マネジメントとPR、一見関係の無いものだと思われますが…
コラム
経営戦略×PR
2017.12.25

マネジメントとPR、一見関係の無いものだと思われますが…

昨日たまたまマネジメントの本を読みました。
マネジメントとPR、一見全く関係の無いものだと思われますが似ている部分、実は多いんです。

その本によれば(結果を出すリーダー程動かない 山北陽平)
部下をマネジメントする=部下の行動に上司が介入し、指示した行動をやりきらせる
というものでした。

具体的にざっくりとまとめると
・成果を出すための行動の選択
・部下に指示した行動の事前リマインドと事後フィードバックの徹底
・行動を実行しなくても良い環境を作らない
・部下の行動に上司が責任を持ち実行する(部下とやりきる)
この様に絞られます。
結局マネジメントとは部下にとって、その行動の優先順位を上げさせる事でもあると感じました。
部下には数多くの上司にあたる人間と指示が存在し、その中で自分の指示を聞いてもらわないとならないのです。

そして、行動の優先順位を上げるには独自理論ですが
・熱意の共感(上司の行動または目標に対しての熱意を部下に共感してもらう)
・行動の感染(上司自らが動きその行動を部下に感染させる)
・上司のブランディング(信頼・権威付け)
の3つの要素が必要になってくると私は思います。

その中でも特に『ブランディング』はPRとも近しいモノでもあります。
上司の日頃の『言葉・行動・身なり』に信頼性が無ければその上司の指示は聞く気になれないですよね?
企業も同じで、新製品が発表されるタイミングで製品の良さを必死でアピールしても生活者は聞く耳を持ちません。
日頃から常に、生活者(マネジメントで言えば部下)に企業や製品の良さや理念(マネジメントで言えば言葉・行動・身なり)を発信して行く事で
初めて、その企業(上司)が生活者(部下)にとって信頼・権威付けされて説得力を持ているのです。

この権威付けを行うのがPRの役割!
PRマンとして、企業だけではなく日頃から言動に気を配りブランディング行っていきたいですね。
誘惑に弱い私にはなかなか難しいですが、、、(笑)


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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