コンプレックスを逆手にとったPR
コラム
経営戦略×PR
2016.11.24

コンプレックスを逆手にとったPR

皆さんこんにちは。
いよいよ冬が到来ですね。
寒くなるとついつい運動不足、食べ過ぎになりがちですが、健康管理には十分気を付けましょう。
さて、今回のテーマは
「コンプレックスを逆手にとったPR」です。
最近、一見すると人によってはコンプレックスに感じることをあえてポジティブに捉えてPRするイベントが行われています。
最近の関連トピックで言えば、
「東京ぽっちゃりコレクション」や、
「グラマラスぽっちゃりファッションショー」
等が挙げられます。
「東京ぽっちゃりコレクション」は、30代以上のポッチャリ系男性向けファッション&ライフスタイル誌「ミスターベイブ(Mr.Babe)」が企画した、日本初の”ポッチャリ系男性”のためのファッションショーです。
大きいサイズの紳士服を手掛ける洋服のサカゼンが特別協賛し、13人の出演モデルは、なんと全員がBMI25以上の肥満体型の男性、という異色のイベントです。
一方、「グラマラスぽっちゃりファッションショー」は、ぽっちゃりモデルの桃果愛さんプロデュースしたイベントで、来年3月に開催予定だそうです。
従来のぽっちゃり系ファッションショーとの違いは、一つの洋服ブランドが企画するファッションショーではなく、様々な洋服ブランドが出展するファッションショーであり、
ファッションショーを観にきた女性が、いちはやく流行ファッションの情報が得られるとともに、たくさんの女性がサイズを気にせずに、自分の好きなお洒落を楽しめるイベントだそうです。
この二つのイベントで共通しているのは、
おしゃれ大好きなぽっちゃり体型の方だけではなく、おしゃれの楽しさをまだ知らない方、
自分に合うファッションに出会ってない方、
太っていることで自信がない方等、
色んな人たちの一人ひとりの魅力を引き出せるきっかけ作りをしたい、
という主催者の想いではないでしょうか?
イベント主催関係者は、
「ぽっちゃり体型だからこそ似合う服も存在し、
相手に優しく柔らかい印象を与えることもできる。」
「自分が人前に出て活躍することが、
ぽっちゃり体型の人達の勇気につながる」
等と語っています。
人の長所や短所も、
結局はそれを見ている他人や自分の価値観で
知らず知らずのうちに決めてつけているのかも知れませんね。
一見短所に思えることも、少し見る角度を変えれば、
長所になることはこれからも沢山みつかると思います。
私自身もこの気持ちを大事にして日々を楽しく過ごしたい、と改めて思いました。
それでは今回はこの辺で。
また次回コラムでお会いしましょう。

執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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