2.ターゲット設定の流れ│ターゲティング/セグメンテーション/市場分析
コラム
経営戦略×PR
2013.10.17

2.ターゲット設定の流れ│ターゲティング/セグメンテーション/市場分析

1.ターゲティング

「何を」アピールしていくかが決定したら、それが「誰に」響くのかを考えます。

ここで間違えると、全く反響がなくなります。

例えば、新商品の深煎り缶コーヒーを子供や女性に売ろうとしても、あまり成果は期待できないでしょう。しっかりと「何を」にマッチした「誰に」を設定する必要があるのです。

実際に、「何を」で設定したポイントを評価して買ってくれたお客様が、どのような業種、業態、役職であったかなどを思い出してみましょう。

また、売上規模や従業員人数、ニーズや購買パターンなども、どのようなものが多いか調査します。

2.セグメンテーション

次に、「何を」の要素、つまりUSPを最も評価してくれそうなお客様を想定します。

お客様の属性を細分化して、最も効果が出そうな顧客を考えます。ここで、ターゲットが決定します。

3.市場分析

最後に、忘れがちですが、ターゲットとして設定したセグメントが、注力するに値する市場規模かどうかをチェックします。

このプロセスは、仮説で考える程度で構いません。本来はしっかりとした調査をすべきですが、googleで「○○市場」と入れて検索してみる程度で構わないでしょう。

動きを止めるよりは、仮説を元に行動して、結果検証してみる方が建設的ではないでしょうか。

次回に続きます。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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