動画広告と自然流入による動画視聴の比較と違いを徹底解説しました
コラム
動画PR・YouTube
2020.09.27

動画広告と自然流入による動画視聴の比較と違いを徹底解説しました

アルゴリズム最適化による動画の表示と、動画広告の違いとしては、どのようなものがあるでしょうか?

広報担当やマーケティング担当者としては、ぜひ知っておいてほしい知識ばかり。ここで、まとめて紹介していきましょう。

 

アルゴリズム最適化による動画配信と動画広告の違い

アルゴリズム最適化は、動画コンテンツとして自然にユーザーによって視聴されるものです。
いっぽう、動画広告は一定期間予算や日数という制限を設け動画を表示するという違いがあります。

アルゴリズム最適化は、トップページやYouTube検索、関連動画に表示がされ、ユーザーが自分からクリックして視聴するためユーザーからの関心を得られやすいという一面を持っています。

 

コンテンツとして視聴されるアルゴリズム最適化

いっぽう、動画広告は「他人の動画が視聴される」その再生の流れの中で表示されるものです。

それに対して、アルゴリズム最適化は、自然流入により「自分の動画」の視聴回数を増やすための施策です。自分の動画を1つの動画コンテンツとして、ユーザーに能動的に視聴を行ってもらうというものだからです。

◎自然流入こそがファンへの第一歩

たとえば、検索順位の上位に表示させたいキーワードでユーザーが検索したときに、自分の動画がきっちり表示されるよう設定を行ったり、自分の動画と似ている他人の動画の中に、関連動画として表示させる、トップページに表示させるといったことで、検索以外の自然流入を獲得することを目的としています。

◎次から次へ動画閲覧を誘発してチャンネルパワーを強化できる

動画広告は、一時的に視聴回数を増やすことを目的としたもので、予算や日数といった縛りがあるため、獲得できる視聴回数にも限界があります。

比較して、アルゴリズムの最適化による動画は、一定の視聴回数を定期的に確実に獲得するということを目的としており、長期的に継続して行っていく施策となります。同時に、視聴者にファンになってもらうことで、自分のチャンネルで公開しているすべての動画を連続して閲覧してもらい、ユーザーの興味や関心を惹くようにしていきます。

 

動画広告の良さとアルゴリズム最適化の良さ

動画広告と、アルゴリズム最適化には、それぞれの良さというものが存在しています。

動画広告の良さとしては、限定的な期間に集中して、多くのユーザーにアプローチが行える点です。期間限定の商品やサービス、または季節性の高い動画を配信して、期間内により多くのユーザーの目に触れるような機会を獲得します。

一方、アルゴリズム最適化は、期間に左右されるといったことがありません。

普遍的な内容を含む動画に対して行う、といったことに向いています。

たとえば、商品の使用方法や提供しているサービスにどのような魅力があるかなど、短期間で変わらない内容の動画に対して行います。

こういったメッセージは、広告として扱うには不向きな面もあります。商品やブランドの認知度を高めるためには、動画広告を用いて、ブランド価値や商品価値の理解を促すためにはアルゴリズム最適化を行うといったような使い分けが必要となるのです。

 

まとめ 自然流入からコンテンツをユーザーに動画視聴してもらう

アルゴリズム最適化と動画広告の違いは、自然流入からコンテンツをユーザーに動画を視聴してもらうという点です。さらに、視聴回数を継続的に増加させるための施策です。

普遍的な企業情報の訴求や広告に不向きなメッセージの伝達に、アルゴリズム最適化は向いています。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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