プレスリリースの4つのデメリット~『王様のブランチ』元放送作家が教えるテレビに出るリリース14箇条【最新版】
PR戦略とは
3分で分かる「PRの基本」
2014.01.30

プレスリリースの4つのデメリット~『王様のブランチ』元放送作家が教えるテレビに出るリリース14箇条【最新版】

プレスリリースのニュースペーパー

〔読了まで4分〕

「プレスリリースでテレビや日経新聞って、呼べるの?」
「たとえば、報道番組の制作局には、1日何通のプレスリリースがとどくの?」
「タイトルのつけ方は? 文字数は?」

そんな疑問にぜんぶ答えます。もちろんテレビも呼べます、だいじょうぶです! 常識ばかり気にせず、戦略的におこなえば。

 

メディア側から見たプレスリリースって、そもそもどんなもの?

プレスリリースはPR活動のもっとも基本的な情報発信手段であり、メディアとのコミュニケーションの最初の一歩となります。

ただし、メディアには多いところで、1日200本もプレスリリースが届きます。私が担当していたテレビ朝日の夕方のニュースでは、ひっきりなしにファックスがカタカタ鳴って、新商品やイベント情報などが届いていました。そのため、「一目で内容がわかる書き方」「効果的なメディア選定」「メディアがよろこぶ配布方法」の3つが、プレスリリースの効果的を高めるカギとなってきます。

そこで今回は、「王様のブランチ」「めざましテレビ」などを手掛けた人気放送作家で、共感PR(朝日新聞出版社)など累計15万部のベストセラー作家である上岡正明氏に、テレビがバシバシ決まるプレスリリース戦略の14ヶ条を聞きました。

*ベストセラー作家である上岡正明のプロフィールはこちらから。

 

テレビも巻き込めるプレスリリースの3つの役割

プレスリリースとはメディアを対象として公表する、情報をまとめた報道用資料です。PR活動の最も基本的な情報発信手段がプレスリリースとなります。

メディア側はプレスリリースを見て、取り上げる価値があるかを判断します。そして、取材する、もしくは自社の媒体に掲載するかを決定します。

■プレスリリースからわかる3つの内容
1.取り上げるかどうかの「価値」の確認
2.取材を想定した場合の「内容」の把握
3.日付などの「基本情報」のチェック

 

 

プレスリリースを書く前に~プレスリリース配信スタンドの効果とは?

メディアの持つパワー

プレスリリースには2つの目的があります。
ひとつは純粋に事実だけを伝えるためのもの。もうひとつは情報の拡散を目的としたものです。

誰も教えてくれない!プレスリリース配信のメリットとデメリット

プレスリリースは広告と違います。しかし、実際に配信されているプレスリリースを見ると、新製品や新サービス、イベント、キャンペーンの告知がほとんどです。このように、事実を伝えるだけなら、自社サイトでの公開でもよいでしょう。

一方、情報の拡散を目的とするのであれば配信サービスを利用することも、選択肢として考えられます。これにより、質ではなく量としてのネットメディア上での掲載を狙います。
ただし、気をつけないといけないのがプレスリリース配信のデメリットです。以下にまとめてみました。

*PR会社にも、もちろんデメリットはあります。これを機会に【意外と多い】PR会社の4つのデメリットも読んでおく。

 

1)SEO的に逆効果になる可能性がある!

一昔前まで、プレスリリース配信はSEO効果があると言われていました。しかし、今、その話をする配信会社はありません。
じっさい、Googleは広告的な被リンクの量産は、評価の対象外と明言しました。また、それを目的として大量にリンクを発生させることは、むしろペナルティの対象とするとも明記しています。
*参考リンク:Googleの被リンクペナルティについて。非常にわかりやすくまとまった記事です。(出典元:SEOマスター)

2)プレスリリース配信よりも先に、新聞露出を優先するべき!

プレスリリース配信をおこなえば、それはもうメディアにとっては古い情報です。一次情報に主眼を置く、日経新聞などの各有力媒体にとって、それは致命的な事実となります。
「ネット配信を先にしてしまったばかりに、新聞の露出がダメになった」という事例も数多く存在します。
大切なのは、タイミングと目的です。ぎゃくに、それらをしっかりと戦略に落とし込んだうえで、配信スタンドを使うのであれば、非常に効果的です。ネット配信で「量」を狙うのであれば、タイミングと、明確な戦略の使い分けを心がけてください。

3)それって、配信スタンドの自社サイトでは?!

最後に、数だけを追求する競争の中で、冷静な忠告をひとつ。
いま、どこの配信スタンドも配信先の量の競争になってきています。そうしたなかで、配信会社のサテライトサイトを配信先とするケースが増えています。
これは、問題です。まず、もはやPRとは呼べません。そして、自作自演はGoogleのペナルティ規定に抵触することです。もちろん、配信数など気をつけて使えば過度な心配はありません。

 

プレスリリースは情報をクリエイティブしないと効果がない【一番大事】

グラフと女性

いよいよ、本題です。プレスリリースを配信すれば、そのままメディアの目に留まるわけではありません。そのためには、情報をしっかりとクリエイティブして、タイムリーかつ人々の関心ごとになるようなコンテンツにしなければなりません。

効果の出る情報の作り方は、24通りあります。このサイトの一番人気のコンテンツでもありますので、時間があればチェックしてみてください。時間がない方は、このまま読み進めて頂いても、“プレスリリース戦略”は十分理解できますのでだいじょうぶです。

*参考記事:【消費者が黙っていられない24つの情報をつくる!】。当サイトで一番人気の記事です。

 

1)記者の目に留まる書き方とは

まず、ファクト(事実)を伝えるプレスリリースですが、同じ内容でもその書き方によって、記者の目に留まるかどうかが変わります。
そのため、以下のことに気をつけてください。

タイトルにはキャッチコピーを書くイメージで

 

忙しい記者は、プレスリリースを全部読みません。テレビのディレクターもそうです。
正直、最初のタイトルだけを見て、おもしろくなければ捨ててしまいます。

2)広報担当はプランナーであり演出家であれ

よく、プレスリリースは5W1Hで書こう、などと言われますが、そうした基本的なことにとらわれてばかりいると、効果的で戦略的なPRはできないでしょう。

では、どういったタイトルが効果的なのでしょうか。ずばり、他のプレスリリースより輝いて見えて、魅力的で、目立つことです。

ただ、すべてを入れようとすると無駄に長くなってしまうので、キーワードは厳選する必要があります。そうした場合は、「登場感」「社会性」「絵になること」の3つを組み合わせて演出できるように、優先順位を整理してから、タイトルをつけると良いでしょう。

 

基本的なプレスリリースの書き方

1)プレスリリースの作成のルール

目立つように演出する。そうした視点を持ってください。でなければ、ほかの数万というリリースに埋もれるだけです。

1.ワンテーマ・ワンリリースが原則
2.横書き、「A4」サイズで、1~3枚が適当
3.会社ロゴなどテンプレート部分は定型化する

2)プレスリリースのフォーマット

プレスリリースには定型はなく、案件の内容や伝えたい重要性により、見やすくわかりやすいレイアウトで、自分の作品のように作る事が大切です。そのため、写真やグラフなどを有効に使用し、忙しい記者が斜め読みで「見てわかる」ようにすることが大切です。

1.「プレスリリース」「報道関係者各位」などのヘッダー
2.発信者
3.日付
4.タイトル
5.リード
6.本文
7.会社概要
8.問合せ先(メディアからの問い合わせ/一般のお客様からの問い合わせ)
9.プレスリリースの内容に合わせた写真やイラスト

 

メディアに興味を持ってもらうポイント

1)見出し

プレスリリースは見出が9割です。「誰が(会社、主催者)」「何を(新商品案内、サービスなど)」「どうするのか(発売、発表など)」端的に明確に書くこと。新聞やWEBニュースのタイトルの見出しとなるように書くのがポイントです。

2)リード

「誰が」「いつ」「どこで」「何を」「なぜ」「どうするのか」5W1Hの基本情報を入れることが大切。また、記者は具体的な数字を求める傾向があるので開示できる情報は積極的に出すことも重要です。
さらに発表することになった時代背景や裏付けとなる調査データなども、リリース内容によって外せない要素となります。

3)結論をから先に書く

忙しい記者は内容を詳細に読まないこともあります。
よって新聞の構成のように一番伝えたい情報を冒頭に持っていき、背景や詳細情報は後から補足説明をすることをお勧めします。

 

対象メディアの選定する

1)媒体選定

メディアに情報を提供するさいは、その内容にあった媒体、該当部署、担当者を絞り込む必要があります。
配信する内容と、対象媒体の特徴が合わないと掲載される可能性は極めて低くなってしまうほか、まったく関係ない媒体に送ることで印象を悪くしてしまうこともあります。

2)部署(コーナー出し)

対象媒体を確定したら、どこの部署(コーナー)に送るかを検討します。
新聞・テレビは毎日決まっているコーナーのほかに、曜日によって設けられているコーナーがあります。よく紙面や番組を確認することをお勧めいたします。

3)担当出し

媒体、部署(コーナー)が決まったら、担当者の確認です。
冒頭でも書きましたが、プレスリリースは多いところで1日数百本も届くので、より内容に興味を持ってくれそうな記者宛てに送ることで露出の確度を最大限に高めます。

コーナーが分かっていれば、コーナー担当の方のお名前を聞き、コーナーがなければ、商品やサービス名を伝え興味がある方に送りたいことを伝えお名前を聞くようにしましょう。

 

プレスリリースの効果的な配布方法

1)プレスリリース配信の種類

1.記者クラブへの資料配布
2.ファックス
3.メール
4.問い合わせフォームからの情報提供(WEB媒体)
5.郵送

各メディアの特徴とプレスリリースの内容によって最適な方法を選択をします。

2)郵送で送るさいのポイント

郵送でプレスリリースを送る場合は、封筒に入れてしまうためどのような内容のプレスリリースが入っているかわからず、空けてもらえないことも少なくありません。

せっかくいい内容でも見てもらわないことには検討してもらうこともできませんから、封筒に「○○○に関するプレスリリース在中」と大きく記載する、もしくと透明のビニールの封筒にいれるなど工夫することもポイントです。

3)配信後について

プレスリリースを配布したら終わりではありません。プレスリリースを配布する目的はメディアに掲載してもらうことです。
そして、数枚のリリースからテレビ、ネット、SNSへと情報を拡散させることです。これを、業界の言葉で情報連鎖と呼びます。

手に取って見てもらうために、きちんと届いているかの確認と、内容を簡単に説明し記者の反応を聞いてみましょう。直接話をすることで興味を持ってもらえているのか、今回は検討できないのか、つぎに活かせることはないかが見えてきます。

 

まとめ

プレスリリースは、広報にとって「武器」となります。この機会に、しっかりと学んで、実践していきましょう。
また、けっこう失敗パターンが多いですので、「PR会社を活用する4つのデメリット」も知っておきましょう。

 

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