コラム
経営戦略×PR
2017.09.13

究極リリースとは

今回は、PRや広報の基本中の基本であるプレスリリースについて取り上げたいと思います。

プレスリリースとは、メディアへ情報を伝えるための便利なツールであると同時に、
一日に何十枚、何百枚もメディアの元へ届くため、どうやって読んでもらい記事化につなげるかがとても重要になってきます。

そこで記者の目に止まる為には、どうしたらよいのでしょうか?

いいリリースというのは、トレンドや社会的背景にマッチした内容であり、
ニュース性や特異性、読者の関心を引く内容等が上手く盛り込まれているものと一般的に言われています。

そこから更に完ぺきなリリースを目指すのであれば、
上記の内容にプラスして簡潔に書かれており、情報の過不足がないことが重要なのではないのでしょうか?

取材や下調べ、執筆と時間に追われている忙しい記者にとって、
リリースの内容のみで、記事が書けるようなものはかなり魅力的だと思います。

しかし情報の過不足がないというのは、とても難しいことで、
私の経験上でもリリースを元に追加の情報を求められたり、質問されることがほとんどです。

ただそんな中でも、
「あの記者さんはこの情報だったら記事を書きそうだな」
「あの記者さんにここは絶対聞かれるので、先に補足しておこう」
といった具合に必要な情報がわかる記者さんがいることも事実です。

これは、その媒体の特徴と記者の方の記事傾向を正確に把握しているからだと思います。

つまり究極のリリースとは、
ラブレターのようにその人を思い、その人のためだけに書いた、
その人専用の情報が記載されたリリースといえるでしょう。

皆様もこれを機会に思いのこもったラブレターを届けてみて下さい。

きっと成就するはずです。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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