自動販売機とコミュニケーション!? ソーシャルメディアを活用した新サービス
コラム
WEB×PR
2013.11.13

自動販売機とコミュニケーション!? ソーシャルメディアを活用した新サービス

日本コカ・コーラ株式会社は、携帯・スマートフォンを使って全国各地のコカ・コーラ自動販売機とコミュニケーションが楽しめるウェブサービス「ハピネスクエスト」を、2011年12月5日に開始すると発表しました。

「ハピネスクエスト」では、なんと全国に設置された同社の自動販売機に個別の名前がつけられており、異なる個性を持ったキャラクターとして登場するそうです。

利用者はモバイルサイトにログインすることでお気に入りの自動販売機を登録することができ、その中でも特にお気に入りの1台には自分で名前をつけることが出来ます。

そして、お気に入りに登録された”マイ自販機”にはウェブ上で手に入れられるアイテムを使ってキャラクターをカスタマイズ出来るのだとか。

アイテムを手に入れるにはモバイルサイトにログインすることで得られるポイントが必要で、集めたポイントで「ガチャガチャ」に挑戦するという仕組みになっています。

さらには”マイ自販機”からはメールが送られてくるなど、友達のようにコミュニケーションを取ることが出来るようになるそうです。

「ハピネスクエスト」のサービスの開始は2011年12月5日(月)10時からですが、オープンに先駆け11月14日(月)10時から事前登録を開始します。

“マイ自販機”をアイテムでカスタマイズ出来る、というのはモバゲーなどのSNSに見られる「アバター」に近い感覚でしょうか。

ポイントを集めてランダムにアイテムが手に入るガチャガチャに挑戦するという仕組みもソーシャルゲームに良くみられる手法に似ていますね。

また、「全国の自販機からログインする」「お昼の間に10台の自販機からログインする」などの特定の条件を満たすと勲章のようなものがもらえるのだとか。

最近では、やり込んだり収集したりするソーシャルゲームが流行っていますから、この「ハピネスクエスト」にものめり込むユーザーが出てくるのは間違いなさそうです。

コカコーラ社は以前よりソーシャルメディアによる取り組みに力を入れてきました。

同社がWeb上で提供しているアプリケーション「スゴイ自販機」も、2011年11月までに利用者数が約80万人に達し、利用回数が1億回を超えています。

今回の「ハピネスクエスト」はどのくらいの規模までブームが広がるのでしょうか。その動向に注目したいと思います。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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