【メディアが取り上げる夏のイベントとは?】
コラム
経営戦略×PR
2016.07.25

【メディアが取り上げる夏のイベントとは?】

7月も中旬に入り夏本番といいたいところですが、

まだ梅雨も明けておらず、暑かったり、雨でじめじめしたりとはっきりしない天気が続き、憂鬱な日々が続いていますね。

 

そんな私たちとは正反対に人生のパラダイスを迎えているのが子供たち。

学校も休みに入り、1か月間という長い自由を思う存分楽しんでいるようです。

 

しかし働く大人達とっては、これからが本番。

夏休みやボーナス商戦に向けて各企業、大きなイベントやPRの準備で大忙しなのではないでしょうか?

 

そこで今回は、少しでもアイディアの参考となればと思いまして、

最近行われ話題となった夏のイベントについてご紹介したいと思います。

 

その名も「夏休み2016 宿題・自由研究大作戦!」

東京ビックサイトで開催されました。

 

多くの企業が出展しており、小学生を対象にした数多くのプログラムを実施し親子で一緒に学び・体験できるイベントとなっております。

 

例えば、マルコメ株式会社では、味噌の食べ比べや作り方を学べ、実際に自分で作れるキットの販売も行いました。

約一か月間熟成させることにより完成するキットとのことで、毎日記録を付けることにより夏休みの宿題が出来てしまうとのことです。

 

また、世界シェアNO1を誇るTOYOTA L&Fでは、実際にフォークリフトに乗り体験することで子供たちに興味を持ってもらうといプログラムを行いました。

更なる認知度の向上とこれからの少子化に向けて少しでも人材確保をしようと究極の青田刈りを目的としているとのことでした。

 

PR視点で見てみると、今回のイベントはとても面白いと思います。

現にこの模様は、連日多くのメディアで取り上げられていました。

 

本来、夏のイベントや職業体験は数多く行われているため、

なかなかメディアが取り上げるネタにはなりません。

 

しかし今回は4つのフックをうまく組み合わせることで、途端にメディアに響く情報となりました。

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

・季節性 :夏休みというタイムリーな話題

・社会性 :子供がいろいろな職業体験・経験をつめる機会を提供している

・独自化 :参加するだけで簡単に宿題が出来てしまう

・ストリー:子供の学習に役立ち、企業としてはさらなるサービスの認知訴求や将来、就職先としてチョイスできるような取り組みができるため

消費者と企業にとってWIN-WINなイベントとなった。

 

 

このようにいくつかのフックを組み合わせることによりメディアが取り上げずにはいられない状況をうまく作っていると思います。

 

これから夏のイベントに向けて企画をすすめているPR・広報担当の方の考になればと思います。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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