ユニークなパブリックアフェアーズ
コラム
経営戦略×PR
2017.06.26

ユニークなパブリックアフェアーズ

今日は、面白いパブリックアフェアーズの事例をご紹介したいと思います。

5月20日は欧州海の日だったのですが、
フランスのパリで『菜食主義団体 ビーガン・アンパクト』が実にユニークなデモ活動をおこないました。

その内容というのは、
デモ参加者がボディーペイントをして魚に扮し、
サンミシェルの噴水の前で地面に横たわるというものです。

『魚を食べないで』という彼らの意見は
魚食文化が古くから伝わる日本人にとっては理解し難い主張かもしれませんが、
この活動はAFPBBNEWSによって紹介され、
ツイッター等で、多数のリツイートがされるなど、
反響がフランスだけでなく世界中にまで広がりました。

欧州海の日である5月20日に活動を行った事
サンミシェル前での大胆な活動であった事
活動自体に独自性があった事
この三つの要素が多くの拡散に繋がっただと考えられます。

政府や行政機関に働きかける
パブリックアフェアーズ活動では、権威者との繋がりを活用する為、
多額の資金や強い人脈が必要になると思われがちですが、
ビーガン・アンパクトの例の様に、お金や人脈が無くてもやり方と見せ方次第では
世論を形成し、働きかける事が可能になるのです。

彼らは立派なPRの達人ですね、
勉強になります。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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