツとしての最適化は、チャンネルとしてどういった情報を提供していくのかを明らかにした上で、アルゴリズムが好みやすい動画を設計、制作していきます。

ユーザーは商品やサービスを探し始めるためのきっかけとして、最初は何も考えずにただ漠然としたキーワードで情報収集を行うことが多いことでしょう。

◎チャンネル全体設計のあとに各動画の役割を明確にする

たとえば、新しいスマートフォンが欲しいといったときには、「スマートフォン おすすめ」といったワードで検索を行います。その後、大まかな情報を得たあとで「iPhone」や「Android」で検索したり、カメラの画素数の性能の違いなどで検索を行ったりしていきます。

そこで、チャンネル内に、ユーザーが求める情報をあらかじめ広いテーマから狭いテーマまで網羅して、広いテーマの動画を視聴したユーザーを、狭いテーマの動画に誘導していき、商品の購入や問い合わせにつなげるといった具合にします。

このようにして、チャンネル全体の設計を行って、各動画の役割を明確にしていくことをコンテンツとしての最適化といいます。

 

Youtubeマーケティングのデータ最適化

一方で、アルゴリズムと直結する施策が「データとしての最適化」です。

◎データを読み取りユーザーへ動画紹介を学習

公開直後の動画は視聴データがないので、動画に設定されているデータを参照します。そのようにすることで、どういったユーザーへ動画を紹介すればいいのかを徐々に学習していくのです。

データ設定を適切に行っていれば、動画を公開したばかりであっても、その動画を観たいと思っている、適切なユーザーに表示されるようになり、彼らの視聴データを蓄積していくことで、アルゴリズムがユーザーの傾向を把握しやすくなるのです。

データの設定には、自分のチャンネルに対するデータ設定と、それぞれの動画に対するデータ設定があります。

◎動画のテーマと似たキーワードをタグとして設定

チャンネルは、英字ではなくカタカナで自分のチャンネル名を設定したり、自分のチャンネルで取り扱うテーマをキーワードとして登録を行ったりすることができます。

各動画に対しては、動画を視聴しそうなユーザーたちが検索しそうなキーワードをタイトルに含めたり、動画のテーマと似たキーワードをタグとして設定することで、動画で説明している内容を概要欄で改めて設定するなどといったことが挙げられます。

 

まとめ  Youtubeマーケティング対策ではチャンネル全体を俯瞰視しよう

何をアルゴリズム最適化するのかというと、コンテンツの最適化とデータの最適化を行います。

このとき、チャンネル全体を俯瞰視することが重要となります。動画単位でターゲットユーザーに向けたデータ設定を行っていきます。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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