「遊び心」と「共有」したくなる動画作りとは?
コラム
経営戦略×PR
2014.11.29

「遊び心」と「共有」したくなる動画作りとは?

気がつくと秋も終わり寒くなっていますが
お元気ですか? 元気があれば何でも出来る
と言いたくなりますが。。

さて、今回のWebとPRの関係について、「動画」をテーマにお送りします。

2014年はなんと業界では、「動画元年」とも言われておりますが
企業が行うPRイベントや、プロモーションでも欠かせなくなっているのが
「動画」プロモーションです。

実は、「動画」については、以前からも使われていました。
例えば、マイケルジャクソンのスリラーを刑務所や、企業が大人数で踊ってみせたり。
直近では、某アイドルのフォー●ンクッキーを市役所や企業が行ったり、
今年ならALSのアイスチャレンジバケツリレーのように有名人が行う
動画リレーとして話題となりました。

「動画」がこれほど流行った理由としては、
スマホやタブレットの普及により手軽に編集が出来るようになった。
そして、視聴者がTVからスマホに移り
移動中や空いた時間に「動画」を見ている土台ができたことが
あげられます。

「動画」を扱う上で重要になるポイントが以下になります。
・え!あの企業がという意外性を歌いストーリーのこもった物を作り、
視聴者の度肝を抜くもの。
・話題の「動画」プロモーションに乗っかる。

上記2つを意識したら成功する!と言う考えであれば失敗します。

必ず必要になるのが「共有」できるものであるということ。

例えば某飲料メーカーは、主人公の女子高校生が友達を追いかけながら、
学校や、ビルから飛び降りたり、忍者さながらのアクションを展開し、
最後に一緒にジュースを飲んですっきりする
という見る人が「共有」したいと思う「遊び心」を盛り込んだ物を作ったりしています。

最近では、企業の記者会見にも動画配信を行ったりするケースも増えています。
個人的には、ただの記者会見を配信しても、大手メーカーでない限り見ないだろうなと、
どうせやるならもっと「遊び心」まで踏み込めば良いのにとよく感じます。

それくらいターゲット問わず企業メッセージを届けられる
「動画」はむしろなくてはならないマーケティングツールとして
活用していく事で、PRのフックにも繋がりそこから露出に繋がる事も
増えてきます。

番組によっては、視聴者からの「動画」を募集するコーナーも増えているので
PRマンがこれから企業担当に対し、「動画」プロモーションを提案するなら、
「遊び心」と「共有」したくなる動画作りを意識されると、
顧客満足度をあげプロモーションの成功を実現できそうですね。

ではでは次回をお楽しみに。


執筆者・監修者
上岡正明
経済記者・経済コメンテーター
戦略PRプランナー・著書26冊累計105万部のビジネス作家
登録者25万人のYoutuber
上岡正明

MBA(多摩大学院経営情報学修了)
テレビコメンテーター
多摩大学客員講師(18,19)
帝塚山大学客員講師(19)
登録者24万人のビジネス系YouTube

「スーパーJチャンネル」「めざましテレビ」「王様のブランチ」「クイズミリオネア」等の元放送作家。日本を代表するPR戦略の専門家で、企業広報のスペシャリスト。未上場から上場企業まで戦略PRを手掛けたクライアントは300社以上。

広報ブランディング、新規事業構築、外資系企業の国内イベント、海外プロモーション支援のコンサルティング会社代表。現在まで約20年間、実業家として会社を経営。これまでに三井物産、SONY、三菱鉛筆、日本瓦斯など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。

代表的なコンサルティング案件としては、日本中の女性たちの心を動かした「表参道のパンケーキブーム」、1年で200万台以上を売り上げた「ふとん専用掃除機レイコップ」、世界が注目する食イベント「肉フェス」、1カ月で6000万人(日本の約半分)にバズらせた「ジャポニカ学習帳“昆虫の表紙が変わった?”」がある。

経営と並行してMBA(情報工学博士前期課程)取得。東京都中小企業振興公社講師。成蹊大学、多摩大学、帝塚山大学の客員講師。東洋経済新報社、ダイヤモンド社、朝日新聞出版社、PHP出版、総合法令出版社、アスコム社、大和出版、すばる舎、宝島社から累計21冊80万部の著書を上梓。

日本神経心理学会、日本行動心理学学会、行動経済学学会、一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

日経ヴェリタス・東洋経済オンライン・ダイヤモンドオンライン・プレジデントの4大経済メディアで専門家として記事連載もおこなっております。お読みになりたい方はこちらからご覧下さい。

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