PRの生み出す力

2014年09月26日

本日のコラムは奈良県生駒市にある小さなラムネ製菓が生み出した奇跡について書かせていただきたいと思います。

9月17日(木)日経MJ新聞 16面 トレンドより

奈良県の小さなラムネ製菓が作る、淡いピンクや青色の「レインボーラムネ」が今春3,500人分を全国販売したところ、14万を超える申し込み殺到したという。特別な原料も使わず粉砂糖を固めただけの素朴な駄菓子がなぜこれほど多くの人々を魅了したのでしょうか。

この「レインボーラムネ」は14年前から販売を開始していましたが、販売当初はほとんど売れていなかったとのこと。それが、一度地元紙で取り上げられると『大人が食べてもおいしい』と口コミが広がり、爆発的な人気商品となったそうです。

この「レインボーラムネ」は、一つ一つ手作業のため、生産量が限られ、地元の一部の製菓店に卸す以外は、3月、9月の年二回はがきで注文を受け郵送するという非常にシンプルな流通経路を採っていました。しかし、今年の3月に3,500人分を全国販売したところ14万件以上の応募が殺到したとのこと。

生駒市が今年6月、年1万円以上の「ふるさと納税」をした人に贈る記念品に「レインボーラムネ」を加えたところ、5日間で集まった寄付額は2013年1年間の5倍に相当する1,800万円も集まり、市も驚愕しているとのこと。

この件が爆発的なブームとなった要因をまとめると以下の3点が挙げられると思います。

① 地元誌に取り上げられ、口コミが広がったこと
② 「大人の菓子」ブームに載ったこと
③ 小さな製菓会社ゆえに生産量が間に合わず、それが逆に「ほとんど手に入らない」というプレミア感を与えることとなった。

14年前にはほとんど売れていなかった商品が、1度地元誌に取り上げられ、口コミが広がり、「大人のお菓子」というブームにも乗って応募者が殺到する。最も分かりやすいPRの成功事例といえるのではないでしょうか。

ここまでの成功を戦略的に行うことはほぼ不可能といえますが、日々の媒体研究を地道に行うことにより、ある程度、商品の流行り廃りを把握することが出来ます。

把握した情報をいかにお客様にご提供できるか否かは、日々のインプット力にかかっているといえます。

また、この「レインボーラムネ」を取り上げ、口コミを広げるきっかけとなった媒体が、大手新聞やテレビではなく、地元誌であるところにもどのような媒体でもこのような奇跡を生み出す可能性があることを再認識させてくれます。

この件は、どのような媒体にも1件1件電話をし、訪問をして商品・サービスを説明するという、弊社が最も大事にしている泥臭い仕事ぶりが間違っていないということを確認させてくれる成功事例といえるのではないでしょうか。

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