リポジショニングPR
コラム
経営戦略×PR
2015.07.07

リポジショニングPR

最近は梅雨入りで雨が多くなり、ジメジメムシムシした日が続いています。

これからは夏に入り、汗をかくシーズンに入ってきます。

そんな中、汗をかいても気持ちよく過ごせるインナーがここ数年、アパレルメーカーから発売されています。

各社ともにロングセラーになると見込み、毎年少しづつ改良を重ねリリースしています。

このようなロングセラーとなり商品をPRする場合、時に視点を変えることが必要になります。

いわゆる「リポジショニングPR」と呼ばれる考え方です。

年齢、性別、地域、などこれまでのターゲットを変える、目的、
シチュエーションを変えるなどその製品やサービスが持つ
既存のポジションの「軸」をズラすことで、
新しい特徴やベネフィットを作りだすことが主な目的となります。

例えば「スイーツ男子」。

男子は甘いものを食べないという既存のイメージの中で、
甘いものをどうどうと食べたい!と思っていた甘いもの好き男子たちが
人の目を気にすることなく甘いものを食べられるというきっかけになりました。

男性がスイーツなんてちょっとイメージとは違うなと思いつつも、
実際周りに聞いてみると結構多かったりします。

隠れファンを顕在化させることにより、
似たような趣向を持つ人たちを巻き込むことで
新しい市場をブレイクさせる可能性ができています。

みなさんも視点をズラスことで
自社の商品やサービスの新しい可能性を探ってみるのはいかがでしょうか。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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