差別化で差をつける
コラム
経営戦略×PR
2017.04.13

差別化で差をつける

4月になり、新生活を始めている方も多いのではないでしょうか。
電車に乗ると、今年から社会人となる新入社員が目につきます。

そんな電車の広告で、マーケティング的にとても面白い広告が目についたので御紹介します。
それは、『AXE 香りで男の好感度あがる説』の広告です。

この広告は、女子社員・アパレル店員等、それぞれのグループの女性陣に
香りで男性に対しての好感度が上がった経験率を調査し、
その割合を『大勢に会うOB訪問、良い香りがする男性社員はなぜか覚えている (女子大生100人に調査)』などの
具体的なシチュエーションのキャッチフレーズと共に張り出したものです。

恐らく<AXE>のメインターゲットは20代前半の若い男性だと思われるのですが
この広告は、ターゲットが経験するであろう機会を細かく設定し、
伝えたい内容を訴求しているところが非常に素晴らしいと思いました。

この様に、ターゲットの視点に立ち
きめ細かな利点を丁寧に伝えていく事が消費者の強い<共感や支持>に
繋がっていくのだと思います。

最近はそれぞれの技術革新が進み商品自体に差別化ポイントが見出しにくい場合が多いですが
その様な際に、上記の事例の様にPRや広告を利用し、他社商品と上手く差別化する事が
競争を優位に進めていく為には、非常に重要になってくるのではないでしょうか。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

①:東洋経済オンラインでの連載記事
②:ダイヤモンドオンラインでの連載記事
③:プレジデントでの連載記事
④:日本経済新聞での連載記事